主人がようやく和食に興味を持ち始めた昨今。
彼は今、京都の “御料理はやし” さんの食事にすっかり魅了されております。
最初にお邪魔した際、ご主人の林さんの威圧感に文字通り威圧された私でありました。
が、本領発揮致しました2度目からはもぉ御料理はもちろん・・・林さんとのお話が楽しくて楽しくて。
主人に至っては、何ヶ月も前に予約してこの日の夕食を楽しみにしておりました程。
日曜の早朝お家を出て、のんびり京都に到着。
まずは嵐山でお昼ご飯。大好きな廣川さんの鰻重、ぺろりとお腹に収めて大満足。
鰻って地方色が意外と出るのよね。
かりっかりに焼いて甘い甘いタレに溺れた鰻が一般的な岐阜近辺。
ちょっとこの類の鰻と反りが合わなくなったお年頃、道中頂くこちらの鰻が楽しみのひとつです。
そしていつも思うのよね。
鰻重を上品・優雅にそそと食べられる人間になりたいぞ・・・と。
まだまだ道は遠し。
嵐山を後にし、早々にホテルへチェックイン。
・・・あ、道中車の中で阿闍梨餅をつまみながら。
昨日までの天気予報では全国的に雨とのことでしたが、それも大丈夫そうなので早めに着替え。
楽しみにしておりました白大島を着て、珍しく八坂神社へ観光に出かけてみましたよ。
綺麗な外国人女性が、何故だか私のバッグに興味津々。
わざわざ追っかけてきて何を言うかと思えば・・・バッグの写真を撮らせてくれと。
一緒に持っているカメラが邪魔だからご主人に持ってもらえ、と。
え?このバッグ?良い?
そう聞く私に、大きなお目々を更に大きくして 『完璧よ!素ん晴らしいバッグだわ!』 と叫ぶ彼女。
20年以上前のバッグなんだが・・・しかもエトロだが良いのかしら・・・日本製じゃないのだが・・・
・・・ま、良いか。楽しいから。
ふらりと入った甘味屋さんで、主人大好物のくずきりをオーダー。
そのうちお家でも食べたいと言い出しそうな素晴らしい食べっぷり。
たくさん歩いてちょっと草臥れたかしら・・・一端ホテルへ。
特別なおやつではないのだけれど、普段着の京都のおやつで有名な “美玉屋” さんの黒蜜だんご。
やわらかなお団子にとろんっとした黒蜜、そして黒蜜を支えるかのようなきな粉。
夕食前にちょっとだけ甘いものをつまみ食い。
御料理はやしさんでは、ぐじや筍を堪能。
一見気難しそうなご主人ですが、実はとってもチャーミング。
そのうちには、ご主人と一緒に玄関先で写真を撮ってもらおう。
こうして、食べてばっかの京都旅を無事終えました。
只今我が家には、美味しいものがいっぱい。
しま村さんの白味噌でしょ、柳桜園のほうじ茶でしょ、花折の鯖へしこでしょ・・・
柳桜園のほうじ茶は、味はもちろんですが缶が可愛いの。
今のほうじ茶がなくなったら、早速朝のお茶はこれに致しましょう。
主人、美味しいお茶をお願いしますよ。
鯖へしこはお茶漬けにしましょうね。もちろん蕎麦茶でね。
今朝は主人のリクエストにより、イワシのつみれ汁+十六雑穀粥にて軽めの朝食。
お弁当はお休みですが、その代わり今朝はゆっくり甘いものでもいただきましょうか。
気楽にお抹茶を淹れ、京都 和久傳さんで調達して参りました希水(きすい)を朝食後に。
抹茶の色がイマイチなのはご愛嬌。
今まで西湖(せいこ)しか食べたことがなかったのですが、希水・・・良いです、これ。美味しい。
なんて言っても、その佇まいがこれからの季節よろしいのではない?
この極特の食感・・・西湖が蓮根ならば、こちらはオオバコ粉で冷やしかためるのだとか。
やっぱり買っちゃうのよね、京都に行くと。必ず寄っちゃう和久傳さん。
旅行が終わった後のお楽しみ、只今我が家には美味しいものがいっぱい。
白味噌もほうじ茶も、しばらくは京都の味が楽しめそう。
主人、旅行の後片付けは完璧に終了致しましたよ。
そしてたった今、今回の旅行に間に合わせたかったのであろう靴が到着致しました。
オーダーは日にちの余裕を持ってすべきよ、今後はね。
だんぜん京都に行きたくなりました。
ウナギってイギリスでも昔は今より食べられていたらしいのです。地元のお魚屋さんで聞いたら、入ってくるとすぐに自分で燻製にしてから店頭に出すそうで、お願いしたら燻製にする前のをとっておいてあげると言ってくれました。
でも燻製のも食べてみたい気が。
ところでその追っかけてきた女性、同じものか似たものを探すつもりなんでしょうか。きっとそうですね。
しんさん、着物とてもお似合いです^^