2011年10月30日

脂が美味しい!焼き豚ならぬ焼き猪

近頃、週末はいつも主人がお料理当番であります。
それを聞いて、うぬぅっ!この専業主婦がぁっ!なんたる果報者!と思ったそこのあなた・・・

毎週ムニエル食べさせられる気持ち、想像してみて下さい。しかもこっちが褒めてるってのに、いやこれは仕上げのソースがどぉの酸味のバランスがどぉのと四の五のうるさいのなんの。

えぇ、もちろん本日日曜日の夕食もムニエルです。しかもバナナのグラタンをデセールに。
テーブルにはカルフォルニアのピノが鎮座しております・・・重いってば、主人。

そんなワケで、私只今キッチンから遠ざかっております。一緒に居ると喧嘩になりますから。
なので、先日の 『焼きイノシシまん』 で登場した焼き猪のレシピでもUPしようかしら。

今回根尾の伯母が持たせてくれた猪肉は、かなり脂分の多い箇所。
はてさて、この部位をどぉ調理しようと悩んだ結果・・・はい ご覧の通り、焼き豚ならぬ焼き猪に。



ほろほろに煮込んだやわらかなお肉の秘密は、らっきょうの酢漬けの漬け汁。
伯母が毎シーズン持たせてくれるらっきょうの漬け汁をがっつり使って煮込んでみました。
考えてみれば、お酢と氷砂糖だもの。煮込み料理に使わない手はないでしょ?

まぁ正直言って楽なお料理ではありません。面倒な方でしょう、おそらく。
でもほろほろに煮込んであるので、実はさほど猪が好きでない私でもOK。食べられます。

焼き豚ならぬ焼き猪・・・お時間と暇があったら、試してみる価値はあり・・・・・・・かな?
脂分の多い猪肉のお料理方法に悩んだら、是非。










ね、結構ヘビーな猪でしょ?楽に1キロ以上ありますよ。
写真ではよく分かりませんが、かなり大胆なブロック状になっております。




  1. まずはお肉の表面をフォーク等でつつき、中までしっかり味がしみ込むようにしましょう。
    それから脂分が外側にくるよう適当に巻いて形を整え、タコ糸でしっかりと巻きます。

    これを、油を熱したフライパンで全面焼きつけます。

    猪の旨味が逃げないよう、全体に焦げ目がつくまで強火でしっかり焼きつけて下さいね。

  2. 焼きつけた猪肉が、重ならず並んで入る大きめのお鍋を用意しましょう。
    お鍋にお肉を入れ、充分にかぶる程度のお水を注ぎ入れます。
    包丁の腹でたたいた生姜とネギを加えて強火にかけ、煮立ったら火を弱めます。出てくるアクを丁寧にすくい取りながら、弱火でことこと1時間ほど。

  3. 1時間ほど煮たら、ここでいったんお肉を別の器に取り出してお鍋を綺麗に洗いましょう。
    もちろん、猪の旨みが流れ出ているお肉の茹で汁は捨てないでくださいね。

    なんだかもぉこの時点で美味しくなりそうな予感・・・

    茹で汁をザルで漉し、洗ったお鍋に再度注ぎ入れます。お肉を戻し入れ、たっぷりのラッキョウの漬け汁 ・お醤油 ・ 紹興酒 ・ ハチミツを加えて強めの中火にかけましょう。

  4. 中央に穴を開けたキッチンペーパーを落とし蓋にし、ことこと煮込みます。

    ひたすらことことことこと・・・2時間は煮たかしら。
    煮汁も減って、イノシシ肉も良い感じになってきましたよ。

    このまま煮汁が完全に冷めるまで半日ほどおき、充分猪肉に味をなじませます。
    再度猪を弱火にかけ、全体軽く温める程度に軽くひと煮立ちさせましょう。

    美味しそうでしょ?美味しいのよ、とっても。

    お肉だけをそっと取り出し、煮汁をとろりとするまで煮詰めましょう。
    脂分が多いのでなかなか煮詰まりませんが、お砂糖を少量足すと時間短縮出来ますよ。











タコ糸を除いてスライスし、タレをたっぷりかけて召し上がれ。
そうそう、ワインも忘れずにね。

猪に合わせたワインは、アルベール・モロー。
プルミエ・クリュ・トゥーサンの89年。アルコール感が落ち着いて、優しい印象。

この焼き猪、主人はとっても気に入った様子。
え、私?私は・・・・うぅ〜ん・・・そうは言ってもやっぱりもっと脂分の少ないお肉が好きかな?

さ、そろそろ主人から声がかかるはず。ムニエルとバナナのデセール完成のお声がね。
ムニエル、そろそろ飽きてくれないかしら。

posted by しんさん at 18:29 | Comment(0) | お家ジビエ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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