2014年04月17日

マンゴー風味のプリンケーキ 〜 ちょっと残念編

お菓子作りに興味を持ち始めた頃、 “プリンケーキ” なるレシピを見て感動した記憶があります。
ケーキ型にカラメルソースを垂らした後、プリン液→スポンジ生地を順に流し込んでオーブンへ。

焼き上がって型から出すと・・・
あら不思議!ケーキとプリンが綺麗な層になって、お店で見るプリンケーキの出来上がり。
お菓子作りって科学だなぁ。

ふとその時の感動を思い出しました。
開封して随分になるマンゴーピュレ (こんなんばっか) があったこともあり、挑戦してみましたよ。
マンゴー風味のプリンケーキ。

しまった! プリンの天敵 “す” が入ってしまった! しかも満遍なく!

想像していたものとはかなり違う仕上がりではありますが、ちっとも気にしません。
すが入ってしまったことも、マンゴーソースがぼてっと一部にかたまっていることも気にしません。

だってちゃんと層になっているのですもの、これだけで先ずはまぁ満足。
主人が美味しいと言ってくれるのですもの、悲観することなんてありませんわ。
また機会があれば、温度・焼き時間をもうちょっと調節して滑らかな仕上がりにしてみせましょう。





手順そのものはとっても簡単ですよ。
型は、野田琺瑯のホワイトシリーズ スクエアSサイズを使用しております。
  • 型に薄くバターをぬっておきます。
  • 無塩の発酵バター 10gは湯せんにかけて溶かしておきます。
    湯せんのお湯を多めに沸かしておけば、後ほどオーブンの鉄板に流し込む時に使えますよ。
  • 然るべくタイミングで、オーブンを170℃に予熱しておきます。


先ずはカラメル作り。
結果カラメルというよりマンゴーソースになってしまいましたが、本来ならカラメルソースを作ります。
  1. グラニュー糖 大さじ1.5・マンゴーピュレ 大さじ2を厚手のフライパンにひろげます。
    弱めの中火で、フライパンをゆっくりと回しながらグラニュー糖を溶かします。
  2. 全体が泡立ってとろりとしてきたら、用意しておいた型に流し込んでおきましょう。

    とろみをもう少しゆるくし、器の底に均一になるよう流し込んだ方が賢明かもしれません。


次いでプリン液に参ります。
  1. 牛乳 300cc・ココナッツシュガー 40gを小鍋に合わせて弱めの中火にかけ、ゆっくりココナッツシュガーを煮溶かします。沸騰直前まで温めて火を止めましょう。
  2. ボールに卵 3個をほぐし、1を少量ずつ加えながら素早く混ぜ合わせます。
    一気に加えると、牛乳の熱で卵に火が通ってしまうので気をつけて。
  3. 2を漉してからマンゴーピュレ 100ccを加え、マンゴーソースの入った型に漉しながら流し入れます。表面の泡は丁寧に除いておきましょう。



最後にスポンジ液を作って流し込み、オーブンで蒸し焼きにします。
  1. 卵 1個を軽くほぐし、ここにてんさい糖 25gを加えてしっかりと泡立てます。
  2. 全体がもったりするまで泡立てたら、薄力粉 35gをふるい入れましょう。
    卵の泡を消さないよう素早く切るように混ぜ込み、最後に溶かしバターを散らして混ぜ込みます。プリン液の上にそっと流し込みましょう。
    表面がぼこぼこでもかまいません。空気抜きも不要です。

  3. 予熱したオーブンに移し、熱湯を鉄板に注ぎます。
    設定温度を160℃にし、湯せん焼きにすること40〜45分。
    オーブン庫内でそのまま冷まし、完全に冷めてから型から出して冷蔵庫へ。

    “す” はばっちり入ってしまいましたが、スポンジとプリンは綺麗に層になっております。
    残ったプリン液・スポンジ生地で作ったプリンケーキ、今夜のデザートにでもしましょうか。











主人の分は型から出さず、そのまま蓋をしてお弁当バッグへ。よく冷やして召し上がれ。
我が家の野田琺瑯、今日も大活躍です。






主食がプリンケーキなるヘンテコなお弁当でも、野菜はたっぷり食べたいものね。
根尾の伯母が持たせてくれたセリ、本日はチーズ・黒胡椒と合わせてみましたよ。
  1. セリは、お塩を加えた熱湯でさっと茹でて冷水にとります。
    根元を揃えて引き上げ、水気を絞ってから更に醤油洗いをしてしっかりと絞ります。
    食べやすい長さに切り揃え、ほぐしておきましょう。
  2. ボールにパルミジャーノをすりおろし、黒胡椒をたっぷりと挽き入れて混ぜます。
    1のセリを加え、丁寧に和えれば出来上がり。






