うやうやしく梱包された調味料やら食材やらが配達される毎日。
主人は自らお料理することをすっぱり潔く諦め、もっぱら調味料・食材調達を楽しんでおります。
さて。
どうやら彼は、今までの標準米も実は気に入らなかったらしい。昨日、我が家にお米が届きました。
早速炊いてみましょうね。
- 一時テレビでもよく紹介されておりました。
岐阜県内の温泉地としても有名 (かな?) 下呂、こちらのお百姓さんが偶然発見したとされる希少なお米 “龍の瞳”
主人、きっとそれはそれは嬉しそーーーにクリックショッピングしたんだろぉな・・・
こぉ思ったら、その値段を聞いてもまぁ微笑ましく思ってしまいました。
意外と流行り物好きなのよね、主人って。
せっかくなので、我が家の標準米と大きさを比べてみる。
標準米とは言え、これだって根尾の伯母が持たせてくれた貴重なお米なんだけどな。ごめん、伯母。
お米を洗う時、なんだか違和感があるのはその大きさのせいなのね。
なんだか笑えてくるのは私だけでしょうか・・・龍の瞳、デカい!
- なんでも、洗う時はざっと軽く洗って水加減は控えめにするのだとか。
初めての龍の瞳にワクワクしている主人を、しれーっと客観的に眺めているよな私ですが・・・
何のかの言ってもちょっと楽しみだったのよね、お米がまだ残っているのに炊いちゃった。
炊き上がりはやや黄色っぽい・・・真っ白なお米って感じじゃぁない。全くない。
ただ、悔しいけれど本当に美味しい。一粒一粒がぷりっとてとにかく大ぶり。
しかも、きゃらぶきやら蕗味噌やらとすこぶる相性が良い気がする・・・のは気のせいかしら。
主人曰く、山村の米だから山村の食材と相性が良いのであろう・・・とのこと。
なるほど。君が真顔で言うとそれっぽいな。でもその場しのぎの発言であろう・・・多分。
わたしの主人、意外と面白いキャラなんです。
と言うわけで、本日はお米が主役なのです。
久しぶりに白いご飯をそのままお弁当箱に詰めてみましたよ。
今朝のお味噌汁は、花かつお出汁でした。
なので、その出がらしのかつお節をふりかけに。しっとりしたピリ辛花かつお、龍の瞳に合います。
- 出汁をとった後の花かつおを軽くしぼって刻み、お酒で炒りつけます。
少し水分がとんだら “唐辛子の塩麹漬け” と “てんさい糖” を加え、更に炒りつけて完成。
あ、もしかしたらコレって “ネコまんま” ?
せっかくなので、本日はおかずも和風に。
- 3枚におろして骨を除いた鯵、これを使って。
昨日の夕食で残ったきんぴらゴボウ・韓国海苔・少量の梅肉を鯵でくるりっと巻いて。爪楊枝で留めて小麦粉を薄く全体にまぶし、からりっと揚げれば出来上がり。
爪楊枝を除き、食べやすいよう半分に切ってお弁当箱へ。
近頃気に入っております、自家製の白菜古漬けを胡麻油で炒めたり煮込んだり。
何とも言えぬ深みが出て美味しいのよね。
- 本日は、“おから” にも “スープ” にも白菜古漬けを使用。
おからには定番野菜はもちろん、刻んだ白菜の古漬け・根尾の伯母自慢のきゃらぶき・下処理して冷凍保存してある実山椒等々も加え、鰹だしでしっとりと炒りつけます。
火を止めてから刻みネギ、ひねり胡麻で仕上げます。
白菜の古漬けはスープにも。
白菜の古漬け・沢庵・ずいきのお漬物、これらをさっと胡麻油で炒めて鰹だしを注ぐだけ。
ずいきのお漬物はさっと洗い、食べやすい長さに切って炒めます。
お漬物の塩分等だけで、何とも味わい深いスープとなるのです。
はい、お待ちかね。熱々炊き立ての竜の瞳ですよ。
主人、よほど龍の瞳が気になっていたのね。朝からはしゃいで、まぁよく喋ること喋ること・・・
そして、ワインでも何でも高価なものは、まず美味しいのだ。高いものには理由があるのだ。
安くて美味しいもの、それは妻や母が無償できっちり労力を惜しまず手をかけたお料理だけなのだ。
日本でいちばん高いもの、人件費と土地代。
確か私がこぉ言い切ったのは、学生時代のことだったような記憶が。