言葉の端々にそれが垣間見られるのです。そしてそれがどうやら、お魚料理である様子。
あら、主人。
先日丸っとさばいた鶏肉、胸肉もささ身もまだ冷凍庫の中よ。え、それは君が使いたまへですって?
意外とわがままな主人。じゃ、使いますからね。鶏の胸肉使いますよ、お弁当にしちゃいますよ。
後は予熱でしっかりと中まで火を通せば、しっとりやわらかなバンバンジー風ひと品の出来上がり。
先日大量に掘ってきた自家製ネギ、ネギたっぷりのネギ塩だれであっさり召し上がれ。
ご飯は久々の大豆ご飯。大豆をたっぷりご飯に炊き込んで、お手軽気軽に大豆を摂取。
大豆ご飯と鶏肉の間には、根尾の伯母自慢の甘酢漬け茗荷をたっぷり散らしてみましたよ。
胸肉を冷ましている間に大抵の準備が完了しちゃうので、私楽ちん。主人も気に入った様子。
ネギ塩だれも簡単で美味しいのよ。
胸肉の大きさや厚さによって、加熱時間はテキトーに加減して下さいね。
最後は熱々のネギ塩だれにからめるので、少々疑わしい火入れ具合でもまぁ良いんでないかしら。
- 先ずは鶏胸肉にたっぷりのお塩をすり込み、お水でお塩を洗い流します。これを脱水シート (ぴちっとシートの類ですね) に挟んでしばらくおき、しっかりと水気を除いておきましょう。
- 胸肉の大きさになるべく合ったお鍋を使います。
ネギと生姜はたっぷり千切りにしてお鍋に移します。ここに胸肉が充分浸かる量のお水・顆粒鶏がらスープ・紹興酒・お塩・八角を加えて中火にかけてひと煮立ちさせ、1を皮面を下にして加えましょう。胸肉の表面が白くなったらさっと裏返して数秒加熱し、アルミホイルをぴったりと密着させて保温し更にぴったりとお鍋に合った蓋をしてそのまま冷まします。
胸肉が冷めたら串をさしてみて、火の入り具合を確かめましょう。
すっと抵抗なく串が通ればOK。皮を除き、繊維に沿った細切りにしておきましょう。 - 鶏肉が蒸しあがっているのを確認したら、ネギ塩だれを作りましょう。
ネギは白い部分をみじん切りに。ニンニクは包丁の背でつぶしてからみじん切りにし、合わせて耐熱性ボールに移します。胡麻油・レモン汁・胸肉の茹で汁・お塩・みりん・すり胡麻を加えてひと混ぜし、500Wのレンジでラップをしないで全体が煮立つまで1〜2分加熱します。
熱々のネギ塩だれに胸肉を加えて和え、最後に黒コショウをたっぷりと挽き入れます。
炊きたての大豆ご飯に、甘酢漬け茗荷をたっぷりと千切りにして散らしましょう。
胸肉をたっぷりのせてネギ塩だれをスプーンでたっぷりかけて・・・と。はい!出来上がり。
チキンソテーが大好きな主人、たまにはうんとヘルシーなこんなひと品も良いものでしょ?
さて。
胸肉の茹で汁・・・もちろん捨てませんよ。めりめりとめくった鶏皮・・・これまた捨てませんよ。
- 貧乏性ですもの、捨てません。たっぷりの白菜等々野菜をプラスし、スープに有功利用。
ざく切り白菜は胡麻油で軽く炒め、ぴったりと蓋をしてじくりと蒸し焼きに。
少量の小麦粉をふり入れて素早く炒め、ここに胸肉の茹で汁 (八角は除いて下さいね) ・ 細切りにした鶏皮を加えてじっくりことこと煮ましょう。
オイスターソース・極少量のウェイパー等で風味をととのえ、エノキを加えてひと煮立ち。
- 匂いの強い “たくあん” だって、彩りは綺麗だもの。お弁当にだって入れてあげたいもの。
それが根尾の伯母お手製たくあんなら、尚のこと活躍させてあげたいじゃない?
繊維に沿って細切りにし、千切り人参と一緒に胡麻油で炒めます。
切り胡麻・たっぷりの鰹節と和えれば、お弁当の彩り係に。
- My畑で収穫した “かき菜” は、菜の花と合わせて酒粕和えに。
酒粕・お砂糖・少量のハチミツをすり鉢でよくすり混ぜて和え衣に。
かき菜と菜の花は、さっと茹でて冷水に取って色良く茹で上げてお醤油洗いをしましょう。
食べやすい大きさに切り揃え、和え衣で和えれば出来上がり。
酒粕大好きな私にはストライクなひと品。主人にはちょっとキツかったかしら。ごめんね。
そして本日のお弁当。
と・・・鶏肉がもりもりですわね。蓋が閉まるかしらん、なんて心配は御無用。
本日の朝食は・・・あまりにお弁当と一緒なので・・・でもいいや、載せちゃえぇ。
干物がないと必要以上にがっくり肩を落とすパフォーマンス、本人もそろそろ飽きてきたのかしら・・・
根尾の伯母特製 “ずいきの酢炒り” は私の大好物。悲しいかな、本日完食と相成りましたとさ。