これらの旅行を機に大好きになったタロイモスィーツ。甘く煮たタロイモって本当に美味しい!
タイ風のココナッツミルク風味も、台湾名物のかき氷ver.も、双方引き分けの美味しさ。大好き。
お家でも作ってみたいのだけど、タイ・クッキングスクールで見たタロイモはやはり里芋とは全く違う。
安直にタロイモを里芋で代用してはいけない気がする。
で、ふと考えた。
根尾の伯母が持たせてくれる里芋は、殿芋・八つ頭・親芋・子芋・・・その品種・部位により実に様々。
中でも殿芋は、他の里芋のようなねっとりした食感ではなくホコホコとした食感が最たる特徴。
ならば作ってみましょう、殿芋スィーツ。タイや台湾のタロイモスィーツ、殿芋で作ってみましょう!
ふわっふわの皮の中に、ココナッツ風味の甘い殿芋餡。あぁ、yummy・・・なんて美味しいのかしら。
割ってみるとこんなん。
里芋とココナッツミルク、ありですよ!あり!
クッキングスクールでは確かpalm sugar を使った記憶が。
そして先生がpalm sugarとwhite sugarとでは全く違う仕上がりになるとおっしゃった記憶が。
ならば三温糖でやってみよう!
殿芋・三温糖・ココナッツミルクの自称アジアン風スィーツ、作ってみる?
殿芋餡、簡単ですよ。
多分、ほくほくっとした食感に仕上がる親芋の類でも代用できるのではないかしら。
- 殿芋は皮をむいて冷凍しておいたものを使いました。320g弱。
お鍋に お水 210g (1カップ強) ・ 三温糖 90gを合わせ入れて中火にかけ、お砂糖を完全に溶かして煮立たせます。ここに凍った状態のまま殿芋を加え、再度煮立ったら弱火に。
少しずらして蓋をし、串がすっと通る状態になるまでことことことこと気長に煮ましょう。
今回、パンダンリーフも加えてみました。
20〜25分も煮込むとお芋が充分にやわらかくなります。蓋を取り、お鍋を揺り動かしながら水分をとばしてシロップを煮詰めます。
全体が艶やかになったら火から下ろし、フォーク等でざっくりつぶします。
- 殿芋を煮るのと同時進行でココナッツミルクを煮詰めます。
ココナッツミルクは缶をよくふり混ぜてから開封しましょう。ココナッツミルク 100g (1カップ強) ・ お塩(今回はハーブ塩を使用) ひとつまみを弱火でじっくり煮詰めます。焦がさないよう時々混ぜながら20分も煮詰めると、油分が分離してとろりとしてきます。これでOK。
- 双方熱々の状態で、 “煮詰めた殿芋” を “煮詰めたココナッツミルク” に加えて滑らかに混ぜ合わせれば出来上がり。
固定観念を捨てて下さい。本当に美味しいの。
生地作りは、以前作った肉まん生地と同じ工程で。
- 季節的に、1次発酵には1時間ほど要しました。
捏ねる時は様子を見ながら軽くぬるま湯で手を湿らせ、艶やかな生地に仕上げます。
殿芋餡は予めお団子にしておき、薄くのばした生地で包み込みます。
餡を包んだら今一度15分ほどおきます。乾燥防止のぬれ布巾 + ラップを忘れないで。
包み方のとても分かりやすい動画を見つけました。 閉じ口に松の実を飾り、クッキングシートごと充分に蒸気の上がった蒸し器に移します。
やや強めの中火で蒸すこと13〜15分。
ふわんふわん生地・ココナッツ風味の殿芋餡・・・私、これまた作るわ。絶対作るわ。
本日のお弁当。
主食の餡まんが上手くいったので、おかず+スープはどーでも良いって感が漂ってしまいました。
タイ料理つながり。
My畑で収穫したレモングラスを使って。鯖缶で作る・・・うーんと、えーっと・・・何か。
- 小松菜は下茹でをし、シイタケと共に刻んでボールに合わせ入れます。ここに鯖缶・小麦粉を加え、鯖をざっくり大きめに崩しながら混ぜ合わせて丸めます。
やや多めの油でこんがり焼き、刻んだ生唐辛子・たたいたレモングラス・ナンプラー・お砂糖・鯖缶の缶汁を加えます。煮汁を煮詰め、全体にそっとからめれば出来上がり。
本日のスープは人参で。人参と柿のポタージュです。ナツメグとシナモンの香りが効いています。
柿のスープ独特の、ぽとっとした食感がお気に入り。柿の季節にはよく登場する組み合わせ。
- 薄切り玉ねぎをオリーブオイルでじっくり炒め、更に薄切り人参を加えて炒め合わせます。
人参と油がなじんだらスープストックを加え、人参がやわらかくなったら薄切りにした柿・すりおろしたナツメグ・シナモンスティックを加えましょう。
しばらく煮て火からおろし、シナモンスティックを取り除きます。牛乳を少量足してバーミックス等でピューレ状にし、牛乳でのばして最後弱火にかけます。
お塩・白胡椒で味を整え、沸騰直前まで温めれば出来上がり。
主食の餡まん。
冷めてももっちりとした美味しい生地に変わりないのですが、やっぱり蒸したて熱々には敵わない。
うん、美味しいぞ。タロイモじゃぁないけれど、私を魅了したタイの・・・台湾の味に並んでいるぞ。
里芋スィーツ、我が家の定番になるのは明らかです。