2014年03月05日

桜の葉入手に苦労しました、桜餅 ・・・ かなりの無理矢理ver.

フードストッカーの中を整理しておりましたら、使いかけの道明寺粉が出てきました。
桃のお節句も終わり、再来週には春分の日。
この季節に道明寺粉と参りませば、これを作りたくなるのは当然至極ではないかしら・・・

この香り・・・この色・・・鼻腔をくすぐり胸高鳴る桜餅ですよ。
初めての桜餅にしては、なかなかの上出来ではないかしら。

胸高鳴りついでに、おひとつ割ってみようかしらね。

・・・あれ?

そうよね、そうよね。
桜餅とは申しつつ、それはそう・・・お片付け料理が主流の我が家ですものね・・・お片付け桜餅です。

フードストッカーの中に取り残されていた道明寺粉を、使いかけのりんごジュースで蒸してみました。
こし餡にすべきところは、先日浸し豆にした残りの青大豆で。
青大豆餡は既に試作済みではありますが、今回はりんごジュース+青大豆+パームシュガーで。

脱線だらけの桜餅ですが、これが意外と美味しいの。
桜の葉の香りに心も満たされ、今朝からしとしと降り続く雨なんてちっとも気にならなくってよ。





青大豆餡の作り方は、以前の記事にて →
ちょっと栗餡のような風味で、とっても美味しいのです。
ひと晩お水に浸した青大豆を茹でこぼした後、今回は圧力鍋に頼ってみました。
  • 茹でこぼした青大豆を圧力鍋に移し、全体が十分に浸かる量のりんごジュースを注ぎます。
    りんごジュースが足りなければお水を足し、強火で圧をかけたら火を弱めて8〜10分。
    圧が自然に抜けるのを待って、煮汁ごと別容器に移して冷まします。

    青大豆の薄皮をむき、煮汁ごとバーミックスでピュレ状にしてから裏漉ししましょう。
    薄皮は簡単にむけるのですが、量が多いとそれはそれは大変・・・主人、味わって食べてね。

    裏漉しした青大豆をお鍋に移し、包丁で刻んだパームシュガー・極少量のお塩を加えて練り上げます。パームシュガーの量は、基本乾燥した状態の青大豆の量と同じ・・・
    ・・・ですが、我が家はぐっと控えます。

    小さなお団子にして準備しておきましょう。






上新粉+りんごジュースを使って、桜餅のお餅部分を作りましょう。
本来なら蒸し器を使うのですが、今回は電子レンジで簡略版と致します。本当に簡単。
  1. 今回残っていた道明寺粉は160グラム強でした。
    りんごジュース 250ccを電子レンジでぬるま湯程度に温め、お水で溶いた食紅で極々淡い色付けをします。ここに道明寺粉を加えて混ぜ、しばらくおいて十分にふやかしましょう。
    道明寺粉は目の細かいザルでさっと水洗いし、しっかり水切りしてからジュースに加えます。
  2. ラップをしてレンジ加熱します。我が家の場合は800Wで5分程。
    途中様子を見ながらレンジ庫内から取り出し、3〜4回全体を混ぜてはレンジ加熱します。
  3. 加熱し終わったら10分以上蒸らし、手で触れられる程度に冷ましてお団子にしましょう。

    丸めておいた青大豆餡を包み、桜の葉の塩漬けを巻きます。
    葉脈がくっきり出ている側が外になるよう、裏面を上にして並べておくとスムースですよ。






桜の葉の塩漬けも、メーカーによって使い勝手にかなり差があるようです。
以前ならどこのスーパーでも見かけたはずの桜の葉ですが、昨今は置いていないお店が多いよう。
散々探し回りネットでも見たのですが、何しろ送料が商品代の倍以上等で・・・
  • やっと見つけたこの桜の葉は、実に使い勝手も良く香りも抜群の優れもの。
    和菓子の食材等を取り扱っている 『山本貢資商店』 さんの桜の葉の塩漬け。
    ネット販売もOKなので、今後店頭で手に入らなくなってもこれでひと安心。











簡単よ・・・と言いつつ、本日も長文になってしまいました。
本日のお弁当です。

・・・桜餅が主食のお弁当っていうのも、随分おかしなお話ですけどね。





我が家の定番、千切り人参の人参サラダ。
本日は頂き物の・・・甘夏?サンフルーツ?・・・よく分からない柑橘系フルーツと一緒に。
ハチミツの代わりに、根尾の伯母が持たせてくれる梅シロップを使いました。甘酸っぱくて美味しい!
  • 人参は千切りにし、少量のお塩を軽くもみ込んでしばらくおきます。
    人参がしんなりしたら、ほぐした柑橘系フルーツ (ほぐす時は人参の上で。果汁も大切な調味料ですものね) ・梅シロップ・オリーブオイルを加え、白胡椒をたっぷりと挽き入れます。
    丁寧に和え、しばらくおいて味をなじませれば出来上がり。






