2012年01月14日

“魯山人風ネギすき焼き” と “おろし卵”

『おネギはね、凍らない程度の寒いところに立てておくと自分でうんと甘くなるんだよ』

・・・祖母だったかしら、それとも104歳という天寿を全うした曾祖母 さとさんだったかしら。
ひんやりした土間の隅っこ、新聞紙に包まれて立てかけられたネギに興味津々だった幼少期の私。
台所を探検するのが好きで、ネギの前にしゃがみ込んでいるとこの言葉をよく聞いた気がします。

さて。
毎朝見ております、NHK朝の連ドラ “カーネーション”
アンティーク着物と羽織の組み合わせが興味深くて見ているうち、主人も私の朝の日課のひとつに。

チャンネルをそのままにしていると始まる “あさイチ”・・・有働 由美子アナが面白いの。
先日、朝食の後片付けをしながらなんとなく音だけを聞いていたら・・・
おや?祖母 (もしくは曾祖母) と似たような事言っているわ・・・あら、ネギの特集?見てみましょ。

その中でとてもとても気になるネギレシピが。魯山人風のネギすき焼きですって。
あら、具は牛肉とネギだけ?主人、今日はお昼からがつんとすき焼きよぉっ!

・・・ちょ、ちょっと違うわ。テレビでやっていたのと随分違うわ。

テレビで紹介されていた “魯山人秘伝のネギすき焼き” のレシピはこう。
  1. すき焼き鍋に牛脂をとかして牛肉を焼き、割り下を加える。
  2. 牛肉を端に寄せてお鍋の中心にスペースを作り、お鍋の高さに切り揃えたネギを立てて入れる。ネギの中心から煮汁が吹き出てきたら出来上がり。
・・・至って簡単、至ってシンプル。
煙突状に立てられたネギの内側から煮汁がしみ込み、下方はしっかり煮込まれ上方は半生状態。
これが何とも美味しくて、ネギが主役のすき焼きになるのだとか。

・・・ところがぎっちょん。
我が家のネギは、母と私が育てた自家製ネギ。ひょろりとしたものあればひん曲がったものあり。
“鍋の高さに切り揃える” を聞き逃していた上に、だいいちネギがなかなか思うように立ってくれない。

魯山人さんが食べていたネギとは生まれも育ちもお値段も違うのよ、とほほ。








でもまぁそれはそれ、これはこれ。
頂いた立派な卵を割って、と・・・あれ?残り1個とな。ならばじゃんけんポンかしら?

・・・なぁ〜んて事は致しませんよ。だって自分が負けたら困るもの。

生卵にね、大根おろしを混ぜちゃうのです。
こぉすれば卵だって2人でひとつで大丈夫。美味しいすき焼きが食べられます。

すき焼きを食べる際、生卵に躊躇する外国人むけに考えられた方法なんですって。
すき焼きを生卵にくぐらせず食べるはちと味が濃い・・・かと言って生卵に躊躇する外国人は多い。
ならば大根おろしで卵の生臭さを消してしまおう、見た目も悪くなかろう・・・京都老舗料亭の案だとか。
まぁ本来は卵黄+大根おろしってことですが・・・そこは庶民、全卵で。

ちと写真はよろしくないけどね。
お昼にすき焼き、良いわよねぇ。主人が土曜日出勤でなければ、ちょいといっぱい飲むところでした。








主人を見送って、さぁお片付け。
魯山人さんはやったのかしら、これ。ネギすき焼きの後、これやったのかしら。

魯山人さんだもの、やるわけないわよね・・・おからなんか入れないわよねぇ。

すき焼きの残り汁に人参投入。次いで大根の葉っぱやら牛蒡さんやら・・・
おからをどさっと加えて炒りつけ、火を止めて刻みネギをどっさりと。

魯山人風ネギすき焼き、そしておろし卵。楽しい美味しいお昼ご飯でありました。
ネギは自家製・簡単・美味しいのついでに、副産物の炒り卯の花までつくとなりゃまた作らないとね。

朝ご飯>お昼ご飯>夕ご飯・・・この生活スタイル、主人はとってもお気に入りの様子。
そして朝ご飯用の干物、大量買いをわくわくうきうき検討中・・・

あぁ、また冷凍庫がぱんぱんになるのね。私の好きな食材がまた買えなくなるのね。

posted by しんさん at 14:01 | Comment(0) | お弁当以外のお料理 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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