偉大なる母の愛だわ。
数少ない主人と私の共通する大好物、牡蠣。
今朝のご飯は、満場一致 (ふたりだけですが) でこれに決まりよね。
もちろんご飯は牡蠣の旨味を十二分に吸い込んで、それはそれは美味しいのです。
そして牡蠣ご飯の傍らには、ふっくら器量良しに煮付けられたアカウオが。
・・・分かるわ、その気持ち。
慌しい朝に牡蠣を殻から出すなんて、考えただけでも嫌ですものね。
昨日のうちに主人と一緒に殻から出しておきました。
殻から出した牡蠣を綺麗に洗って水気を拭き取り、保存も兼ねて一晩昆布で〆て牡蠣ご飯に。
抜群に美味しい牡蠣ご飯に仕上がりますよ。
- 牡蠣は殻から出し、水を張ったボールの中で丁寧にふり洗いしてザルに並べます。
水気を丁寧に拭き取って昆布に挟み、ラップをしてひと晩冷蔵庫に。
昆布は、利尻屋みのや” さんの “湯どうふ昆布” を使用致しました。
早煮昆布より早くやわらかくなるとても使いやすい昆布です。 - お米はいつも通りに洗い、ザルにあけて水を切っておきます。
この間にお鍋にお水・白醤油・お酒・みりんを煮立て、1の牡蠣を加えてさっと数分間。
牡蠣全体がふっくらとして、縁がふりふりっとフリル状になればOKです。
牡蠣と茹で汁とを分けておきましょう。 - お米を土鍋に移し (我が家は押し麦も加えます) 、お水を注ぎます。
お水の量は、2の茹で汁を足してお米の量+α程度で。
30分ほど吸水させ、蓋を開けた状態で強火にかけましょう。
蓋をして強火が王道ですが、吹きこぼれがすごいので我が家は最近この方法です。 - 全体がしっかり煮立ったら土鍋の蓋をして火を弱め、蓋が浮かないよう重石をして約5分。
最後に蓋をしたまま数秒間強火にし、しっかりと水分をとばして火を止めます。
ここで素早く2の牡蠣を加えて蓋を閉めましょう。写真を撮る間も惜しんで・・・です。
20分以上蒸らせば出来上がり。
蓋を取った時の香りを存分に楽しんだ後は、ざっくりと全体を優しく混ぜてお茶碗に。
立派な牡蠣が里子に来たというのに、主人の 『月曜朝のお魚』 は譲れないようです。
今週主人が選んだお魚は “アカウオ” ・・・ 定番の煮付けにしてみましたよ。
- アカウオは内臓処理をしてぶつ切りにしたものを購入。
たっぷりのお湯を沸かしてコップいっぱいのお水を足し、ここにさっと洗ったアカウオを加えて霜降りにします。冷水にとり、残ったウロコやお腹部分を綺麗にお掃除しましょう。
しっかりと水気を拭き取っておきます。 - お鍋にオーブンシートを敷き、アカウオを並べてひたひたにお水を注ぎます。
お酒・お砂糖を加えて中火にかけましょう。
分量の目安は、お水 300ccに対し、お酒 60cc・てんさい糖 大さじ1/2
煮立ったらアクを除いてことことお鍋が微笑む程度の火加減にし、落し蓋をして約10分。 - みりん 大さじ2・白醤油 大さじ1と1/2・たまり醤油 大さじ1/2を加え、落し蓋をして更に10分程煮込みましょう。
最語に生姜のおろし汁を加え、落し蓋を除きお玉で煮汁を回しかけながら数分間。
火を止めてそのまま冷ましてから器に盛り、針生姜をたっぷり添えて召し上がれ。
そして朝食・・・のその前に。
この萌黄色を見ると、一気に心が春めいてまいります。
- 茎わかめはお鍋に入る長さに切ります。
たっぷりの熱湯で大きなままさっと数秒茹で、冷水にとってザルにあけましょう。
3〜4センチ長さに切り揃え、お味噌汁用にはこれを細切りに。
お出汁を煮立てた中に、ざく切りにした湯豆腐昆布と共に加えてお好みのお味噌を溶き入れます。食感が醍醐味の茎わかめ、火の入れ過ぎは厳禁ですよ。
酢の物用には厚さ5〜7ミリ程度に切り、合わせ酢を注いで1日おきます → ☆
佃煮用には斜め切りにし、調味料・山椒の実・木の芽等と一緒に煮詰めましょう。
ふっくら牡蠣ご飯、アカウオの煮付け、こりっこり根わかめのお味噌汁。
そして挽き割り納豆にはたっぷりのみじん切り玉ねぎ、中沢のグルジアヨーグルトにはバナナ・・・
彼の大好物ばかりですものね。
そうそう・・・牡蠣の殻を剥くのが面倒な時。
殻のまま蒸してしまえば、牡蠣自らちょこっと口を開けてくれるので比較的楽に牡蠣にありつけます。
- 殻付き牡蠣をブラシ等で綺麗に洗い、オーブンシートを敷いたフライパンに並べ入れます。
お酒をふり、ぴったり蓋をして蒸し焼きにすること10分弱。ポン酢醤油をふって召し上がれ。
根わかめの萌黄色を見ていたら、ついつい萌黄色の帯を購入してしまいました。
春を思わせる色合いの琉球花織。
我がまま言って、今月末のワイン会に間に合うよう仕立ててもらえることを快諾していただきました。
やったー!
春色の帯に思いを馳せてワクワクし、羽生くんの姿を見てはキュンキュンし・・・かなり今楽しい。