本日のスープは、正にお片付けスープ。
キャベツ・ブロッコリーの軸部分・セロリ等々を圧力鍋で煮込みます。
  • 圧力鍋にニンニク・玉ねぎ・オリーブオイルを合わせ入れ、じっくりじっくり炒めます。
    更にざく切りキャベツとセロリ・表面のかたい皮を除いたブロッコリーの軸を加えましょう。
    油がなじんだらスープストックを加えて圧をかけ、弱火で5分程。
    自然に圧を抜いたら牛乳を加え、バーミックスでピュレ状にします。
    すりおろしたパルミジャーノを加え、軽くひと煮立ちさせて塩胡椒で仕上げます。
    器に盛り、刻んだスナックエンドウを散らして出来上がり。











さて、主人お待ちかねの朝食です。
今朝は何にしようかしら・・・と思っておりましたら、ふと先日頂いた 『鮭とば』 が頭に浮かびました。
決まり!今朝は鮭とばのお茶漬けね。






  • 鮭とばに日本酒を極少量ふり、しばらくおきます。
    これをさっと炙って食べやすく切り、炊き立てご飯の上に刻みネギと一緒にあしらいましょう。
    濃いめに淹れた蕎麦茶をかけて、さぁ召し上がれ。






・・・お茶漬け好きな “あの方のご主人” にもお届けしたい朝食でございました。
明日は主人待望のカレーにしようかしら・・・どうしようかな・・・と。

posted by しんさん at 14:27 | Comment(4) | お弁当日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
ひとつまえのブログで具だくさんのポパイサンドおいしそう〜♪と身もだえていたら…
最後の旦那さんのひらめきに衝撃を受けました。
なるほどー!!と感動すら覚えました(笑)
桜葉、無事購入できてよかったですね♪

りんごジュース煮に青大豆のあんこ…
どんなお味なのかとっても気になりますヾ(≧▽≦)ノ゙
だんだんと春ですね♪
Posted by うめ☆つき at 2014年03月05日 16:09
しんさん、こんにちは。

もうね、いまさらなんですけど、お弁当と朝ごはんにこんなに手をかけてるしんさんって「すごい」ってまたうなってしまいました。
桜餅って作れるものだったんですね。
買って来た桜餅の葉っぱをはがして使うってナイスなアイディアだけど、それじゃ本末転倒だし^^;
よいのが見つかってよかったですね!
そしてさらにこのお茶漬け。罪です。
コメントせずにおられなくなってさらにスクロールしたら、最後の1文、、、これは、これはもしかして茶助のことかしら?笑
そうだとしたらしんさん、鋭いです☆
Posted by 梅* at 2014年03月06日 00:46
こんにちは、うめ☆つきさん^^

季節感を大いに抱いた和菓子って、本当に見ているだけでも楽しいですよね。
あ・・・もとい。
食べると更に楽しいですね。

うめ☆つきさんの和菓子を拝見しては、うっとり見とれております。
特に本日のうぐいすには、感動すら致しました。
萌黄色がふわっと目に飛び込んできて、画面からも春が伝わってきますね。

苦労して桜葉を入手し、今後桜餅を食べる時はつい正座してしまいそうです。

青大豆のあんこ、ほんの少し栗餡を思わせる風味で気に言っています。
・・・とは申しましても、やっぱりうめ☆つきさんの和菓子が気になるのです。
素敵な和菓子に日々囲まれているなんて素敵ですね。
Posted by しんさん→うめ☆つきさんへ at 2014年03月06日 14:45
ようこそ、梅*さん!
もちろんですとも、茶助さんのことですとも(笑)
お待ちしておりましたー!

鮭とばのお茶漬けをすすりながら、王子と梅*さん・茶助さん夫妻のお話をしておりました♪
梅*さんご夫妻は、我が家の会話への登場頻度がとてもとても高いのです。

梅*さんのおかげで、外国のレシピを楽しむことが出来るようになったと同時に日本食の良さも再確認する昨今。
最近特にお料理が楽しくて仕方がないのは、そのおかげでもあるのですもの。

筆不精で書きそびれてしまいましたが、お誕生日おめでとうございます☆
茶助さんのお料理、梅*さんのおたよりに、心底とろけてしまった私です。
うふっ、仲良しさん♪〜(^ε^)
Posted by しんさん→梅*さんへ at 2014年03月06日 14:58
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