ショックでした・・・少し泣きました。
何がきっかけだったのか、新しいフードプロセッサーを買う気になったのはつい数日前のこと。
ワクワクして眠れず、未明に目が覚め今に至っております。
こんな時はキッチンに立っても、どことなく地に足つかずといったところ。
在庫食材でちまちまと地味なお料理を作って、先ずは平常心に戻りましょう。
お弁当の主食は、マイタケの天むすです。 この後、つらつらつらつらと地味なおかずが続きます。
今シーズン初めて栽培・収穫した “かりもり” で、お漬物を2種。
しめ鯖・ずいき・金時草の酒粕和え、これは朝食の丼にも有効利用。
歯医者さんの雑誌でみかけ “棒寒天の和え物” ・・・を思いっきりアレンジした一品。
地味なのに意外と時間がかかりました。草臥れました。
主食は、名古屋名物 “天むす” ですが、エビではなくマイタケを具にしてみましたよ。
名古屋名物とは言われておりますが、実は主人思い出の地 三重県は “津” の名物だとか。
極少量の天ぷらなので、衣生地に卵は使いません。
それでもサクサクに揚がりますよ。
- ご飯は予め熱々を用意しておきましょう。
十六雑穀入りのご飯を使います。 - マイタケは石突きを除き、大きくほぐしてしっかりと水気を拭き取ります。
油がハネないよう、とにかく水気をしっかりと拭き取って下さい。コツはこれだけです。 - 薄力粉 ・ 片栗粉 ・ よく冷えたお水 各大さじ1
レモン汁 大さじ1/2強
以上をよく混ぜ合わせます。目安は “ちょっとゆるめのパンケーキ生地” って感じかしら。 - 2のマイタケに薄く薄力粉をまぶし、衣生地にさっとくぐらせましょう。
予め熱しておいた揚げ油でからりと揚げ、網の上でしっかりと油を切ります。 油を切ったらバット等に移し、熱々のうちにだし醤油をからめておきましょう。 - 手の平をお水で湿らせて軽くお塩をふり、少なめのご飯を乗せます。
マイタケを包み込む感じでふんわりと握り、形を整えて海苔を巻けば出来上がり。
初めての栽培で収穫に至った “かりもり” は、愛知県の伝統野菜。
この辺りではこの名前で親しまれておりますが、一般的には “青瓜” とか “堅瓜” とかいうのかしら。
飴色に使った “かりもりの粕付け” なんて有名です。
本日は手軽な “ぬか漬け” と “浅漬け” で。
- これが “かりもり”
先ずは両者共通、縦半分に切って種とワタを丁寧に除きます。
皮が汚れていて気になる部分があったら、ピーラー等で部分部分むいてしまえばばOK。 ぬか漬け用には必要に応じて更に縦にカットし、全体にお塩をまぶして糠床に埋めるだけ。
小さな小さな我が家の糠床、ひと晩で良い感じに漬かってくれましたよ。
- 胡麻油を効かせた浅漬け用には、縦1/4にカットしたかりもりを5ミリ程度の薄切りに。
正味量の2パーセント程度のお塩をふり、重石をしてひと晩冷蔵庫へ。
キッチンペーパーに包んでしっかりと水気をしぼり、干し貝柱・胡麻油を加えて和えましょう。
極々少量の白だし醤油を加えても。
ラップをして冷蔵庫に移し、うんと冷えた頃が食べ頃です。
先日歯医者さんへ行った際、待ち時間に雑誌を読んでおりました。
どこかの旅館のおかみが興味深い料理を伝授していらっしゃったので、早速在庫食材でアレンジ。
棒寒天とじゃが芋の梅和えです。 確かオリジナルではキャベツを使っていたかと・・・
呼び水までして本格的なお漬物を作っていらっしゃったのですが、そこはまぁスルーして。
ついでに備忘録も今日はスルー。
そんなこんなで、本日のお弁当はこんな感じで完了。
主食はマイタケの天むす。
かりもりのおつけもの、お弁当用には浅漬けだけ。
棒寒天とじゃが芋の梅和え。
しめ鯖・ずいき・金時草の酒粕和え。
しめ鯖のアレンジ料理が続いております。
本日は酒粕和えなのですが、何分主人があまり酒粕を得意と致しておりません。
しっかり加熱してアルコールを飛ばして使います。
- 酒粕・お酒・みりんをお鍋に合わせ入れ、弱火にかけて練り混ぜます。
滑らかに混ざったところで火を止め、白味噌を加えて混ぜておきましょう。 - 金時草はさっと茹でて冷水にとり、醤油洗いをしておきます。
ずいきの戻し方はこちら ⇒ ☆ 、お酒・少量の鰹だしで炒り付けておきます。
しめ鯖 (市販の冷凍品) は半解凍の状態で中央に切れ目を入れた薄切りに。 - 以上を全て合わせ、丁寧に和えれば出来上がり。
朝食用にはこれをたっぷりとご飯の上に。
胡麻をちろりとひねり、お好みでお醤油をほんの数滴たらして召し上がれ。
長い長いダラダラの日記になってしまいました。
それでも今、私の頭の中はフードプロセッサーがチラチラと横切っては消えしております。 ホームベーカリー・・・キッチンエイド・・・今まで私のセンサーにかすった家電は多々ありました。
『いいよ、買ってあげるよ』 との軽い主人の言葉に、いつも踏み止まってしまうのよね。
そして、何年ぶりかのフードプロセッサーが間もなく我が家にやってきます。