伯母自慢のお漬物や根尾野菜に加え、鹿肉や猪肉をたっぷりと持たせてもらいましたよ。
伯母ったら主人のことが大のお気に入りでね、ご近所さんが持ってきてくれた鹿肉・猪肉を冷凍保存して待っていてくれるのです。主人が 『僕ぅ、鹿や猪やら大好きなんですぅ』 なんて言うものだから。
そして、もちろんその田舎ジビエたちをお料理するのは私の役目。本日は “鹿” と参りましょうか。
なので、今回の鹿肉はそれはそれは美しくスライスされておりました。
淡白と評される鹿肉。
こってり味が好きな主人のため、この薄切り鹿で作ったのは鹿肉のビーフストロガノフ風。
ビーフストロガノフの定義は全く無視ですが、見た目がなんとなくそれっぽいでしょ?
タマリンド風味のスープストック・ピーナッツバターで仕上げる鹿肉のビーフストロガノフ風。
ローズマリー風味のバターライスと召し上がれ。
- とっても簡単ですよ。
今回は、セブ島のJadeが送ってくれる “タマリンド風味のコンソメキューブ” を使用しております。セブ島の名物スープ “シニガン” も、このキューブがあれば簡単に出来るのです。
ピーナッツバターは、スキッピィのスーパーチャンクタイプを使用。
- 薄切りの鹿肉はキッチンペーパーに挟んでしばらくおき、しっかりと水気を除きます。
ニンニクはつぶしてみじん切りに。玉ねぎ・人参は薄切りにしておきましょう。 - ニンニク・サラダ油を極々弱火にかけてじっくり香りを引き出し、玉ねぎ・人参を炒めます。
鹿肉の両面に塩コショウをして全体に薄力粉を薄くまぶし、野菜類をちょちょいっとフライパンの脇に寄せます。空いたところに鹿肉を投入し、軽く炒めましょう。
お肉の色が変わったら、ひたひたのお水・タマリンド風味のコンソメキューブ・薄切りシイタケ等を加えます。全体が煮立ったら、冷凍カボチャも凍った状態のまま加えましょう。
カボチャがやわらかくなったら、ピーナッツバターも加えます。 - 軽く煮込み、仕上げに生クリーム・極少量のお醤油を加えてひと混ぜすれば出来上がり。
ローズマリー風味のバターライスは、いつも通りの水加減をしたお米・バター・ローズマリーひと枝を炊飯器で普通に炊き上げれば出来上がり。お好みで押し麦を加えても。
ローズマリーは香りつけなので、茎と葉っぱを取り除いて盛りつけて下さいね。
- ピーナッツバター入りのソース、意外と成功でした。
豚肉や鶏肉等々、色々合うのではないかしら。
タマリンド風味のコンソメキューブは、普通のコンソメキューブでも充分美味しいかと存じます。酸味が欲しい時は、刻んだトマトを加えたりしてね。
本日のお弁当メニュー。
鹿肉ビーフストロガノフ風の他には、万能ねぎのナムル風。
だって、万能ねぎってなぜだか余っちゃうのよね。ナムルにすれば、ほら!あっという間に完食。
- おろしニンニク・ゴマ油・お醤油・お砂糖・少量のお酢を混ぜ合わせます。
白胡麻を乾煎りして切りゴマにし、たっぷりと加えて合わせ調味料を作っておきましょう。 - 万能ねぎは白い部分と青い部分に切りわけ、時間差でさっとほんの軽く熱湯で茹でます。
巻きすに包んでしっかり絞り、食べやすく切り揃えて熱いうちに1で和えれば出来上がり。
そしてスープは、大豆ととろとろに煮込んだ白菜の酒粕スープ。
- 大豆はたっぷりのお水に一晩浸し、浸け水ごと強めの中火にかけて煮立たせます。丁寧にアクを除いて弱火にし、大豆がやわらかくなるまで20〜30分茹でて冷ましておきましょう。
- たっぷりの白菜をざく切りにして胡麻油で炒め、油が全体になじんだらぴったりと蓋をします。弱火でじっくりと蒸し、全体がしんなりとしたら1を茹で汁ごと加えましょう。
全体が充分かぶる量のお水を足してしばらく煮ます。酒粕・練り胡麻・白味噌を加えれば出来上がり。根尾の伯母自慢の白菜は、じっくり蒸すと本当に美味しいのです。
2月24日、金曜日。
えぇ・・・お寝坊したしました。しかも思いっきりね。
でも出来ちゃうんです、これくらいなら出来ちゃうんです。
主人がお手伝いしてくれるから。朝食用のお茶当番とか納豆当番とかしてくれるからね。
鹿肉のビーフストロガノフ。朝食用にはパンを添えて。 この組み合わせでも、納豆は我が家の朝食には必須アイテムなのです。
それにしても今日は暖かな日です。
この陽気なら、そろそろ梅の蕾もほころぶのかしらと思いきや・・・あらら、明日は冷たい雨ですか。
何はともあれ週末です。今夜は何を飲みましょうね、主人。
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