あれ?そうだっけ。
そう言えばパエリアか何か作った後、残ったイカワタと冷凍里芋で作ったっけ・・・
ワインとパエリアの後、イカワタ煮と焼酎で再開したっけ・・・
という訳で、今週月曜日のお魚はイカに決まりです。
週末根尾の伯母の畑から頂戴して参りました大根を使って、主人念願のイカワタ煮ですよ。
主人、思い出のイカワタ煮はもっともっと濃厚だったと言いたいのでしょ?
これは上品過ぎると言いたいのでしょ?
イカの種類・時期・他の食材によっても仕上がりは変わってくるものなのよ。
あれはあれとして、思い出にしておきなさい。
『イカワタ煮?良いわよぉ!ちょちょいのちょいよぉ!』
・・・なんて安請け合いをしたものの、イカの下処理って意外と面倒なのよね。
ワタを抜き取るのは大得意だけど、皮をむくのがねぇ・・・この手間、想定外でした。
- イカは内臓・軟骨を丁寧に取り出し、キッチンペーパーを使い胴体の薄皮をめくります。
胴体を使うのならば輪切りに。
私は後別のお料理に使うとして、冷凍保存と致しましょう。イカワタ煮はゲソで十分よ。水中で目玉を取り除いて触手の先端を落とし、吸盤のかたい殻をしごき落としましょう。
軽く包丁でたたきながら細かな切れ目を入れ、食べやすいよう切り分けます。 - 抜き取った内臓から墨袋をそっとはがし、薄い膜からワタを丁寧に扱き出します。
最後は水を張ったボールの中でふり洗いし、膜に残ったワタも丁寧に使いましょう。 - 皮をむいて乱切りにした大根を圧力鍋に移し、ゲソを散らします。
ひたひたにお水を注ぎ、白だし醤油・お酒を加えて強火にかけましょう。
丁寧にアクを除き、イカワタを加えてざっと混ぜます。 - 圧力鍋の蓋をし、加圧すること約5分。自然に圧が抜けるのを待ちます。
再度火にかけて煮立て、里芋を加えましょう。
里芋は冷凍保存したもの。凍ったまま煮立った煮汁に加えます。
中央に穴をあけたキッチンペーパーを落し蓋にし、しばらくことことと煮詰めましょう。 - 里芋が十分にやわらかくなったら、煮汁を少々とって白味噌をとかします。
これをお鍋に戻し入れてひと煮立ちさせ、塩茹でしたインゲンを散らして出来上がり。
内臓からそっとはがした墨袋、せっかくですもの “イカスミ汁” と参りましょうか。
初めてのイカスミ汁、見たことも食べたこともありませんがまぁこんな感じかしら・・・と初挑戦。
- 水を張ったボールの中で墨袋を丁寧に扱き、中の墨を扱き出します。
- 濃い目にとった鰹だし・イカスミをひと煮立ちさせましょう。
ここに細切りにしたえんぺら部分・お豆腐を崩し入れましょう。
あくまでも胴体は使いたくないようです。 - 白だし醤油で軽く味付けをし、白味噌をとき入れて出来上がり。
器に盛って刻みネギを散らしましょう。
・・・こんなんで良いのかしら。
イカの醍醐味、胴体は冷凍してしまいましたが今週のお魚はイカです。
イカワタ煮・イカスミ汁が食卓に並びます。
今まで色々なお魚を料理いたしましたが、意外なことにイカの登場頻度は実に低いのよね。
それはさて置き、せっかくなのでご飯にもひと手間かけようかしら。
夏のご馳走、ミョウガご飯ですよ。
- なんてことはない・・・
薄切りキュウリは塩もみにしてしっかりと水気を絞ります。
ミョウガ・青紫蘇は刻んで水に放してアク抜きをし、ザルにあけてキッチンペーパーでしっかりと水気を絞りましょう。
以上をボールに合わせ入れ、たっぷり鰹節を加えて胡麻をひねります。
お醤油をちろりと垂らして混ぜ、熱々のご飯の上にたっぷりと。
本当なら柚子胡椒があると嬉しいのだけれど (→☆) 、今日は残念ながら一味をひとふり。
きゅうり・ミョウガ・おナス・青紫蘇・インゲン・ズッキーニ・・・いよいよ食卓にも夏がやって参りました。
圧力鍋に煮汁を煮立て、切れ目を入れたナスを放り込んで加圧2分。
粗熱が取れたらタッパー等に移し、冷蔵庫でうんと冷やしていただきます。
とにかくナスの煮浸しがお気に入りの主人。
これで我が家では、ナスの消費に悩むことは今後なくなりそうです。
夏野菜、万歳。