2014年09月01日

9月です、月曜日です、手当たり次第にお料理します!

8月終盤に続いた雨空に加え、ありゃ?って程に涼しくなって9月突入です。
9月7日の名古屋をどり、予定していた夏着物では変かしら・・・笑われるかしら・・・目下悩みのタネ。

まぁ良いや。
ボケたふりして堂々と夏着物を着て参りましょう、別に罰金取られるワケでもなし。

悩みがすっきりしたところで本日月曜日。
お弁当をお休みして、朝食だけに集中できる主人も私も楽しみな週の始まりです。
先ずはお魚。

いつぞや初めて作ってみた 『イワシのお酢煮』 がすっかり気に入ってしまった主人。
いつもあれこれと悩むお魚屋さんの前で、昨日は丸々したイワシにはい!即決。

圧力鍋で骨まで食べられる程に煮込んだイワシのお酢煮、こちらが今週のお魚料理です。
手前に見えるのは、初挑戦初収穫の “なた豆” ですよ。
甘長ピーマンと共に彩りにしてみました。





どうしても規制が厳しくなるお弁当に反し、自由な朝食料理は本当に楽しい。
先日、 “ばぁば” ことお料理研究家の鈴木 登紀子さんの気になる茄子料理を見かけました。

茹でた茄子を水切りし、うんと冷やしていただく 『茄子のお刺身風』 。

根尾の伯母が持たせてくれた “長茄子” 使用ですので、オリジナルとはかなり異なる佇まい。
でも要点はちゃんと押さえてありますよ (多分ね) 。
同じく根尾の伯母が持たせてくれた新生姜の甘酢漬け・たっぷりの鰹節でいただきます。





そしてこれまた今シーズン初挑戦・初収穫の “カリモリ” で作った酒粕漬け。
先週作った “ぬか漬け” と “浅漬け” に遅れること1週間、あっさりとした酒粕漬けの完成です。

よくある飴色した酒粕漬けは手間も時間もかかります故、こちらの酒粕漬けはうんと簡略版。
本漬けの後、2〜3日で美味しく食べられます。
あっさりした夏のお漬物です。

イワシのお酢煮・長茄子のお刺身風・かりもりの酒粕漬け。
使いたい食材を使って規制なしで作るお料理・・・なんて楽しいのかしら。










イワシのお酢煮、手順は先々週の日記から ⇒
脂ののったイワシが梅干し煮以上にさっぱり食べられ、それでいてイワシらしく仕上がります。





  • 内臓処理をしたイワシをしっかりと洗い、しっかり水気を除いて爪楊枝で表面を突く・・・
    これだけでぐっと味も仕上がりも向上します。

    途中で加えるなた豆・甘長ピーマンも然り。
    爪楊枝で表面を突いておきましょう。味がしみて美味しくなりますから。

    煮汁が煮立ったところに下処理したイワシを重ならないように並べ入れ、15分加圧します。
    圧が自然に抜けるのを待って彩り野菜を加え、煮汁を回しかけながら煮詰めて参りましょう。
    仕上げにお酢を大さじ1ほど加え、軽くひと煮立ちさせて仕上げます。

    初めてのなた豆の感想は・・・うーん、別に・・・といった感じかしら。










鈴木登紀子さんが紹介していらっしゃった 『茄子のお刺身風』
その昔、祖母 (しんさん) がよく茹で茄子を作って子供ら全員に不評だったとよく聞かされたっけ。
同じ茹で茄子でもこれならきっと高得点を得られるハズ。
  1. 茄子は綺麗に洗ってヘタを落とし、そこそこの長さに切り揃えましょう。
    たっぷりのお水・茄子・落としたヘタを合わせて強火にかけ、落し蓋をして煮立てます。
    煮立ったら強めの中火に火加減を少々落とし、7〜8分茹でましょう。

  2. 箸で挟んで茄子がやわらかくなっていればOK。
    ザルにあけて粗熱をとり、巻きすに巻いて重石をします。
    茄子の厚みが半分ほどになるまで水を切り、うんと冷やして薬味を添えて召し上がれ。

    重石をしたまま、ひと晩冷蔵庫に入れておけばバッチリです。
    今朝は新生姜の甘酢漬け・たっぷりの鰹節でさっぱりといただきました。










かりもりの酒粕漬けは、前述の通りの簡略版です。

本来はたっぷりのお塩に漬けて数日間。
これを干してから更に酒粕・ザラメ糖を使っての本漬けをし、1ヶ月以上は優にかかります。
でも簡略版酒粕漬けなら、2〜3日であっさりとしたかりもり漬けが食べられますよ。
但し保存は効きませんけどね。





  1. かりもりは小ぶりなものを1個、半分に切って種とワタを綺麗に取り除きます。
    正味550gといったところ。
    かりもりの2〜3%程度 (今回はひと切れにつき小さじ1強といったところ) のお塩を断面側によくすり込み、断面を上にして冷蔵庫で半日以上おきましょう。
    窪みにたっぷりとお水が溜まってきたら次の段階へ。

  2. 水気をしっかりと拭き取り (お水では洗わず丁寧に拭き取ります) 、今度は1%程度 (今回はひと切れにつきそれぞれ小さじ1/2程度) のお砂糖を断面にすり込みます。
  3. 酒粕 70g・白味噌 30gを合わせ、みりんでのばしながらバーミックス等でペースト状にします。これを断面にしっかりとぬり、断面同士を合わせてビニール袋へ。
    空気を抜いて口をしばり、水気がもれることを考慮してタッパー等に入れて冷蔵庫へ。

    2〜3日で味がなじみます。
    酒粕を洗ったりせず、そのまま食べやすい大きさに切って召し上がれ。











週末遊びに行った折、根尾の伯母が持たせてくれたお惣菜も盛り付けて。

主人のお気に入り、イワシのお酢煮には初収穫のなた豆も添えて。
作ってみたかったお茄子のお刺身風は、器ごとうんと冷やしてありますよ。
かりもりのお漬物はぬか漬け・酒粕漬けの2種。人参のぬか漬けも忘れずに。






  • 今朝の食卓で、唯一スーパーのお世話になった野菜が豆苗。
    さっと茹でて醤油洗いをし、白だし醤油で和えて白胡麻をひねっただけ。
    シャクシャクとした食感が身上です。

    多く作り過ぎてしまった刺身風茄子は、お味噌汁の具にも有効利用しましょうか。
    予めお椀に入れておき、とろりとしたオクラのお味噌汁を熱々の状態で注ぐだけ。






朝からしとしとと降り続く雨のせいか、ちょっと肌寒いくらいの陽気で9月入りです。
来週は早くも芋名月・・・今年の中秋の名月は早めです。

残暑はどこに行ってしまったのでしょう。
出番の少ない絽の夏着物、最後にもう一度くらい袖を通してみたいのですけど・・・
新サンマもちらほら店頭に並び始めたし、柿の実も大きくなってきました。このまま秋なのかしら。

posted by しんさん at 15:19 | Comment(0) | 月曜はお味噌汁を尊ぶ朝食を | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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