本日のスープは、最近お気に入りの “エゴマ” をたっぷりと使って。
胡麻とは全く違うエゴマ風味、無器量ですがとっても美味しいセロリ・じゃが芋のエゴマスープです。
  1. エゴマを焦がさないよう乾煎りし、すり鉢に移してしっとりするまで擂ります。
  2. 玉ねぎ・パセリの茎部分・セロリをすべてみじん切りにし、胡麻油でさっと炒めましょう。
    さいの目に切ったじゃが芋・極少量のウェイパーも加え、鶏がらスープを注ぎます。
    じゃが芋が十分やわらかくなるまで煮ましょう。
  3. 煮汁を少しすり鉢に移し、エゴマをのばします。
    これを2のお鍋に移し、軽く煮込んでからセロリの葉っぱを刻んで散らします。
    ひと煮立ちさせて出来上がり。











昨日、実家の母親から電話がありました。
“コンテツ (コシアブラのことです)” と “タラノメ” をたっぷり貰ったから天ぷらにしてくれ・・・と。

もちろん、我が家の分もたっぷり揚げてたっぷり持って帰って参りましたよ。
本日の朝食は、残った山菜の天ぷらを使って天茶と参りましょう。






  • 揚げ衣に薄力粉+片栗粉を使えば、翌日になってもさっくり感は健在です。
    冷凍してあったおにぎりさんを解凍し、オーブンシートを敷いたフライパンの上に。
    お醤油を軽くぬりながらこんがり焼き色をつけ、天ぷら・塩昆布をトッピング。
    主人が淹れてくれた熱々の蕎麦茶を注いで、さらさらっと召し上がれ。






・・・当然ですが、これがまた美味しいんだな。

お茶漬けって楽しい。
さらさらあっという間に呑み込んじゃうお茶漬け、実はあまり作りたくないもののひとつでありました。
ここぞとばかりに音を立てて食べるその所作が嫌い・・・

でも最近、お茶漬けの魅力にちょっと惹かれております。
なんと言っても、主人が実はお茶漬け好き・・・しかもかなり好きだということに、10年以上経ってようやく気付きました。ごめん、主人。お茶漬け、実はずっと食べたかったのね。

和風の朝食ってやっぱり嬉しい。心にじんと沁みるんだ。

posted by しんさん at 16:15 | Comment(5) | お弁当日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
しんさん、こんばんは。

ハイッ、ハイッ!ここにも二人おります、お茶漬け好きが。
そしてこの天ぷらと蕎麦茶のお茶漬けのおいしそうなことといったら。。。ふー、、罪つくりですよ。

それにしても、そこ、ここにちらりと姿を見せる何気ない台所道具がうらやましいのです、私。
例えばすり鉢。しっかりした大きさのすり鉢が、、欲しい(最後の3文字は特大フォント)
日本からわざわざ取り寄せるのもはばかられて指をくわえて見ているだけなのですが、里帰りしたら抱えてでも持って帰ってきたい物リストのトップにあります。

ちなみにしんさんがお使いのすり鉢はどんなものですか?
参考までに、使いやすいサイズなどよかったら教えて下さいませ。

こちらもすっかり春です。水仙が終わりに近づき、レンギョウや木蓮が咲き乱れてそれはそれは美しくてうっとりします。
しんさんの畑にも色々な野菜やハーブが育ってこれからいっそう忙しくなりますね。
またの畑レポート楽しみにしています。(しんさんが苦手なのは存じてますが、私は虫レポートも好きです〜^^;)
Posted by 梅* at 2014年04月18日 06:03
ふっふっふっ・・・梅*さん。

やはりお釣られになりましたね、お茶漬けに。
我が家でお茶漬けが登場する日は、梅*さんご夫妻も会話に登場なさいますのよ。

私もすっかりお茶漬け好きになってしまった昨今。
只今、魅惑の“鯖へしこ”が冷蔵庫の中で出番待ちです。
お茶漬けになる日も近し。
あぁ、梅*さんご夫妻をお招きしたい・・・

