2012年04月14日

白菜じゃぁないキャベツの王道ザワークラウト

今から数週間前・・・店頭に春キャベツがお目見えし始めた頃。心躍りました。
あぁ、ようやくあれを試す時がやってきましたか!今まで、白菜で代用してきたあれを!・・・とね。

・・・これがそのあれです。

そう、ザワークラウト。
今まで白菜で代用してきたザワークラウトを、ようやく本来のキャベツで作ることが出来ましたよ!
やっぱり違うわ・・・ザワークラウトは、キャベツで作るに限るわね、まぁ当然なお話ですけど。






どこで聞きかじったものか・・・主人が、気楽なワイン会で自作のシュークルートを披露したいと言い出したのは今年の初めだったかしら。
ザワークラウトの缶詰を大量に買おうとする彼を宥めたのは、私の記憶に新しいところ。

そしてその頃、良いタイミングで根尾の伯母が立派な白菜を持たせてくれたのが事の発端。
立派すぎる白菜の消費に行き詰まり、キャベツも白菜も似たようなものだから・・・と主人を宥め賺して、白菜で作ったザワークラウトが我が家の定番となったのでありました。

そして今、春キャベツを前に初めて本来キャベツで作られるべきザワークラウトが我が家に登場。
うーん・・・やはり代用料理は代用料理。ザワークラウトはキャベツで作られるべきでありましょう。
しかも缶詰のものより美味しいと思うのは、私の勝手な思い込みかしら。とにかく美味しい。
白菜消費の為に作る白菜ザワークラウトも良いけれど、やっぱり軍配はこっちに上げられましたね。



下ごしらえは簡単。暖かなお部屋でのんびり酸味が出てくるのを待って、約3週間後に出来上がり。
今回は、紫キャベツと普通のキャベツ 2種類のザワークラウトを。
ちゃんとジュニパーベリー (ねずの実) やキャラウェイも使ってみましたよ。

  1. キャベツはそれぞれ繊維を断ち切るように細切りにし、ボールに移します。すりこ木等で粗くつぶしたジュニパーベリーと黒コショウ・キャラウェイシード・キャベツの2〜2.5パーセント量のお塩をここに加え、キャベツからキャベツ全体が浸るほどの水分が出るまでしっかりともみ込みましょう。
    ちなみにキャベツ 460グラムに対してお塩は10グラム。紫キャベツ 300グラムに対してお塩は7グラム使用しました。お塩はあら塩、今回はゲランドのお塩を使用しました。
    ジュニパーベリーと黒コショウはそれぞれ5粒程、キャラウェイシードは小さじ1程です。

  2. これをキャベツから出た水分ごとジッパーつきのビニール袋に移し、適当に切ったローリエ・鷹の爪を散らします。

    キャベツの表面が空気に触れないようキャベツの外葉でキャベツに蓋をし、ビニール袋内の空気を抜きながらジッパーを閉じましょう。密封容器に並べ入れて重石をします。
    最初はスキューバーダイビング用のウエイト 1キロ・クリスタルカイザー 500ミリリットルペットボトル2本を重石に。これで徐々に重石を減らしていき、酸味が出てくるまでおきます。
    キャベツの外葉は、抵抗があるならなくても。要は空気を遮断すれば良いのですから。

    そして3週間・・・状況によっては倍の6週間ほどかけ、酸味が出てきたら出来上がり。

    清潔なビンに移して冷蔵庫へ。紫キャベツの色鮮やかなザワークラウト、なんだかワクワクします。これをどう食卓やお弁当に取り入れましょうか。







今さらながら且つ私が申し上げるのもなんですが・・・あり合わせ料理も主婦としては当然大切ではあります。でも、やはり本来のレシピから生まれるお料理はとても良いお勉強になると思います。

今回、主人がザワークラウトを作るのであればこれを是非!と調達してくれたジュニパーベリー。
キャベツに揉み込みながら、学生時代背伸びしていた頃に飲んでいたカクテルを思い出しました。あれは・・・モスコミュールだったかしら。昔のことなので曖昧ですけどね。

まぁつらつら書き綴りましたが、今申し上げられることは、やや酔っ払ってきましたよってことかしら。
本日は、久しぶりに主人がキッチンを占領しております。久しぶりにタイ風カレーを作っております。
『君はヴーヴレでも飲みながらのんびりしていたまへ』・・・優しいお言葉。
でも、なかなかのんびり出来ないのが現状。主人もワイン片手のお料理で、ほろ酔いのようです。

posted by しんさん at 20:30 | Comment(0) | 保存食・調味料・常備菜等 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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