2012年11月02日

梅酒の残り梅で “ウスターソース” を作ってみましたよ

梅酒や梅シロップ。自らは漬け込みませんが、根尾の伯母らから頂戴する機会が多々あります。
美味しく頂いた後・・・さぁどぉしたものか、と毎回思うのが “ビンに残った梅” たちの存在。

捨てるには忍びない。
とは言えありがちな梅ジャムを作ったところで、つい他の美味しいジャムたちの魅力に負けちゃう。
刻んでケーキ等にしてみたり、干してドライフルーツ風にしてみたりもしましたが・・・
なんだか残り梅消費の為に無理無理作って、無理無理消費してる感が満載でどうも今一歩。

うーんうーんと、梅が残ったビンを前に悩むこと悩むこと。
ふと素敵な利用をしている方をお見受けいたしましたよ。まぁ素敵!このアイデア頂戴いたします!

主役はコロッケじゃありません。ソースです。残り梅でウスターソースですって!素敵なアイデア!
この梅ソースを作ったのは10月上旬。
そろそろ1ヶ月が経過して味がまろやかになった頃でしょうから、昨晩はコロッケにしてみましたよ。

普段コロッケにソースは 『てんっ』 と極々少量しかつけない派なのですが、このソースは良い!
コロッケにもキャベツにもたーっぷりつけて、もりもり消費してしまいました。
今後、形の悪い “残り梅” の行き先はソースに決定です。





作り方、材料は分量は意外と適当で大丈夫かと思います。
一応目安までに・・・


  1. 残り梅は実と種をちぎり分けます。
    実の残った種をひたひたのお水と共に火にかけてひと煮立ちさせ、やわらかくなった実を木杓子でこそげ取りながら種を除きましょう。
    梅の実がたっぷり残った茹で汁は、他の野菜ら一緒に煮込む際に加えます。

    トマト (大2個) と人参 (大1本) はざっくり刻み、玉ねぎ (大1個) は粗みじん切りに。
    生姜・ニンニク (適量) は、すりこ木等で小さめにたたきます。生唐辛子は横2〜3つ切りに。

    梅の実・種に残った実をこそげ取った際の茹で汁・その他野菜類を全てお鍋に合わせ入れ、タイム・シナモン・軽くつぶした黒胡椒・ベイリーフ等々手近のスパイスを適当に加えます。

  2. 赤ワインビネガー・ポートワイン・ハチミツ・お醤油等々も加え、お水を全体が浸る程度注いで火にかけましょう。
    要は消費したい調味料・野菜・果物・ハーブ類を適当に放り込めばOKなのです。

    アクを丁寧に取り除き、全体が煮立ってきたら弱火にして野菜類が煮崩れるまで2時間ほど煮込みます。鍋底から焦げないよう、時々全体を混ぜながらことことことこと煮込みましょう。
    シナモン・タイムの枝・ベイリーフを取り除き、バーミックス等でピューレ状にし笊で漉します。

  3. 笊で漉したソースをお鍋に移し、五香粉・ナツメグ等のパウダータイプのスパイスを加えます。お塩で味を決め、軽くひと煮立ちさせたら出来上がり。
    熱いうちに熱湯消毒した保存びんに詰め、ジャムと同じ要領で真空保存しましょう。











こうして出来上がった “残り梅のウスターソース” 、少なくとも1ヶ月は寝かせてあげたいもの。
待ちきれず1ヶ月経過した早々に、昨晩のコロッケって・・・なんて分かりやすいのかしら。
じゃが芋・炒め玉ねぎ・合挽き肉で作った昨晩の伝統的コロッケ、ちょっと甘酸っぱい “残り梅のウスターソース” にぴったりでした。

そしてコロッケも含め、じゃが芋は皮ごと茹でるに限るわ。チンじゃだめ。
でもこれを再確認させてくれたのは、週末ごとに要領の悪いお料理を作る主人なのよね。
一生懸命お料理をする彼の姿は、ドンくさいながら (ごめんね) 大切な何かを私に教えてくれます。











