昨日は日中からこんこんと雪が降り始め、夕方には至る所うっすら雪化粧が施されました。
天気予報どんぴしゃりのホワイトクリスマス。
そしてY氏の主催により、今年最後のワイン会が華々しく催されたのでございます。
今回お料理係に任命された主人にとっては、今年を締めくくるいちばんの重要任務。
この日の為に幾度失敗作を食べさせられ・・・そして落ち込む主人を慰め指導したことかしら。
さぁ主人!練習の成果を思う存分披露したまへ!!余すとこなく披露したまへ!!!
“グジェール” “シュークルート・ガルニ” “ブレス鶏のロースト” ・・・さぁ始めるがよい!
な、なんですか!そのフザケた態度は!!
分かる人にしか分かるまい。お宝Tシャツにその想いを馳せ・・・男爵、確とお見届け下さい。
さぁ、まずはグジェールから始まりましたよ。
あ、はいはい・・・生地出来上がりました・・・はい、見本通りに絞り出して下さいね。
はいはい、最後にチーズふるのは僕の役目ですわね。
はいはい、どぉぞ。じゃ、オーブンにいれますわよ。よろしい?
はいはい、僕がオーブンの番をしている間に・・・
はいはい、他のレシピを復習しておきますからね。それにしても主人嬉しそうだわ。
おおっ!今までで最高の焼き上がりではありませんか!!主人、よく頑張りました。
妻はあなたのことを誇りに思いますよ。
ちなみに分量は、お水 40グラム・最高級バター (流石Y氏の厨房だわ) 25グラム・お塩ひとつまみ・薄力粉 25グラム・すりおろしチーズと刻んだブラックオリーブ適量で。これを×3。
温度は200度で10分→180度で10分→そのまま庫内で落ち着かせるって流れ。
グジェールが仕上がったところでシュークルート・ガルニに参りましょうか。
市販のザワークラウト・ベーコン・ソーセージをことこと煮込みます。
これは本日、主人が最も皆々様に振る舞いたかったお料理。気合いが入っています。
シュークルート・ガルニを煮込む工程が調ったところで、はい!本日の真打登場ですよ。
ブレスっす!
・・・贅沢です。これを手がけるチャンスに恵まれようとは・・・主人、あなたは幸せ者よ。
そして食べる私も幸せ者よ。
中に詰めるは、栗入りのピラフ。
みじん玉ねぎ・ニンニクと共にバターで炒めたお米をブイヨンで炊き上げて。
炊き上がったところで栗を散らしてしばらく蒸らし、ブレスのお腹にたっぷりと詰めます。
根尾の伯母が冷凍しておいてくれた生栗が大いに役立ちました。
んまぁ!Y氏がフォアグラと立派な枝付きレーズンを追加なさいましたよ。
さぁさ主人、ぱつぱつとお詰め下さい。ずずずいっとお詰め下さい。
Y氏による縫合を施され、焼かれるばかりになったブレス。表面にたっぷりオイルをぬられオーブンへ。さぁこれで準備は全て調いましたよ。そろそろ立ち飲みワインのスタートですよ。
グジェール!
シュークルート・ガルニ!
ブレス鶏のロースト!
・・・主人、本当によく頑張りました。そしてYご夫妻には本当にお世話になりました。
パーティの準備も整いました。
主人、この先はゆっくりと美味しいワインをお楽しみ。美味しいお料理をお楽しみ。
ワイン好きにとって気になるのは、生まれ年のヴィンテージ。
ワイン史上最悪とも評される68年。68生まれの私たちにとっては不本意極まりなし。
が、世界中のワインをお持ちのワインコレクターK氏。
68の山梨マルスワイン、これ美味しいです。
そぉか!日本のブドウに限っては、史上最悪でもなかったのか!
ほぉほぉ・・・どんどん出てくるわ出てくるわ。ムートンにクロ・デュ・ヴァルにキスラー・・・
何気にデュ・ガ・ピィも。
マヤ抜きましたか!
こうして寛大な心をお持ちの男性方のおかげで、女性の味覚は肥えていくのでありましょう。
素敵な殿方が選んだ数々のワインは思い出となり、女性陣の心の中で生き続けていくのでありましょう。
そしてホワイト・クリスマス。
良いワイン会でありました。締めくくりにふさわしい豪華なワイン会でありました。
いや、このメンバーでのワイン会はいつでも豪華ですけどね。
さぁ、そろそろと今年も黒豆の準備にかかりましょうか。
2011年12月26日
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