でも我が家の冷凍庫は、里芋やらカボチャやら青唐辛子やらで満杯。
冷凍バナナのスペースなんざ、これっぽっちもありません。
ならば使わないとね。完熟バナナ使わないとね。そうなるとやっぱりこれ。
完熟バナナの消費といったら、バナナケーキに決まりよね。 実は私、生食バナナってあまり得意じゃぁないんです。
主人がたまに言います。結婚して大きく変わった日常って、バナナを食べなくなったことかな?と。
お買い物に行って、自らバナナに手を伸ばすことはそうそうありませんからね。
でも、ちょっと手を加えるとなるとお話は別。
バナナケーキ好きですよ。バナナプリン好きですよ。牛乳嫌いだけど、バナナジュース大好きですよ。
今回のバナナケーキは、濃厚なバナナケーキにちょっとスパイスを効かせた天邪鬼仕様。 生地の中にちらほら見える粒々は、キャラウェイシードとローズマリー。
もーっちりとしたどっしりバナナケーキの中に、ほんのりスパイス・・・この類、好きなんです。
お砂糖は三温糖を使用してみました。上白糖使用よりバナナらしさが際立った気がします。 三温糖とラム酒でカラメリゼしたバナナをトッピングして。
あくまで濃厚バナナケーキを目指してみました。濃厚好きな主人にはストライクみたいだわ。
18×9×8センチのパウンド型 1個分。
【下準備】
- 無塩タイプの発酵バター 120g・卵 2個を室温に戻しておきます。
- 型に薄くバター (分量外) をぬり、型に合わせて切ったオーブンシートを敷いておきます。
- 頃合を見計らってオーブンを190度に予熱しておきます。その際、キャラウェイシード 小さじ1/2を予熱中のオーブン庫内で空焼きしておきます。出し忘れて焦がさないように。
【作り方と分量】
- バナナは完熟したものを。
トッピング用に何枚か1センチ強の厚さにスライスし、三温糖 大さじ2・ラム酒 大さじ1と共に弱火にかけます。三温糖がとけて全体が泡だってきたら、そっとバナナ全体にからめます。
焦がさないようタイミングを見て火を止め、粗熱をとっておきましょう。 - 室温に戻したバターに三温糖 100gを加え、クリーム状になるまで泡だて器でしっかり空気を含ませます。次いでときほぐした卵を少量ずつ加えては混ぜ、なめらかな状態にします。
完熟バナナを別ボールにちぎり入れ、レモン汁小さじ1/2をふりかけフォーク等でつぶします。バナナは小ぶりなものが2本ちょっとといったところ。正味240g強でした。
攪拌したバターにバナナも加えて混ぜ合わせます。 - 2のボールに、薄力粉 120g・ココナッツパウダー 30g・ベーキングパウダー 小さじ1を合わせてふるい入れます。
同時に細かく刻んだローズマリー・キャラウェイシードも加え、スパチュラでさっくり混ぜ込みます。ローズマリーは香りが強いので、入れ過ぎは逆効果。5センチ弱の1枝分で充分。 - 用意しておいた型に生地を流し入れ、表面をならします。
カラメリゼしたバナナをトッピングし、残ったシロップを表面にまわしかけます。 予熱したオーブンに移し、オーブンの設定温度を180度にして焼くこと40分。
もぉ・・・どぉしましょう!どぉしてくれましょう!って程の良い香り。
でも焼きたてよりしばらくおいてからの方が美味しいのよ、主人。試食はしばしお待ちを。
バナナケーキの焼ける香り漂うキッチン。さぁさ・・・我が家にとって、金曜日の朝食は重要ですよ。
週末に向けての冷蔵庫お方付けは必須ですからね。 昨日失敗したと嘆いておりました弘法芋入りの味噌パン、一昨日 (だっけな?)のあけびの唐蒸し
冷蔵庫内、総動員ですよ。
・・・今日は久しぶりに近所の喫茶店で朝食を、と思ったのに。
これだけ冷蔵庫の中にあっては、それも無理だわね。
さて主人、週末は何を作ってくれるのかしら。冷蔵庫は準備OK、空っぽよ。好きなものを作ってね。