外は雨模様。こんなお天気の日に昼間から飲むのも・・・悪酔いしそうだから今日は止めときましょ。
というわけで暇な連休を過ごしておりますが、良いタイミングで、主人が筍を貰ってきてくれました。
のんびり下茹でなどして過ごしております。
その片手間にキッチンの整理整頓を始めたところ、あら!こんなところに “粉辛子” 発見。
使う当てない食材が私のキッチンに放置されているなんて・・・良い機会だわ、使ってしまいましょう!
野菜室にあったわよね、この間の朝市で買ってきた蓮根が。辛子に蓮根と来たら、これしかないわ。
筍の下茹でがてら、意外と簡単に出来てしまうことが判明されましたよ。
え、味ですか?・・・実は私、辛子蓮根を食べるのはこれが初めてなので・・・えぇ、よく分かりません。
でも、主人はいたく気に入ってくれましたよ。やったー!
かなりつんつんと辛子の効いた大人向けの仕上がりです。
白味噌が少量しかなかったので、こぼれ梅 (みりん粕) を足してみました。
文字通りのあり合わせです。
【あり合せやっつけ辛子蓮根の作り方】
- 蓮根はやや細めなものを1節。洗って泥を落とした状態で280グラムほど。
野菜ブラシで表面をしっかりと洗い、黒ずんだ部分の皮をむいて両端を少し切り落とします。全体が充分浸かる量のお水・少量のお酢を加えて中火にかけ、沸騰したらやや火を弱めて4〜5分煮立ててからザルにあけましょう。
仕上がりが水っぽくなるのを防ぐため、蓮根をザルの上に立てた状態で完全に冷まします。 - 辛子味噌を作りましょう。
粉辛子 大さじ1弱を少量のぬるま湯で溶き混ぜます。ぬるま湯は一気に加えず、少しずつ様子を見ながら加えていって下さいね。つんっとした香りがたつまで、しっかりと混ぜましょう。
ここに、白味噌 50g・こぼれ梅 30g・ハチミツ 8〜10gを加えて混ぜ合わせます。 - 辛子味噌を蓮根に詰めて参りましょう。
蓮根を縦にしっかりと持ち、ボールの中の辛子味噌を蓮根で掻くようにしながら蓮根の穴に辛子味噌をねじ込んでいきます。
上の全部の穴から辛子味噌がはみ出してくるまで頑張るのです。
はみ出した辛子味噌を綺麗にしごき取り、水分が溜まらないようザルに乗せてふんわりとラップをして冷蔵庫へ。そのままひと晩おきましょう。
ちなみに・・・余った辛子味噌は、バター・マヨネーズと混ぜられハムサンドとなりました。 - いよいよ仕上げです。衣をつけて揚げましょう。
薄力粉 70g・ターメリック 小さじ1/2・お塩 ほんのひとつまみを乾いたボールに合わせ入れ、泡だて器でしっかりと混ぜ合わせます。
ここによく冷えた炭酸水 70ccを少しずつ様子を見ながら加え、泡だて器でしっかりと混ぜ合わせましょう。ややゆるめのホットケーキ生地ってところかしら。
炭酸水は、今現在の我が家の飲み水がサン・ペレグリノだったからってだけですが・・・炭酸水で天ぷら衣を作ると、さくっと仕上がるって説もあった気がするのでお勧め・・・かも。
ひと晩おくと、蓮根から意外な量の水分が出てきます。蓮根の水気をしっかりふき取り、全体に薄く薄力粉 (分量外) をまぶしましょう。途中で抜けないようしっかりと2本の竹串を指し、衣をスプーンで蓮根全体に均一にまわしかけます。やや厚めに衣をつけるのがポイント。
揚げ油を160〜170度 (箸を油の中に入れると箸の先端から細かな泡が細々と出る程度) に熱し、串をしっかり持ってお玉で油を全体にまわしかけながら5分ほど揚げます。蓮根がお鍋の底につくと、衣が鍋底にくっついてしまうことがあるので気をつけて。
全体がかりっと揚がったら網の上に移し、串を除いて冷まします。切り分けて召し上がれ。
・・・と、まぁ以上。
本当の辛子蓮根を食べたことはおろか、見たこともない私のいい加減辛子蓮根レシピでありました。
今度どこかで物産展があったら買ってみよう。で、辛子蓮根ってどこの名産だったかしら。
こうして、頂いた筍の下茹でとほぼ同時にスタートした初めての辛子蓮根作り。
昨日ワイン会だった主人は、お昼がとうに過ぎた頃にようやく復活。
あら、ちょうど筍ご飯も炊き上がったところよ。筍づくし+自家製辛子蓮根のお昼ご飯と致しましょう。
- 下茹で済みの筍は、用途に合わせて切ってからもう一度薄い鰹だし+お酒で下茹でを。
ザルにあけて水切りをしたら、改めて煮浸しに致しましょう。
頂いた “こんてつ (コシアブラ)” も一緒に。さすが山菜の女王、アクも少なくて高貴な香り。
- 筍の姫皮は、梅肉と塩麹で和え物に。
- 筍ご飯は、極少量炊くだけなので土鍋で炊きましょうか。
お米は1/2カップ。いつも通りに洗って水を切り、同量 (1/2カップ) のお水・お酒 大さじ1と共に土鍋に移しましょう。蓋をしないで強めの中火にかけて沸騰させます。
沸騰したらひと煮立ちさせてから筍 (本日は煮浸しにした筍を使用) を散らして蓋をし、ことこと弱火で10分程。蓋を取らずに火を止め、更に10分蒸らしましょう。
お焦げのおまけもちゃんとついていますよ。お手軽、土鍋の筍ご飯の出来上がり。
筍と蓮根・・・時期的にちと相反する感じも致しますが、まぁそれも良し。
今年はたらの芽には恵まれませんでしたが、こんてつを2度も堪能できたのはとびっきりの幸運。
サクラを偲んで、今年は・・・そぅねぇ・・・サクラが大好きだった卵豆腐にでも挑戦してみようかしら。
ちなみに、私 『サクラの臭い顔』 が得意であります。
猫好きなら皆ご存知でしょうが・・・猫ってね、柑橘類とかミント系の香りってすごく嫌いなの。それらの香りを嗅いだ時のサクラの顔ったら・・・主人お気に入りの顔芸であります。どーでもよいけどね。