2014年10月12日

京都に行って参りましたよ、いつものコースですよ。

本来、フランス料理一辺倒だった主人の心を鷲掴んだ京都のお店 “御料理はやし” さん。

濃い味好きだった主人がシンプルな和食を理解しようと、それはそれは日々努力しておりました。
自宅用に高価な調味料他を調達するようになったのも、そんな涙ぐましい理由からでしたわねぇ。

そんな彼が目論んだのは、春夏秋冬京都に出向いて “御料理はやし” さんを探るという計画。
今回その目論見最終シーズン、秋の “御料理はやし” さんに行って参りましたよ。

のんびりお昼過ぎに岐阜を発ち、正に “御料理はやし” さんに行く為だけの京都であります。

以前は “京都で着物は怖い・・・” と敬遠しておりました和装も今では解禁。
主人にはあまり評判よろしくないダークな “紬の絵羽” を選んでみました。
着物と同じくダークな渡文の紬帯を敢えて締めてみたのですが・・・ちょっと地味過ぎたかしら。
京都を歩く美しい着物姿の女性を横目で眺めつつ、一歩ずつ着物のセンスも向上することでしょう。





秋の御料理はやしさんは高級食材満載で、青二才の我々には恐縮してしまう程でありました。
それにしても毎度毎度のこの食べ心地の良さと言ったら・・・食事の後、バーに行くほどの余裕。

小さなスペースに並ぶお土産は、もちろんご主人自慢の味ばかり。
はやしさんの味をお家でも楽しみたくて、いつ頃か必ず一品主人に買ってもらうようになりました。
今回 “栗の渋皮煮” はたまた “梅干し” にしようか悩んだ末、お出汁で仕上げたという “梅干し”に。

『今夜は賑やかでご免なさいね』 ・・・と奥さまが塩昆布を持たせて下さいました。
思わぬ幸運に顔はホクホク。
奥さまが誇らしげに語っていらっしゃった梅干しと並び、帰宅した後のお楽しみが出来ました。





旅行先とて朝には滅法強い体質・・・強過ぎる嫌いもありますけどね。
今の時期大好きな未明の月、京都のホテルからもつい見えなくなるまで眺めてしまいました。
こんなことしているから、移動中の車の中でぐっすり寝入ってしまうのです。反省。











観光もせず、翌日は平安神宮近くにありますタンドリーチキンの専門店 ”セクションドール” さんへ。

前回お邪魔してから、こちらの味を盗んでやろうと日々研究中。
壁に伸び伸びと記してあるお店のレシピも既に解明済み。
若いシェフの所作を食い入るように見つめる私・・・所詮は素人、盗むなんて身の程知らずだわね。

こちらのお店、タンドリーチキンはもちろんですが兎に角ビールが美味しい。
美しくて美味しい。
いつか主人にも飲ませてあげたいものですが、高速道路の運転苦手なのよね・・・私。










さて。
そんな優しい主人から、今回の京都旅を記念して嬉しいプレゼントがありました。

時間つぶしにふらりと立ち寄った錦市場、 “有次” さん。
細長くて小さな包みの中身は・・・

“まな箸” です。
御料理はやしさんにて、盛り付けに使われているのを見てからずっと欲しかったもの。
当然ですが “盛り付け専用の箸” として考えると安いものではありませんので躊躇しておりました。
買いやすいお値段で竹製のものもありましたが、よくありますように一端手にしてしまうと・・・ねぇ。

私が使うものですので、私の手にあったいちばん短な四寸サイズのものを。
持ち手は黒檀でなくお安い朴の木製、先は丸いタイプを選びました。
主人に気を使ったのではなく、これがいちばん手に馴染んだから。

但し・・・まな箸が我が家にやってきて、いちばん喜んでいるのは私ではなくきっと主人。
主人はこの類のお買い物が大好きですからね。
でも折角の主人からのプレゼント、しっかりと使いこなして参りますよ。

先ずはキャラ弁でも作ってみましょうか・・・ウソですってば!冗談ですってば!!

posted by しんさん at 09:13 | Comment(0) | 旅行とお出かけの日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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