そして、それに輪をかけて面白いのがお豆さん。
老若の違いで呼び名を変えてみたり、同じ品種でもその土地土地で呼び名が変わること変わること。
どぉ考えてもここら辺りにしか通じぬであろう名を持つものも多々ありますわね。
和風の絣模様を特徴としつつ、海外でも瓜二つのお豆が存在していたりして自由気ままこの上なし。
先の3連休を利用し、根尾の伯母宅に遊びに行きましたよ。
いつも通り新鮮なお野菜をたっぷり持たせてもらったのですが、その中のこのお豆が気になった。
『あん?まぁそんなようなモンやわ・・・名前は違うぞ・・・そんな名前とは違ったぞ』
・・・伯母さん、何なのですか?この豆の名称は・・・気になります。
あまりしつこく聞くと岐阜弁でペシっと怒られるので、モヤモヤだけが残りけり。
調べてみたら、どうやら千石豆で間違いはないらしい。
但し意外と千石豆ってマイナーな名称のようで、多くは “フジマメ” と名乗っているそう。
私が知っている千石豆は綺麗なグリーンですが、このようなすみれ色がかったもの等品種も豊富。
関西ではこれを “インゲン豆” とも呼ぶのだそうな・・・あぁ難しい。
とりあえずこの千石豆を朝食に。
どう調理してよいのか分からぬ食材に対し、私は “白和え” という手段を迷わず選びます。
本日は根尾のどっしりとした “薄墨豆腐” 使用ですので、フードプロセッサーの力も借りましょうね。
- 乾煎りした白胡麻をしっとりするまで丁寧に丁寧に擂ります。
- 酒粕・みりんをお鍋に合わせ入れ、弱火でゆっくりと練りながらアルコールを飛ばします。
粗熱をとっておきましょう。 - しっかり水切りをした木綿豆腐・2をフードプロセッサーに合わせ入れ、滑らかになるまで攪拌します。これを1のすり鉢に加え、白味噌・白だし醤油を加えて丁寧に擂り混ぜましょう。
- たっぷりの熱湯にお塩を加え、千石豆を湯がいてザルにあけます。
この色のお豆によくあることですが、湯がくと紫色は薄まります。
千石豆の水気をしっかりと切って、すり鉢に加えて丁寧に和えれば出来上がり。
和える前、和え衣を少し千石豆ですくって味見をすれば失敗なく仕上がります。
思えばこの類の小さなヒントは、いつも根尾の伯母から教わっています。
台風通過の影響で、今朝はものすごい風音で目が覚めました。
そんな強風など気にする様子もなく、主人は連休明けの朝食を楽しみに起きて参りました。
休み明けの主人のお楽しみは、目下 “イワシのお酢煮”
- 今週のイワシは小ぶりでしたので、いつも以上に中骨までやわらかく仕上がりました。
手順は以前の日記から ⇒ ☆
木の芽をたっぷり加えてみたり、山椒風味にしてみたり・・・細かなアレンジを加えて楽しんでおります。本日は紫蘇の実を加えてみたのですが、その存在感たるや微々たるものでした。
里芋の収穫がそろそろ始まりました。根尾の伯母が持たせてくれた “ヤツガシラ” を一緒に。
ホクホクのヤツガシラは煮込み料理にぴったりの品種です。
今朝の食卓。
千石豆・薄墨豆腐・ピーマン・ヤツガシラ・・・伯母が持たせてくれた食材で満たされております。
- 主人のお腹周りが気になる連休明け。
主食は、干し貝柱でお出汁をとった雑穀粥と参りましょう。
具沢山のお味噌汁は、胡麻油をほんのり効かせた赤味噌仕立てで。
そうそう・・・近頃主人は、お茶に興味を示すようになりました。
前回京都を訪れた際に購入したほうじ茶が気に入ったらしく、朝のお茶係はもっぱら主人。
時間つぶしに立ち寄ったお茶屋さんで出された玉露に至っては更に興味深々の面持ち。
同じ茶葉を調達してはホクホクと満足顔。
・・・でもその玉露を淹れるのは、主人ではなくて私なのよね。
『茶香房 長竹』 さんの玉露、さてさて再現は出来るのでしょうか・・・
先ほど、小さな我が家において2台目のワインセラーが届きました。
主人の趣味はどこに向かおうとしているのでしょうか・・・