近頃主流の “とろける” タイプでなく、しっかり蒸された昔ながらの質実剛健なプリンが好き。
カラメルはほんのりビターがなおよろしい。
先日、根尾の伯母が立派なかぼちゃを持たせてくれました。
じゃ、早速作ってみようかしら。とろけない質実剛健な昔ながらのプリン。スパイスを効かせてね。
もちろんココットの底には、ほんのりビターなカラメルソースがたっぷりですよ。
お日さまの光溢れる明るいキッチンで食べる素朴なかぼちゃプリン・・・良いわね、良いわね。
つい先日キッチンを軽くリフォームしました。
高い位置にあったオーブンを作業台高さに移動させたかった、ってのがその主たる目的。
これで鉄板にお湯を張る作業も楽々。大好きなプリンだって、もりもり作ることが出来ますわ。
かぼちゃのプリン、意外と簡単。以下の分量で・・・うーん、4〜5人分ってところかしら。
【下準備】
- かぼちゃは皮を厚めにむいてワタを除き、串がすっと通るくらいにレンジ加熱します。
ザルにひろげて自然に水気を切り、熱いうちに裏ごししましょう。裏ごしした状態で180g弱。 - 卵 2個は室温に戻しておきます。
- 牛乳にシナモンスティックを加え、ぐらぐらと煮立たせないようにじっくり温めます。
230cc分をとり、人肌に冷ましておきましょう。 - お砂糖 50g・お水 大さじ1を小鍋に合わせ入れ、中火でじっくりお砂糖を溶かします。全体が茶色に色づいてきたら素早く熱湯 40ccを加え、素早くなじませてカラメルを作ります。
熱湯を加える時、かなり派手な音と共にはねるので覚悟して!
ココット皿に薄くバターをぬり、それぞれにカラメルを適量流し入れておきましょう。
【かぼちゃプリン作り 〜 本編です】
- 室温に戻しておいた卵2個をときほぐし、お砂糖 50gを加えてよく混ぜ合わせます。
人肌に冷ましておいた牛乳 230ccも加えてよく混ぜ、いちど裏ごししましょう。 - 冷ましておいた裏ごしかぼちゃ・ナツメグ・シナモンパウダー・生クリーム 50ccを1に加え、滑らかに混ぜ合わせます。
ナツメグはホールをすりおろして使うのがお勧め。香りが全く違います。 - 用意しておいたココット皿に2をそっと流し入れ、オーブンの鉄板に並べます。
鉄板に1センチほどの高さまでお湯を注ぎ、160度に予熱したオーブンへ。
40分ほど蒸し焼きにし、串をさして生のプリン生地がついてこなければ蒸し上がりです。
そのままオーブン庫内で冷ましてから冷蔵庫へ。
本日のお弁当。
え?
もちろんかぼちゃプリンが主食ですよ。我が家では日常茶飯事ですよ、主人も納得してますもの。
厚めにむいたかぼちゃの皮。
貧乏性は決して捨てるなんてこと致しません。カシューナッツと合わせ、ミルク風味のお砂糖和えに。
小さくカットして、かぼちゃプリンの飾りにも。
- 厚くむいたかぼちゃの皮 (150g弱) は、しっかりと水気をふき取って細く細く切ります。
コーヒー用クリームパウダー 大さじ2・お砂糖とお水 各大さじ1をテフロン加工のフライパンに合わせ入れ、やや強めの中火で煮溶かします。
全体がふつふつと泡立ってきたら、かぼちゃとカシューナッツを加えて素早く絡めます。
火を止めてかぼちゃをフライパン全体にひろげ、フライパンが冷めれば出来上がり。
フライパンはお湯に浸けておけばすぐ綺麗になりますよ。
本日のスープは、人参と柿のポタージュです。柿特有のとぷっとしたコクが美味しい。
柿は意外とがっつり入りますよ。極少量加えるチリパウダーがポイント。
- 薄切り玉ねぎをじっくり炒めたところに薄切りにした人参を投入。油がなじんだらスープストックを注ぎ、柿を加えます。
人参と柿が充分にやわらかくなったら シナモンパウダー・隠し味程度にチリパウダーを加えて火を止め、牛乳を少量加えてバーミックスでピュレに。
再度弱火にかけて牛乳でのばし、お塩で味をきめます。
そして朝食。近頃主人は、朝食の干物をとてもとても楽しみにしております。
お魚の干物には柚子胡椒。
夏に収穫した唐辛子を塩麹と漬けておいた “柚子胡椒の素” 、柚子が出回り始めた今大活躍です。
結果は・・・うーん、大成功!美味しいぞ、自家製柚子胡椒!
今夜はお鍋でもよいわね。