ところで・・・ちゃんとお弁当は作っておりますよ。
わざと少量残しておいた昨日のコロッケ生地・ “残り梅のウスターソース” を使って、本日のお弁当。

コロッケ・お弁当ときたらコロッケサンドでしょう。キャベツたっっっぷりのコロッケサンドでしょう。
軽くトーストした食パン・ソースをたっぷりしみ込ませたコロッケ・もりもりの千切りキャベツ・・・
あぁ、間違いなく主人が好きそうな主食だわ。





昨日の基本的なじゃが芋コロッケ生地を使っていますが、昨晩とはちょいとと変わった風貌に。
  • ムングダル・カボチャ・人参をお鍋に合わせ入れ、ひたひたにお水を注いで火にかけます。
    水分がとんでカボチャが煮崩れるほどになったら火を止め、ガラムマサラを加えて軽くカボチャを崩します。ここに昨晩のじゃが芋コロッケの生地を加えて混ぜ、俵型にしてコロッケに。

    揚げたてコロッケの上に “残り梅のウスターソース” をたっぷり!
    食パンを軽くトーストしてバターをぬり、片方の食パンに千切りキャベツをたっぷりと。
    キャベツの上にソース面を上にしたコロッケを並べ、もう片方のパンでサンドします。

    ラップでしっかりと包み、適当な重石をしてパンと具をなじませましょう。
    パンと具がなじんで落ち着いたら、ラップごと切り分けてお弁当箱へ。














本日のお弁当。






我が家のコロッケは、小麦粉→とき卵→パン粉の工程を踏みません。
とき卵・極少量のお酢 (又はレモン汁) ・炭酸水 (これは普段私がS.Pellegrinoを飲んでいるから) ・を混ぜたところに薄力粉を加え、ややゆるめのホットケーキ生地くらいにします。
ここに成形したコロッケ生地をくぐらせ、パン粉をつけて揚げるだけ。
  • そうすると、今朝のように少量しかコロッケを揚げない場合は当然卵液が残ります。
    ここに卵をもう一個足し、極少量のマヨネーズ・塩コショウを加えてよくとき混ぜます。
    醤油洗いした春菊・刻んだシイタケをここに加えて和え、ココット皿に移してチーズと黒胡椒をぱらり。オーブンで焼けば立派 (でもありませんが) なお弁当の一品に。






じゃが芋の段ボールに入れておいたリンゴ・・・
ふと気付いたら、見たこともないポタポタの状態になっておりました。これって食べられるの?
  • ・・・恐ろしいことに食べてしまいました。スープにして食べてしまいました。離乳食にあらず。
    主人も私も体調には変化ないので傷んではいなかったのか・・・又は免疫が並々でないか。

    じっくり玉ねぎを炒めたところにポタポタリンゴを放り込んで傷め・・・いや、炒めます。
    更にトマトを加えて炒めたらスープストックを注ぎ、リンゴとトマトが煮崩れるまで煮ます。
    赤パプリカを加え、少量の塩麹で味を整えれば出来上がり。











そして朝食。
・・・恐ろしいことに (今日はこの台詞が多い) この時の蒸し寿司が冷凍庫から発掘されました。

しかも、これを美味しいと思う自分が本当に恐ろしい。
隣で 『美味しい!』 を連発する主人に申し訳ないやら・・・でも、コブミカンの風味もしっかり健在。
近頃の冷凍庫は本当に性能がよろしい。
相次いで大幅赤字決算を発表したシャープさん、パナソニックさん・・・がんばれ、日の丸家電!

posted by しんさん at 16:10 | Comment(1) | 保存食・調味料・常備菜等 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
とても魅力的な記事でした!!
また遊びに来ます!!
ありがとうございます。。
Posted by 投資の初心者 at 2012年12月17日 15:36
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。