主人が新しい “野菜干し網” を買ってくれたので、今シーズンの異常なまでの寒さを利用して様々な干し野菜を楽しんでおりました。冷たい風と空気が干し野菜をうんと美味しく仕上げてくれるのです。
もう一回くらい楽しめるかと思っておりました “干し芋” ですが、ここ数日の暖かさでは無理かしら。
昨年秋に収穫してから大切に保存してあった自家製さつま芋、ここらで使い切った方が賢明ね。
ならば、早速・・・
え?おやつじゃぁなくってよ。お弁当の主食ですよ。さつま芋と卵ですもの、まぁ許されるでしょ?
そんなワケなので、今日と明日はさつま芋消費に付きあって頂戴ね、主人。
大丈夫、残りはわずか2本よ。ただ、とてつもなくビッグサイズってだけですわ。
意外と簡単なさつま芋プリン。オーブンで蒸し焼きにするので、失敗も少ないのです。
以下の分量で4〜5人分ってところかしら。
【まずはカラメル作りから】
- 型に薄くバターをぬっておきましょう。
今回はいつぞやの柚子カードを使用。バターと卵が材料だもの、問題ないわよね。
柚子カードも今シーズンはこれでおしまい。
- グラニュー糖 60グラム・お水 大さじ1を中火にかけ、お鍋をゆっくりまわしながら煮溶かします。全体がふつふつと泡立ちほんのり色づいてきたら、焦がし過ぎないよう目を離さないで。
飴色になったら火からおろし、お水 大さじ1を加えて素早くお鍋をまわしてとろりとしたカラメルに仕上げます。お水を加える時、かなり派手にお水が跳ねるので気をつけてくださいね。 - 用意しておいた型に流し入れましょう。
ちなみに、これは作りやすい分量。作りすぎた分は、クッキングシートに1回分ずつ垂らしておきます。かたまったらラップで挟んで冷凍しておくと、使いたい分だけ使えてとっても重宝。
【さつま芋プリン、意外と簡単ですよ】
- 卵 2個は室温に戻しておきます。
- 頃合いを見計らって湯せん用のお湯を沸かし、オーブンを180度に予熱しておきましょう。
- 鉄板にキッチンペーパーを2枚重ねて敷き、カラメルを流し入れた型を並べておきます。
- さつま芋は皮を厚めにむきます。皮をむいた状態で150グラム。
5分ほどお水に浸けてアクを抜き、レンジで串がすっと通るまで500Wのレンジで3〜5分加熱します。ザルにひろげて自然に水分を飛ばしておきましょう。 - 牛乳 250CC・酒粕 30グラム・お砂糖 30グラムを弱めの中火にかけ、泡立て器で優しく混ぜながら沸騰直前まで温めます。酒粕のかたまりが残っていても平気ですよ。
これを1のさつま芋に加え、バーミックスでなめらかなピューレ状にしましょう。
とき卵・生クリーム 50CCを順に加え、その都度なめらかに混ぜ合わせまます。
これを裏ごししてなめらかなプリン液に仕上げ、用意しておいた型に流し入れましょう。 - プリン液の表面の泡をスプーンですくい取り、鉄板にお湯を注いでオーブンへ。
設定温度を160度にし、30分蒸し焼きにすれば出来上がり。
プリンがお弁当の主食ってのも、なんだかとってもおかしなお話・・・まぁ我が家らしいのですが。
もちろんおかず・スープも、いつものように存在するのであります。
- ロールサラダは、しんなりと茹でた白菜で具を巻くだけ。
本日は、昨日の “鹿肉のしぐれ煮” ・ 焼きネギ ・ セロリをくるり。
- もう一品は、人参とさつま芋のグラッセ。
面取りをした人参・さつま芋が充分浸る量のお水を注ぎ、お砂糖を少量加えて火にかけます。キッチンペーパーで落とし蓋をしてやわらかく煮たらお湯を捨て、柚子練り・ハーブ塩を加えます。中火にかけ、お鍋を揺り動かしながら水分を飛ばして出来上がり。
- 本日のスープは、大根と押し麦の梅干しスープ。
爪楊枝で数ヵ所つついた梅干し・大根・押し麦を、鰹だしと塩麹でことこと煮るだけ。梅干しの塩分が、なんとも美味しいスープに仕上げてくれるのです。主人の大好きなスープ。
で、出来上がった本日のお弁当。主人のさつま芋プリンは、お弁当箱でそのまま蒸し焼きに。
プリンの上からカラメルとろり・・・の醍醐味はないけれど、たまには楽しいでしょ、こんなお弁当も。
そして朝食は・・・さつま芋粥です。じっくり弱火で炊いたさつま芋粥は、甘くて本当に美味しいの。
面取り人参の切れっ端が入っているけれど、小さなことは気にしないでね。
プリン液を濾す時、『あぁ、シノワがあると便利だわぁ・・・』って。
はっ!いけないっ!!主人のクリック・ショッピング熱に火をつけてしまったかも!
主人、買っちゃぁ駄目よ。シノワ、買っちゃぁいけませんよ。
妻を喜ばそうと、内緒でクリック・ショッピングしちゃぁ駄目よ。
・・・絶対そのうち・・・近日中に、主人がワクワクした顔でシノワ購入を切りだす気がするわ。