ところでところで・・・
憶えておりますよ、梅*さんがすり鉢をご所望なこと。

以前、欲しい物リストで素敵なイラストを描かれておりましたものね。
絵心皆無の私、うっとりと見入っておりましたもの。

ちなみに、我が家のすり鉢は手の平サイズです。
随分前に“クロワッサンの店”で買った直径18センチサイズのもの。
正直、2人分までです。

実家のすり鉢がとても使いやすいサイズなのですが・・・かなり大きめですね。
ただ、すり鉢・すりこ木に至っては大きめサイズをお勧めします。
少なくとも、両手でわしわしと擂ることの出来るサイズ。

まるで乳鉢+乳棒のような使い勝手の我が家の小さなすり鉢、いつか実家のものとこっそりすり替えてやろうと目論んでいるほど。
大きなすり鉢+すりこ木は、やはり作業も早く進みますよ。

梅*さんのおたよりに素敵なすり鉢が登場する日・・・ちょっとワクワクしてしまいますね。

そう!
お教えついでに・・・以前よりずっとずっと後悔しておりましたことがひとつ。

大昔・・・かなり大昔・・・梅*さんに“太巻きのコツ”を問われた際のこと。
私、『気合です』などとトンチンカンなことを申し上げたのですが、今更ながら撤回致します。

太巻き上手になる方法。
ずばり・・・人が巻いている姿を見ること!です。
YouTubeでも良し、お寿司やさんの手元でも良し。

スミマセン。
実はずっとずっとこれが言いたくてモヤモヤしていた小さな人間です、私(笑)
今更ながらな上に、もうお忘れになっているかもしれませんが・・・さらっと聞き流しておいて下さいね^^

おっと、いけません。
とてつもなく長文になってしまいました。

梅*さんと茶助さんの散策コースを拝見し、うっとり魅了されております。
Posted by しんさん→梅*さんへ at 2014年04月23日 17:04
ああ、招かれてみたい。。。
その際には何を手土産にいたしましょう?

そういえば描いてました、すり鉢の絵!
よく覚えておられますね。びっくり。
それだけでも感激なのに、あのヘタクソな絵をそんな風に言って下さってありがとうございます。

すり鉢に関してのアドバイス、とても参考になります。
楽天などで見るとサイズ何センチと表示はあるものの、実際の使い心地は想像しにくいですよね。
やはり大きいものがいいのですね。
そうします!

それから太巻きのコツ、よーっく覚えています。
しんさんのアドバイスを心に刻み、
実際に気合いで巻いてみたことも何度か。笑
その時はいつもよりうまく巻けた気がしました^^
見よう見まねができるのはYoutubeのいいところですよね。
そうします。早速検索してみます。
たった今、来週のミーティングに海苔巻きを持参しようと心に決めました。

地方住まいなのでお店やレストランなどは都会のようにはありませんが、散策コースにはことかきません。
いつかしんさんと王子さんが渡英される機会があったら、ご案内します。どこまでもパブリックフットパスやホビットが出てきそうな草原。
一緒に息を切らせて歩き回りましょうね。
Posted by 梅* at 2014年04月24日 19:20
すみません、
どこまでも”続く”パブリックフットパス
でした^^;
Posted by 梅* at 2014年04月24日 19:23
おはようございます、梅*さん^^

パブリックフットパスを通り抜けながらの散策・・・そして行き着く先はパブリック バー・・・
なぁーんて素敵なのでしょう。

パブリックフットパスなる存在、もちろん梅*さんを通して習得したものでありますが想像しただけで楽しそう!
私有地に足を踏み入れるなんて、ちょっとした冒険ですね。

子供の頃、有刺鉄線を潜り抜け(今はもう殆ど見られないですよね・・・)人ん家の畑を横切って近道したあんな感覚かしら。
今までもこれからも日本在住の私・・・発想力が小さいこと小さいこと(笑)

いつか梅*さんご夫妻との散策を夢見て、先ずは子犬並みの体力しか持ち合わせていない王子を鍛えなくては・・・です。

そうそう。
まだまだ現役なので買い換えることは出来ませんが、つい私もすり鉢検索をしてしまいました。

ふわーっ!こんなに多種多用なんですね!びっくり!

直径はもちろんですが、深さもこんなに様々なんて・・・しかも、キッチンカウンターに佇んでいてもOKな器量良しなすり鉢も。

こうなったら、今の小さなすり鉢が磨耗されるまで酷使するしかないですね。
今のすり鉢がツルンツルンのボールのようになったら、私もハレて大きくて深めのすり鉢を・・・

梅*さんのおかげで、すり鉢の素晴らしさを再確認しております昨今。
国内海外問わず、興味の湧くものが多くて多くて困ってしまいますね^^
Posted by しんさん→梅*さんへ at 2014年04月26日 06:52
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