先の十五夜の芋名月と並び、十三夜の美しいお月様にお豆や栗をお供えするロマンティックな日。
さて。
丁度昨日覗いたJA直売所で、 “瑞々しい枝豆” と “珍しいさや付き落花生” を調達致しました。
有り合わせではありますが、オリジナルのお月見団子をこしらえました先日の芋名月 (⇒☆)
片見月では縁起悪いと言いますものね、朝食は豆づくしと参りましょうか。
モチモチのじゃが芋団子を、フレッシュな枝豆を使った浸し豆と共に椀にしてみました。
主人はイヤな顔をするかしら・・・そんな不安は、本日の強風と共に吹き飛ばされました。
飛び切りの白だし醤油を使った綺麗な色合いに、主人好みの食感・・・しめしめ。
そして、珍しいさや付き落花生はシンプルな塩茹でに。
ほやっとまだ温かい塩茹では、炒ったものとは全く別の食感・風味でいちど食べたらたちまち虜。
・・・ちょっと大袈裟かしらね。
豆名月の豆づくし3つめ。
ずんだ餅風ではありますが、お餅はもちろんじゃが芋団子で代用。
フードプロセッサーで作った簡略版ずんだ餡ではありますが、これが驚くほどに美味しい!
正直、今までちょっと苦手だったずんだ餡。
簡略版でここまで美味しいとは・・・手前味噌にも程があるかしらね。
明け方から台風の影響で強風吹き荒れておりました岐阜市内、只今は強風ながらも秋晴れです。
台風の被害がこれ以上ないことを願いつつ、今宵十三夜の美しいお月様を期待致しております。
先ずは “枝豆” と “さや付き落花生” のゆで方を備忘録。
いつぞやテレビでちらりと見かけた “枝豆にはお塩+お砂糖” を実践してみましたよ。
- 枝豆は200〜300gを対象に。
塩もみ・サヤの両端切りは不要だそうです。
お水 600cc
お塩・お砂糖 各12g (大さじ1弱)
と共にお鍋に合わせ入れ、蓋をして沸騰するまで3分間茹でます。 - 沸騰したら更に3分前後、お好みのかたさになるまで茹でてザルにあけます。
・・・とあったのですが、沸騰後は蓋を外すべきだったのかしら?
私は蓋をしたまま3分弱茹でて、しかもしばらく蒸らしてしまいました。
その辺りがウロ覚えでしたので、折角の情報を活かし切るに至らなかったかも・・・
落花生は奇をてらわずいつもの通り塩茹でに。
- お水 1.5〜2ℓに対し、お塩は大さじ1。
沸騰したところに綺麗に洗った落花生 400gを加え、蓋をして20分茹でます。 - 火を止め、蓋をしたまま10分蒸らせば出来上がり。
ザルにあけてホコホコの食感をお楽しみあれ。
多少の疑問が残りはしましたが、枝豆が美味しく茹で上がったので浸し豆を作りましょうか。
- じゃが芋団子の作り方はこの日の日記を参考に ⇒ ☆
本日の分量は、
じゃが芋 小4個 (皮付きのまま茹で、熱々のうちに皮をむいた状態で300g強)
片栗粉 70g
強力粉 45g
薄力粉 20g
で、ホームプロセッサーver. / フィリング無しver.で作っております。
じゃが芋団子が出来上がったところで、浸し豆へと工程を進めて参りましょう。
いつもならば乾燥青大豆で作ります (⇒☆) が、フレッシュな枝豆でもそれはそれは美味しいの。
- 鰹だし 300cc
みりん 大さじ2
お塩 小さじ1/3
白だし醤油 ほんの少し
以上をひと煮立ちさせ、ここに莢から出した枝豆・じゃが芋団子を加えましょう。
煮汁が完全に冷めるまで浸しておきます。 - 穴じゃくし等を使い、枝豆・じゃが芋団子をすくってお椀に盛ります。
お出汁だけを温め、そっとお椀に注いで出来上がり。
ギリギリの味付けが身上です。
シンプルな味付けですので、みりんは是非上質なもので。
塩茹でにした枝豆が残りましたので、これを使ってお昼用のずんだ餡を。
手順・・・と言うほどでもありませんけどね。
- 莢から出した枝豆 (簡略版ですので薄皮はそのままです)
水飴
極少量のお塩
以上をフードプロセッサーに合わせ入れて攪拌します。
様子をみながら上白糖・蜂蜜を少しずつ足していき、滑らかに攪拌すれば出来上がり。
上記のじゃが芋団子にたっぷり添えて召し上がれ。
じゃが芋団子は冷めてもかたくなりませんよ。
ただ、これが本当に美味しい!
今まで食べていた市販のずんだ餅はなんだったの?って程に美味しい!
豆名月ver.で、塩茹でにした落花生を添えてお弁当に。
さーて、細々長々と綴って参りました。
本日のような食材ありきの献立って、作っていて特に楽しいのよね。
特に相手が豆類となると、ついついのめり込んでしまう・・・
豆づくしだけにあらず、連日のじゃが芋攻撃に付き合わせている主人への感謝の念も忘れません。
- 目下主人のお気に入り、イワシのお酢煮もちゃんと用意いたしておりますよ。
分量・手順はいつも通り ⇒ ☆
今の時期、丸々と太って脂がのったイワシは本当に美味しい。
主人でなくとも、お魚屋さんで見かけるとついついイワシを選んでしまいます。
以上。
我が家の豆名月、豆づくしの朝食〜お弁当の日記でありました。
枝豆も落花生も既に完食・・・お月様にお供えする気は毛頭ないってことなのよね。
寛大なお月さま、今宵は手ぶらで愛でさせていただきます。