2014年06月24日

ハマグリとシラスの蒸し寿司 〜 お気軽オーブンシートver.

食道楽の隣人に貰ったとかで、根尾の伯母がそれはそれは立派なハマグリを持たせてくれました。
今度来た時に持たせてあげようと、丁寧に冷凍して保存しておいてくれたのだとか。

そうそうお目にかかれない程に立派なこのハマグリ。
潮汁にしてしまうには、あまりに芸がないじゃない?あまりにつまらないじゃない?
そういえば、先日細巻き寿司を作った際の寿司酢がまだ冷蔵庫に残っていたっけ・・・

器量悪しではありますが、ハマグリとシラスの蒸し寿司にしてみましたよ。
見た目と写真の腕はパッとしませんが、味は・・・美味しくないわけがございませんでしょ?

ハマグリの茹で汁で炊いたご飯・・・シラスの塩気・・・お口いっぱいのハマグリ・・・昆布の風味・・・
ほらほら、主人が隣でとろけそうな顔していますよ。

蓋つきのお茶碗や、あの・・・なんて言うのかしら、蒸し寿司用の小さな木の器。
そんな類があればまた佇まいも違って参りましょうが、とりあえずは気楽なオーブンシートver.で。
下ごしらえは色々大変ですが、ほかほかの蒸し寿司でスタートする1日って最高ですよ。





先ずは、ハマグリを茹でてご飯を炊いておきましょう。
  1. 砂出ししたハマグリをボールに移し、殻同士をこすり合わせるように綺麗に洗います。
    今回冷凍保存してあったものを使用しておりますが、凍ったまま料理にかかりましょう。
  2. 少量のお水・お酒と一緒にお鍋に合わせ入れ、ぴったりと蓋をして弱めの中火に。
    口が開いたハマグリから取り出して実をこそげ取り、茹で汁をキッチンペーパーで漉します。
    ハマグリの実は、使用するまで漉した茹で汁に浸しておきましょう。

  3. 漉したハマグリの茹で汁に、お水・白だし醤油・お酒・みりんを足してお米を炊きます。
    後ほど酢飯にするので、味付けはいつもの炊き込みご飯より控えめに。
    我が家は押し麦も足して炊きますが、それはお好みで。
    土鍋で炊く場合の水加減は、お米の量+αです。

    炊き上がったご飯は、蓋をして蒸らしておきましょう。その間に具の準備を致します。





具の準備を致します。
これが完了すれば、後は簡単ですよ。
  • シラス干しはザルにひろげ、熱湯を回しかけておきましょう。
  • 卵をときほぐし、昆布茶・極少量の水溶き片栗粉を加えて薄焼き卵を焼きます。
    錦糸卵を作っておきましょう。
  • インゲンはさっと塩茹でにしておきます。
  • 早煮昆布 (我が家は “利尻屋 みのや ” さんの湯どうふ昆布を愛用) を、水を張ったボールの中でふり洗いします。
    やわらかくなったら長さを半分に切り、水気を拭き取っておきましょう。






蒸し器の準備をし、仕上げと参りましょう。
  1. オーブンシートをカットしてひろげます。
    この上に早煮昆布を丁寧にひろげ、ご飯を乗せて長方形に整えましょう。
  2. シラス・錦糸卵をたっぷりあしらい、この上にハマグリを飾ります。
    インゲンが乗らなくなってしまったので、これは横に。美味しそうでしょ?

  3. オーブンシートの上辺・下辺を合わせ、2〜3つ折りにします。
    両端が三角になるよう折りたたみ、後ろ側に折りたたんで形を整えましょう。

    ついでに今月のネイルも自慢してしまおう。
    初めてのアニマル柄にチャレンジ・・・夏気分のシマウマさんです。
  4. 蒸気の十分に上がった蒸し器に並べ、水滴が落ちないよう蓋を布巾で包みます。
    弱めの中火で蒸すこと10分。蒸し上がったらオーブンシートごとお皿にどうぞ。

    オーブンシートを開けた時の幸せなことといったら!
    そして、主人の幸せそうなお顔といったら!










