2013年08月02日

じゃが芋と全粒粉のスコーン 〜 イーストver.

『今日もじゃが芋よ』 ・・・ この言葉に、主人がいよいよ悲しそーーーな顔をするようになりました。
在庫豊富なじゃが芋。
my畑にて収穫したじゃが芋に加え、根尾の伯母からも届くものだから我が家は現在じゃが芋王国。

でも、私の主人は人間ができております。改めて実感いたしました。
昨日の夕食は、マッシュドポテトがたっぷり入ったクリームコロッケ。
あれだけ 『もぉじゃが芋は嫌だー』 と ほざいて 言っていた主人が、K点超えの食べっぷり。

なんだ。まだまだいけるじゃないですか、主人。じゃ、今日もじゃが芋にしましょうね。
本日のじゃが芋料理、全粒粉のじゃが芋スコーンですよ。

イーストver.のじゃが芋スコーン。

微かにローズマリーとパルミジャーノの気配がする美味しいスコーンが焼きあがりました。
生地を捏ねてから、1〜2日冷蔵庫に寝かせてから焼き上げるので朝はとっても楽チン。

そう。もとより、通常の食事に関して主人に議決権はありませんもの。
『今日は何食べたい?』 などと私が聞くときは、食材の在庫が全くない時。
なーんにも食材がありませんから、あなたのご意見を尊重してお買い物に行ってきますよ、って時。

ですから主人、もしばらくじゃが芋料理が続きますよ。
どんなじゃが芋料理が飛び出すか、どーぞ楽しみにしていてね。
・・・って、実は私がいちばん楽しんでいるんですけどね。





じゃが芋スコーン。
焼き上げてから冷凍しておくので、分量は多めです。
以下の分量でやや小ぶりなじゃが芋スコーン20個分。





  • じゃが芋はやや小ぶりなものが2つ。重さにして240gといったところ。
    皮ごと茹でて、熱いうちに皮をむいてつぶしておきます。この状態で220g弱。
    しっかりと冷ましておきましょう。

    全粒紛タイプの強力粉 250g・てんさい糖 15g・お塩 3g
    以上を大きめのボールに合わせ入れ、泡だて器で混ぜ合わせしっかりと空気を含ませます。
    じゃが芋が冷めるまで冷蔵庫に入れて冷やしておきましょう。

    無塩タイプの発酵バター 60gはさいの目に切っておきます。
    これも冷蔵庫で冷やしておきましょう。






  • 冷やしておいた粉類・バターを混ぜ込みます。
    まずは指先でバターをつぶしながら、粉をバターにまぶすようにしてなじませていきます。
    バターの粒が小さくなってきたら、今度は指先ですり合わせるようにしながら更にバターを細かくしていきましょう。全体がさらりとしてパン粉のような常態になればOKです。

    スケッパーやフォークを冷やしてって手もありますが、私どうもこれらと相性が悪くて・・・


    卵 1個・牛乳 大さじ3・ハチミツ 10g・インスタントドライイースト 3g
    以上をダマなく混ぜ合わせて上記のボールに加え、スパチュラで切るように混ぜ込みます。

    大体混ざったところで、冷ましておいたマッシュドポテト・刻んだローズマリー (適量)・すりおろしたパルミジャーノ 20gも加え、同じく切るようにして混ぜ込みます。
    様子を見て、必要ならば牛乳を少し足して下さいね。今回は大さじ1弱追加しました。

    生地をぽろぽろの常態でひとつにまとめ、これを2等分して重ねます。手の平で上からぎゅっとおしてひとまとめにし、再度2等分して・・・この過程を3回ほど繰り返しましょう。
    まとまった生地をラップに包んで野菜室へ。1〜2日寝かせておきましょう。






さぁ、生地を寝かせたところで一気に焼いてしまいましょう。
オーブンは予め190℃に予熱しておきます。
  • 打ち粉をふった台の上に生地を移し、めん棒で均一にのばして包丁で切り分けます。
    オーブンシートを敷いた鉄板の上に間をあけて並べ、表面だけにオリーブオイルを薄くぬりましょう。オリーブオイルは溶き卵や牛乳でも代用出来ますよ。その時のご都合で。
    190℃に予熱したオーブンに生地を移し、温度を180℃にして焼くこと15〜20分。

