でもそろそろお弁当を作ろうかな、と。
面白くない時にお料理すると、なんとも惨めな気分になるのは私だけではないはず。
お料理は楽しくないと。
でも、まだまだ面白くない気分の昨日に敢えてお料理をしてみましたの。
彼が手がけた初めての農作物 “唐辛子” を使って。辛い辛い唐辛子味噌なんぞ作ってみましたの。
ふっふっふっ・・・私の怒りで思いっきり辛くおなり。主人が泣いてゴメンナサイを言うくらい辛くおなり。
『どぅみぃ (私のこと)!でかしたさんだよ!美味いよ、これ!最高の魔法の奇跡の調味料だよ!』
え?あぁそぉ?アリガト。こうして、フレッシュな唐辛子と格闘した私の左手には、唐辛子による燃えるような痛みが丸1日付きまとったのでありました。
人を呪わば穴なんちゃら・・・えいくそっ、まだ時々左手が熱いぜ。燃えてるぜ。
- この自家製唐辛子で作った唐辛子味噌、主人は本当に気に入った様子。
また来年唐辛子を収穫したら作ろうかしら。その時は、しっかりと手袋をしてね。
フレッシュ唐辛子はたっぷり130gほど。若い青いものも、赤く熟したものもごっちゃ混ぜ。
綺麗に洗って水気を拭き取り、ヘタを除いて細かく刻みます。マスク・手袋装備がお勧め。
ニンニク1欠は、包丁の腹でつぶしてから刻みます。
これを唐辛子とお鍋に合わせ入れ、胡麻油を加えてしんなりするまでじっくり弱火で炒めます。麦味噌 150g・みりんとお酒 各大さじ1を加え、ぽってり煮詰めれば出来上がり。
途中お好みでお砂糖を加えても。今回は大さじ1〜1.5程度加えてみました。
私が住んでいる岐阜辺りだと豆味噌が主流。
たまに変化球で麦や米のお味噌を購入するとワクワクします。お味噌って地方性があって楽しい。近所のスーパーで手に入る “フンドーキン” の麦味噌 おふくろ・・・パッケージが好き。
唐辛子味噌は、出来立てよりちょっと経ってからの方が味がこなれて美味しくなるのです。
そ・・・それにしても辛いわ、これ。
今朝はこれをおにぎりさんにしてみましたよ。
海苔もお塩もなし。
中に唐辛子お味噌を入れ、手の平にほんの少し酢水をつけて出来るだけふんわり握ります。
主人、大喜びでパクついているんだろーなー。うー、辛い!
辛い辛い唐辛子味噌を芯にしたおにぎりさん。チーズで隙間埋めはささやかな手抜き。
今朝はご飯をお鍋で炊いてみましたよ。土鍋とかじゃなくて普通のお鍋。
お鍋ご飯を上手に炊く主婦になりたいの。今のわたしの小さな目標です。ホントに小さいけどね。
- 人参・カボチャ・冷凍ネギ・冷凍ワラビは炊き合わせに。納豆と鶏挽肉で作った鶏団子入り。
鶏挽肉・納豆・みじん切りにした玉ねぎときゃらぶき・少量の小麦粉を合わせてお団子に。
軽くお水で湿らせたスプーンで成形しながら、煮立っただし汁の中に落としていくだけ。
- 大好きなゴーヤのサラダ、本日はトマト・鰹節・パルミジャーノ・お醤油で。
薄くスライスしたゴーヤにお塩をもみ込んでしばらくおきます。しんなりしたらお塩を洗い流し、さっと数秒熱湯で茹でて氷水にとります。ザルにあけ、水気をきつくしぼっておきましょう。
種を除いたざく切りトマト・おろしたパルミジャーノ・鰹節・をボールに合わせ入れ、ここにゴーヤを加えます。少量のお醤油を加えて和えれば出来上がり。
- 本日のスープは、自家製のちびっ子玉ねぎで。
お尻部分に十文字の切れ目を入れ、レンジ加熱してからだし汁でくたくたに煮込みます。
だし汁は干ししいたけと梅干しで。買い過ぎたしいたけは干して保存しておくととっても便利。
押し麦を加え、優しいとろみ具合に仕上げます。
朝食は、もちろん炊きたてご飯に唐辛子味噌をちょこんっとのっけて。
主人嬉しそう。良かったらアタクシの分もどうぞ。
金曜日までの常備菜に作った大量の南蛮漬けは小あじで。小あじ < 野菜の南蛮漬けですけどね。
怒りを込めて作った唐辛子味噌は、主人の心を今までのどんな料理よりがっしり掴んだ結果となりました。無人島に行くなら・・・の質問の答えにすらなりそうな勢い。
今回の喧嘩も、うやむやのまま風になってしまったのかしらね。
・・・それにしても昨日の左手の痛熱さと言ったら!侮るなかれ、フレッシュ唐辛子。
今度は主人に刻んでもらおう。