蒸したての香りが身上の蒸し寿司ですもの、これはもちろん朝食に。
じゃぁお昼は?

シラス・錦糸卵・インゲンを有効利用して、手まり寿司にしましょうか。





具の下準備は完了しておりますもの、後はちょちょいのちょいですよ。
ハマグリエキスをたっぷり吸収した酢飯は、手まり寿司にしても最高に美味しいのです。
  1. ラップをひろげ、インゲン・シラス・錦糸卵をバランス良く配置します。
    この上に小さく握った酢飯をおき、具が真ん中にくるよう気をつけながら程よく絞ります。
  2. クリップ等で固定し、具と酢飯がなじむまでしばらくおきます。
    ラップを除いてお弁当箱へ。






根尾の伯母が持たせてくれる切り干し大根は、やや色黒で食感もかなりかため。
でも、これが蒸した時にその威力を発揮するのです。
蒸した切り干し大根の美味しいこと美味しいこと・・・旨味があって、つまみ食いがとまりません。
美味しいピーナッツを頂いたので、本日はピーナッツ和えにしてみましたよ。
  1. ピーナッツをすり鉢に移し、粗めに砕きます。
    ここに白だし醤油・ハチミツを加えて擂り混ぜましょう。
    飛び切り美味しいピーナッツですので、これだけで十分美味しい和え衣の出来上がり。

  2. 大きめのボールにたっぷりとお水を張り、切り干し大根をさっと洗います。
    これをボールに移し、切り干し大根をこすり合わせるようにして水気を含ませましょう。
  3. 圧力鍋に蒸しすを敷いて水を張り、蒸しかごに切り干し大根・細切りにした人参を合わせ入れいます。人参をあまり細く切ると、和える際に崩れ過ぎてしまうので程々に。
    3分加圧して自然に圧を抜きましょう。1で和えれば出来上がり。






私は、よほど根尾の伯母に頼り切っているのでしょうか・・・
お次の食材も、根尾の伯母つながりです。

根尾の伯母特製の梅シロップにバルサミコ酢を足し、粉寒天でとろとろのジュレ状にしてみました。
白タピオカの食感が楽しい爽やかな梅のデザートです。
  1. 白タピオカはひと晩たっぷりのお水に浸しておき、圧力鍋に移します。
    お水が減っているようなら足して全体が十分お水に浸るようにし、3分加圧して圧が抜けるのを待って水にとりましょう。
  2. 梅シロップ・お水・バルサミコ酢を足して400ccにします。
    配分はお好みで。舐めてみて、美味しいと思えばそれでOK。
    バルサミコ酢の代わりに、レモン汁や白ワインビネガーでも良いのではないかしら。
    ここから少し別ボールに取り分け、1のタピオカの水を切って浸しておきましょう。
  3. 合わせた梅シロップをお鍋に移し、粉寒天 2gを振り入れて弱めの中火にかけます。
    2分ほど混ぜながらしっかりと煮立て、いちど漉して粗熱をとりましょう。
    2のタピオカをシロップごと加え、冷蔵庫で冷やせば出来上がり。
    お好みの量だけスプーンですくい、密封容器に移してお弁当に。











どうゆぅワケだかちょっと写真が陰鬱になってしまいましたが・・・楽しい楽しい朝食です。
ほかほか蒸したての蒸し寿司。
オーブンシートver.ではありますが、とてもとても美味しい蒸し寿司が蒸し上がりました。

蓋のあるお茶碗、もしくは檜香る蒸し寿司ようの蒸篭が欲しいな・・・とも一瞬思いました。
でも、お買い物好きの主人のおかげで我が家のキッチンはもう満杯状態ですもの。
これ以上物を増やしたくはありません。

そう思っておりましたら・・・今日もまた、主人がクリックショッピングしたお品が怒涛のごとく届くそう。
焼酎の一升瓶がふたつ?ホタルイカの沖漬け?発酵バター?干しシイタケ?

あらら、嬉しいものばかり。
そして、先日私が頼んだ南部鉄の風鈴が届きました。
似たもの夫婦ってことかしらん。

posted by しんさん at 13:36 | Comment(0) | お弁当日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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