    じゃが芋のせいかしら・・・ふくらみは想像以下ですが気にしません。










在庫豊富なじゃが芋の保管場所・・・マンション住まいって、こんな時困るのよね。
地下倉庫に移しても良いのだけれど、絶対忘れる自信があるから致しません。
なので今日もじゃが芋消費に勤しみます。じゃが芋スコーンを主食に、本日のお弁当。






8月に突入し、いよいよ夏真っ盛り。ゴーヤも真っ盛りです。
ゴーヤの鶏挽き肉詰め、塩麹とお酒を使ってシンプルな味付けで仕上げてみましたよ。
  • ゴーヤは適当な長さに切って種とワタを除きます。内側に小麦粉をはたいておきましょう。

    鶏挽肉・たっぷりのみじん切り玉ねぎ・刻んだ干しえのき・少量の片栗粉・細かく刻んだ型抜き人参の切れっ端・・・以上をよく混ぜ合わせ、くり抜いたゴーヤにしっかりと詰め込みます。
    これを1cmほどの厚さに切り分け、茶こしで両面に小麦粉をふりましょう。

    オリーブオイルを熱したフライパンで両面焼き、最後に塩麹・お酒を混ぜたものをざっと回しかけます。ぴったりと蓋をして蒸し焼き状態にし、火を止めしばらく蒸らせば出来上がり。






じゃが芋・ゴーヤに続き、今年はきゅうりも豊作です。
実家の母親がそれそれと持たせてくれるきゅうり、お水を使わない大胆なスープにしてみました。
これが意外と美味しいんだな。
  • にんにくは包丁の腹でつぶしてからみじん切りに。たまねぎはたっぷりみじん切りにし、オリーブオイルでじっくり炒め合わせます。
    更に縦に切れ目を入れたミニトマトも加え、トマトを崩しながら炒め合わせます。ぴったりと蓋をして、更にトマトの水分を引き出しましょう。
    ここにタマリンド風味のコンソメキューブを半欠片・自家製のチリソースも加えます。
    キューブが溶けたら火を止めます。

    薄切りにしたきゅうり・レモン汁・極少量のハチミツを合わせ、バーミックスでピュレ状に。
    これを上記のお鍋に加えて混ぜ合わせ、軽く塩胡椒して器に盛ります。
    塩茹でして小口に切ったおくらを飾り、黒胡椒をたっぷり挽き入れて出来上がり。
    うんと冷やして召し上がれ。











今朝はじゃが芋スコーンの端っこで朝食ですよ。











もりもりのブルーベリーに、今朝はカボチャ風味のきな粉ミルク。
朝ご飯しっかり食べました。今日も暑さに負けることなく過ごせそうです。
・・・セミには負けますけどね。

posted by しんさん at 15:02 | Comment(2) | じゃが芋を使って | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
とってもお久しぶりです、yuiです!
相変わらず、素敵なレシピ&献立をありがとうございます。

人生の大・大・大〜ピンチであった1年が終わりLAからNYにお引越し予定です。
つらいとき、唯一ちょっと気が晴れるのは食事の時くらいですね(私が食いしん坊なだけ??)
またレシピを参考にさせて下さい。
よろしくお願いします♪
Posted by yui at 2013年08月03日 19:11
まぁぁぁっ、yuiさん!
嬉しい!本当にお久しぶりです!

そうですよ、つらい時でも何でも人はお腹がすくのですもの。
だったら美味しいものを食べていたほうが、きっと幸せも早く戻ってきてくれるはず。
食いしん坊万歳ですよ。
食いしん坊は幸せになるのです。

なんだかyuiさんのコメントで、最近ちょっと下降気味だったお料理魂が戻って参りました。
お引越し、何かと大変なこともおありでしょうがどうぞ楽しんで下さいね。
辛いことがあったら柚子山ほど送りますからね(笑)
Posted by しんさん→yuiさんへ at 2013年08月05日 15:10
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