『あのね、立派なタラを仕入れたんだけどね・・・アラ使う?アラだけど使う?食べる?』
そして我が家にやってきました、タラとスズキのアラセット。
それはそれは立派なスズキのカマ+頭 ・ たらの肝+卵+ビニール袋いっぱいのアラが。
たらのアラは肝味噌仕立てのアラ鍋でぺろり、翌日はスズキのカマ焼きでご機嫌ほろ酔い。
『僕、ムニエル作って・・・肝ソース作って・・・バケットでソースをからめて・・・』
アラを前に大張り切りだった主人でしたが、結局いつものようにワタクシが料理担当。ちっ。
残った肝で、こんなん作ってみましたよ。
たらの肝を蒸してあん肝風に。
これをひと口サイズのお寿司にして、本日のお弁当にしちゃいましたよ。
ちょこんと上に乗せたのは、紅葉おろしと “ナオミさんお手製激辛柚子胡椒”
この柚子胡椒。確かに激辛なのですが、アラ鍋にちょっと入れてみてアラびっくり。
う、美味いっ!今度作り方教わってこなくっちゃだわ。
あん肝 寿司ならぬ たら肝 寿司、本日のお弁当の主食ですよ。
主人のアラ料理は今回先延ばし。全くぅ・・・彼のお料理好きもアテにならないったらないわ。
たらの肝は前日に蒸し上げておきます。
蒸し上がったものをひと晩おき、落ち着かせてから食べるのがよろしいかと。
- 肝は血管を爪楊枝等でしごくようにして丁寧に血を抜きます。太い血管を取り除いてから大きめに切り分け、これを海水程度の塩水に1時間ほど浸けて血抜きをします。
- 1の水気をしっかりと拭き取り、お醤油・お酒・みりんを合わせた中に数分漬け込みましょう。キッチンペーパーでしっかりと水気を除いてから大きめにカットしたラップの上に並べ、空気が入らないようしっかりと巻いて両端を輪ゴムでしっかり閉じます。
これを更にアルミホイルでしっかりと巻き、両端をひねってしっかりと閉じましょう。 - 蒸気の上がった蒸し器に入れ、中火で30分蒸します。火を止めてそのまま冷まし、完全に冷めたら冷蔵庫へ。ひと晩ねかせて出来上がり。
- さ、今朝はここからスタート。
酢飯を作り、刻んだ生姜の梅酢漬け・炒った白胡麻を混ぜ込みましょう。
ひと晩ねかせた “たら肝” を冷蔵庫からとりだしますよ。
たら肝を1センチ幅程度に切り、それを更に縦半分に切ります。
ひと口サイズに握ったご飯に上に薄切りキュウリをのせ、その上にたら肝を。
細く切った海苔を巻き、紅葉おろしと柚子胡椒をちょんとトッピングして出来上がり。
ご飯は100均ショップで購入したひと口お握り型で抜いております。
この100均グッズ、意外と重宝するのです。
さて、折角蒸し器を出したことだし・・・主菜も蒸し器を使って参りましょうか。
自家製ホウレン草をたっぷり使った椎茸シュウマイですよ。
- ホウレン草はさっと茹でてしっかり水気を絞り、細かく刻んでおきましょう。
蓮根はすりおろします。おろし切れなかった部分は細かく刻んでしまいましょう。
シイタケは軸部分をひねり取ります。軸は石突きを除いて細かく刻んでおきます。 - 1を全てボールに入れ、刻んだきゃらぶき・オイスターソースとお醤油・少量の片栗粉を加えてよく混ぜ合わせます。手の平に胡麻油を薄くぬり、お団子にしておきましょう。
- シイタケのカサ部分に茶こしで片栗粉をふり、2のお団子をのせて上に銀杏を。
形を整えて全体に薄く片栗粉をまぶし、それぞれを小さくカットしたキッチンペーパーの上にのせましょう。
蒸気の上がった蒸し器に並べ入れ、蓋を布巾で包んで蒸すこと7〜10分。
一緒に蒸した人参が甘くて美味しいのよ。
副菜は緑豆とおからのサラダです。
間引きしたフェンネルをたっぷり入れてみました。どこかしら無国籍な不思議な仕上がり。
- 緑豆はひと晩たっぷりのお水に浸け、やわらかくなるまで20〜30分茹でてそのまま冷まします。茹で汁が多いようなら少し流し、少量茹で汁が残った状態にしましょう。
- キュウリは薄切りにし、少量のお塩をふってしんなりするまでしばらくおきます。
1に刻んだ人参・おから・だし醤油・少量のお酢を加えて炒りつけ、程良くしっとりしたら火を止めます。水気をしっかりとしぼったキュウリをほぐし入れ、フェンネルの葉の部分もたっぷり刻んで加えましょう。お好みで白ワインビネガーを少したらして出来上がり。
あっ!スープ忘れた!
写真じゃなくて作るの忘れた!
まぁ、スープはなくとも、我が家にやってきたアラセットは無事美味しく消化されております。
主人、今度こそあなたのアラ料理楽しみにしているわね。