日頃、几帳面に食材を整理整頓する伯母としてはとっても珍しいこと。
早々に使い切るように・・・解凍して不審な点があれば決して口にせぬように・・・
不安げな伯母ではありましたが、早速このイノシシ肉をお料理してみましたよ。
・・・なのにこのデコチンパイったら!
欲張ってフィリングを詰め込みすぎたかしらね。見事なイノシシデコチンパイが焼き上がりましたよ。
フィリングは、甘いポルト・ワインで風味付けしたイノシシミンチ+根尾野菜のひとつ “弘法芋”
じゃが芋よりねっとりとした肉質の弘法芋は、存在感のあるイノシシ肉にも負けません。
イノシシパイ、ちょっと多めに焼きましたからね。
今夜は早くにお風呂を済ませ、イノシシパイをお供にお気に入りのワインでも飲みましょうか。
- 部位によっては筋が多いイノシシ肉。
そのまま家庭用ミンサーにかけると、筋がからまって上手く作業が進みません。
筋を出来るだけ除いてからミンサーにかけた方が賢明です。
また、脂分が多い部位なら半解凍の状態でミンチにするのがお勧め。
- 弘法芋は皮ごと串がすっと通る状態にまで塩茹でします。
ザルにあけ、ひと口サイズに切っておきましょう。 - フライパンに油・みじん切りにしたニンニク・生姜・鷹の爪を合わせ入れ、ゆっくりと弱火にかけて香りを引き立たせます。
今回ふと思いたち、極々少量のカスリメティ(フェヌグリークの葉を乾燥させた物)も一緒に。 - 香りが立ってきたら、みじん切りにしたセロリ・玉ねぎ・人参も加えて炒め合わせます。
全体がしっかり炒め合わさったところでイノシシミンチも加えましょう。 - イノシシの色が白っぽくなってきたら、ポルト・ワインも加えます・・・甘い良い香り。
同時にグラス・ド・ヴィアン(市販品)も加え、水気をとばすように炒め続けましょう。
水気がとんでしっとりした状態になったら、無塩発酵バター・塩・黒胡椒で風味付けを。
弘法芋を加えてさっと合わせ、粗熱をとっておきましょう。
冷ましたフィリングをパイ生地で包み焼き上げます。
- 詳しい工程は以前の記事にて → ☆
ほらほら・・・
前述の通り、たった今主人から “イノシシパイお褒めのメッセージ” が届きましたよ。 -
所々端折っておりますが、本日のお弁当でございます。
パイ生地の糊代わり+艶出しに使用した水溶き卵黄。
水溶き卵黄に残った卵を足して、お気軽な茶碗蒸しにしてしまいましょうか。
- 卵 1個に対し、薄口醤油等の調味料を合わせ鰹だしが約1カップ。
卵の筋を切るようによく混ぜ、予め具を並べ入れておいた器に茶こしを使って漉し注ぎます。
器の半分程度の高さになるようお湯を沸かし、器を並べ入れたら極力弱火に。
水滴が落ちないよう蓋を布巾で包み、7分蒸して7分蒸らす。
お気楽茶碗蒸し、ふるっふるの蒸し上がりです。
すりおろし切れなかったパルミジャーノの表皮部分、随分とたまってきました。
さっと洗って表皮を薄く切り落とし、リンゴのコンポート・押し麦と一緒にスープにしてしまいましょう。
リンゴのコンポートは、きび糖・白ワイン・八角と一緒に煮て冷凍してあったものです。
- リンゴのコンポートは、凍った状態のままぱきぱきと割って圧力鍋へ。
表皮を切り落としたパルミジャーノの端っこ・スープストック・押し麦を加え、圧力鍋で煮込むこと約5分。自然に圧を抜き、お塩・白胡椒で味を整えて出来上がり。
パルミジャーノとリンゴの組み合わせ、大好きなんです。
はい・・・朝食はがらりと方向を変えて和風のお皿に。
と申しましても、アカウオの煮付けにその他諸々全て昨日の朝食にも登場した物ばかりですけどね。
- 時間がない時に助かる冷凍ご飯ですが、冷凍ご飯を蒸して食すことが最近の小さなブーム。
気軽な電子レンジ解凍ではありますが、蒸した冷凍ご飯のその味の違いは歴然も歴然。
蒸しすの上にオーブンシートをひろげ、蒸気の上がった状態で冷凍ご飯をその上に。
5分蒸すだけで、ふっくら艶々のご飯に仕上がります。
今朝は根尾の伯母宅で握ってきたお握りさんで。やっぱりふっくら艶々です。
今、メッセージだけでは物足りなかった主人から電話がありました。
イノシシパイが残っていることを知った彼。
今すぐにでも帰ってきてしまいそうな勢いで大喜びしておりましたが・・・
お仕事だけはしっかりきっちり済ませてきて下さいね。
さ、私はお買い物に行って参ります。今日からはスプリングコートに衣替えです。
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