ご近所さんが親切心で届けてくれるイノシシ肉ですが、どうやら根尾の伯母は苦手な様子。
処分することも出来ず、冷凍庫の奥の奥に長らく保存されていたものらしいのです。
それを聞いたジビエ好きの主人は大喜び。イノシシ肉の里親が見つかって、伯母も大喜び。
アタシだけがちょっと憂鬱・・・ね、主人。いつかイノシシ肉もお料理出来るようになってね。
クマやらイノシシやらシカやら・・・私だって、料理するにはちと苦手な和製ジビエの類。
それでも昨日、焼き豚ならぬ焼きイノシシを作ってみましたよ。それを使って本日のお弁当。
しっかり焼きつけてから数時間じっくり煮て仕上げた “焼きイノシシ”
それはそれはやわらかで、脂の多いお肉が苦手な私でも食べられる程脂部分が美味しい。
冷めてもふんわりやわらかな生地は、最近お気に入りの山芋入り。
とろりと煮詰めたタレがたっぷりで、ちょっと食べ辛いけれど美味しさ優先よ。ね、主人。
角煮でも焼き豚でもなく、焼きイノシシまん。本日の我が家のお弁当、主食でございます。
焼きイノシシの工程は、また後日。
山芋をねり込んだ生地は、冷めてもやわらかでお弁当にしても気になりません。
もちろん、蒸したての美味しさは言うまでもないですけどね。
以下の分量で、半分にぴたっと折った小ぶりな生地が3つ出来ます。
【分量と作り方・まずは発酵まで】
- 強力粉 75グラム・薄力粉 25グラム・ベーキングパウダー 小さじ1/2。
以上を大きめのボールに全て入れ、泡立て器で丁寧に混ぜ合わせます。
中央にスプーン等で窪みを作り、ここにお砂糖 小さじ1を入れます。
窪みから離して粉の縁の方に、お塩をひとつまみ置いてスタンバイ。 - お水 大さじ1・ラード 10グラムをレンジOKの小ぶりな器に入れ、500Wのレンジでラップをしないで10秒弱加熱し人肌に温めます。
指でふれてみて、ちょっと温かいくらいが人肌の目安ですよ。
しっかり混ぜてラードを溶かしたところにインスタントドライイースト 小さじ1/2をふり入れ、しっかりと混ぜ合わせましょう。 - 1 の窪みの中に 2 を流し入れ、菜箸で少しずつ外側に向かって馴染ませていきます。
ざっと全体に行きわたったところですりおろした山芋 50グラムを加え、菜箸で力強く混ぜ合わせていきましょう。全体がそぼろ状に馴染んできたら手を使って捏ねます。
ボールの中で生地がひとつにまとまったら台に移し、力を込めて5分程捏ねましょう。
アルミ製のボールの内側に薄く油をぬり、ここに捏ね上がった生地を丸くまとめて移します。
乾燥しないよう湿らせたキッチンペーパーとラップをかぶせ、炊飯器の近く等の温かい場所で1時間ほど。倍にふくらむまで発酵させましょう。
【分量と作り方・後半】
- 生地が倍にふくらんだらガス抜きをします。
通常の生地よりかなりべたつく生地なので、手に薄く油をぬって行うと良いですよ。
生地を3等分して丸め、それぞれ適当な大きさにカットしたクッキングシートの上にのせます。再度ぬれ布きん+ラップをかぶせて10分ベンチタイムをとりましょう。 - 生地を丸めなおしてクッキングシートの上にのせ、厚さ7ミリ程の楕円にのばします。表面に薄く胡麻油をぬり、中央に菜箸を軽く押しあてて跡をつけましょう。
その個所からクッキングシートごとふたつ折りにします。
充分に蒸気のあがった蒸し器に並べ入れ、蒸気が落ちないよう蓋を布巾で包みます。最初の数分は強火で。その後、弱めの中火に火加減を落として10分程。
ふわふわ山芋入りのまんじゅう生地の蒸し上がりですよ。
- 中央部分を軽く押し開き、千切りキャベツと焼きイノシシを。
とろりと煮詰めたタレをかけて出来上がり。
とうとうロールキャベツまで肉なしになってしまった我が家・・・
このロールキャベツ、フィリングは白いんげんです。
- ひと晩お水に浸けて戻した白いんげんは、お水が減っているようならお水を足してお塩・ローリエと共に中火にかけます。
煮立ったら火を弱め、20〜30分程茹でてそのまま冷まします。 - 白いんげんの水気を軽く切り、バーミックスで攪拌します。刻んだ人参とシイタケを加えて混ぜ合わせ、さっと茹でて芯部分を削ぎ落したキャベツで巻きましょう。
- 2を小ぶりなお鍋に並べ入れ、人参・パプリカ等で間を詰めるようにしてひたひた量のお水を注ぎます。お酒・みりん・だし醤油も加えて中火にかけ、煮立ったら弱火に。
アルミホイルの中央に穴をあけて落とし蓋にし、充分煮汁を煮含めて出来上がり。
副菜は、シシトウの味噌焼き。
焼き上がったら熱いうちに胡麻をふって出来上がり。
先日のこと。Oおくさまにね、高級イクラのおまけってことで生姜を頂いたのです。
その生姜は、主人のリクエストによりジンジャーエールの素となったのですが・・・
まぁ、そのお話も “焼きイノシシ” と同じくまた後日ってことで。
ジンジャーエールとして、生姜エキスを余すとこなく吸い取られた生姜。
そんな生姜だって、貧乏性たるもの捨てたりはいたしません。レモンジンジャースープです。
ジンジャーエールに使った後の生姜を千切りにし、軽くレンジ加熱したくし型玉ねぎ・下茹でした白いんげん・極少量のウェイパーと共に玉ねぎがくたくたにやわらかくなるまで煮込むだけ。
火を止めてからレモンをぎゅっと絞って出来上がり。
主食は焼きイノシシまん・・・
分かんないわね、これじゃ。
『どぅみぃ(私のこと)知ってた?朝のタンパク質は必須なんだって。
で、お昼にカロリーの高い食事をしても体重増加には繋がらないんだって。
朝、太陽の光を浴びるのも重要な意味があるんだって。
昨日のテレビでタケシが言ってたんだんだ』
朝の太陽?私が何のために朝全ての窓のカーテンを自分で開けずにいると思っているの?
そぉ〜、あなたにカーテンを開けさせて朝日を浴びさせるためよ。以前言ったでしょ?
タケシの言うことはよく聞く主人。
妻の言うことは・・・お小言程度にしか思っていないようね、君は。同じこと言ってるのにね。
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