はかないまでに繊細なあのカダイフの食感、大好きなんです。
つい最近のお話。
主人と話していて、この歳になって初めてカダイフが小麦粉から出来ていることを知りました。
え!あれってじゃが芋じゃぁないの?
プロの手にかかると、じゃが芋があのような糸状になるのだ・・・カダイフはじゃが芋なんだ・・・
ずっとそう思っておりました。
悔しいので、在庫豊富なじゃが芋消費も目論みつつ “じゃが芋カダイフ” なるものを作ってしまおう! ・・・器量は悪いが、案外美味しい。
実際のカダイフの食感と比べ物にはなりませんが、サクサクしてこれはこれでお気に入り。
なにより、思ったより大量のじゃが芋を消費出来たことが嬉しい。
じゃが芋カダイフ、多々改善点はあるものの再チャレンジの可能性は大です。
思ったより簡単ではありますが、前述の通り要改善は否めません。
あくまでも備忘録といったところ。
- フィリングには生鱈の切り身を使いました。
さっと洗ってしっかりと水気を拭き取り、フードプロセッサーでミンチ状にします。
これを軽くまとめてお団子状にし、青紫蘇の醤油漬けを巻いておきましょう。 - じゃが芋は皮をむき、スライサーでスライスして細く細く千切りに。
じゃが芋をお水に晒すことなくビニール袋に移し、オリーブオイルをまぶしましょう。
ここで改善点@
じゃが芋をキッチンペーパーの上に並べ、水気を除いてからオリーブオイル・・・の方が良かったかも。意外とじゃが芋から水気がでます。 - ラップの上に2をひろげ、1を中央に置いて上にも2をたっぷりと散らします。
茶巾の要領でラップで包み、そっとラップを外してオーブン用の網の上に。
網の下に敷く天板にはアルミホイルをひろげておきましょう。
早くも改善点A
当然ですが、じゃが芋がぽろぽろとはがれ落ちます。
鱈にうっすらと小麦粉をふれば多少は改善されるのではないかしら。 - 網を通して下に落ちてしまったじゃが芋を、拾ってお団子の上に散らしましょうか。
200℃に予熱したオーブンにそっと移し、様子を見ながら15〜20分焼けば出来上がり。
アルミホイルの上に落ちてカリカリになったじゃが芋を拾い、トッピングに使いましょう。
お皿に盛り付け、軽く塩胡椒して召し上がれ。
見た目よりじゃが芋がたっぷりですので、十分主食として通用するのではないかしら。
え?
この料理って、カダイフもどきじゃぁなくて “パイユ” なる立派なお名前をお持ちなの?
ふーん。 本日のお弁当はこれを主食に、ムングダルのスープを添えてみました。
今週は今のところカレーの日がなくて、きっと主人は悲しい思いをしていると思います。
スパイスを存分に効かせ、ムングダルの形がなくなる程やわらかく煮たダールカレー風スープです。
- クミンシード・ブラウンマスタードシード・軽く潰した黒胡椒・オリーブオイルを圧力鍋に合わせ入れ、細かな泡が立つまで焦がさないように炒め合わせます。
ニンニク・生姜・青唐辛子 (全てみじん切り) も加え、香りが立つまで炒め合わせましょう。 - みじん切りにした玉ねぎ・あられ切りにした人参・ターメリックパウダーを順に加え、その都度丁寧に炒め合わせて参ります。
全体が馴染んだところで、押し麦・さっと洗ったムングダルを加えてお水を注ぎましょう。
強火で煮立て、5分加圧します。 - 圧が自然に抜けるのを待って圧力鍋の蓋を開け、必要ならばお水を足して再度火にかけます。ダルを軽く崩しながら煮立て、あられに切ったカボチャを加えましょう。
カボチャが十分やわらかくなったら牛乳を注ぎ、グリーンコリアンダーパウダー・ガラムマサラ・お塩を加えて仕上げます。器に盛り、ヨーグルトを添えて出来上がり。
昨日お弁当にした “じゃが芋パンのホットドック”
ひとつだけ残っていたので、半分こして朝食の一品にしてしまいましょうか。
じゃが芋カダイフのフィリングにした鱈のお団子、これも数個余ってしまいました。
ならば、お吸い物の具にしてしまいましょうか。
- シャキシャキの蓮根と共に、もっちりとした鱈団子のお吸い物。
たまにはお味噌汁でなくてお吸い物も良くはなくて?主人。
週半ばですが、今週は主人の都合等々でお弁当は本日が最終日。
今週も多くのじゃが芋を消費致しました。
おかげで、野菜室にはかなり隙間が見られるようになりましたよ。
じゃが芋の保存には色々な手段があるようですが、我が家の場合は断然野菜室。
新聞紙一冊分でしっかり包み、光を遮断すべく色の濃いビニール袋に入れて口を閉じて野菜室へ。
汗をかいていたらこまめに拭き取るよう心がければ、発芽もせず腐ることもなし。
但しこの方法、場所をものすごく取る点だけがタマニキズなのよね・・・