一見 『生姜?』 とも見間違うようなその姿。さっそくお買い物カゴに。そしてそして・・・ 約2週間とちょっと。天然のインスリン “菊芋の味噌漬け”が美味しく漬かりましたよ!
ちょっとゴボウの味噌漬けにも似たその味に、菊芋特有のしゃくしゃくっとしたその食感。
あら、上手に漬かったじゃないの。上出来上出来、うんうん。
知る人ぞ知る菊芋です。そうそう店頭で見かけるものではないでしょう。
かく言う私も、ふらりとドライブに行った先で “菊芋の味噌漬け” なるものを一度食べたきり。
岐阜県は恵那市岩村町。寒天列車やきのこ列車で有名な明智鉄道 (・・・いや、あまり有名ではないかも) がのんびり走るこの町に “およねさん” というお土産屋さんがあります。
この “およねさん” の看板商品なのが、この “菊芋のお漬物” なのであります。
“天然のインスリン” とも評されるこの菊芋。芋という名はついてはおりますが実はキク科。
その効能からも、糖尿病・糖尿病予備軍とされる方々や健康食品界では注目の野菜です。
日持ちしないので、数個をまずはポタージュに・・・その時のお弁当はこちら
そしてやはりチャレンジしたいのは味噌漬けよね?
毎日の食卓に。目指すは “およねさん” のあの味あの食感、そして夫婦元気に白髪まで。
それはそれは美味しい菊芋の味噌漬けが出来ましたよ。時間はかかりますが手順は単純。
主人お気に入りの菊芋の味噌漬け、早速私のスペシャリテに仲間入りのようですよ。
【先ずはアク抜き】
菊芋は約400グラム。皮はむきません。
野菜ブラシ (要はタワシです) と爪楊枝で、細かい所まで丁寧に綺麗に洗いましょう。
アクが強いので、とにかくアク抜きはしっかりと。洗った菊芋を器に入れ、全体がかぶる程度のお水を加えます。この総重量の5パーセント重量のお塩を溶かし、4〜5日おきましょう。
左がアク抜きスタート時の写真、左が5日後。お水がまっ黒になっているの分かりますよね?
【アク抜きが完了したら本漬けに入りましょう】
菊芋をざっと洗い、表面の水気を拭き取ります。
ザルにひろげ、半日ほど天日干しをしてから本漬けに入りましょう。
菊芋を干している間に、味噌床の準備を。我が家の味噌床は、酒粕入りです。
- 白味噌と合わせ味噌 各50グラム
- 酒粕 100グラム
- お砂糖 大さじ2
- みりん 大さじ3
スライスして漬ければ1週間程。お箸でちょいちょいっとお味噌を除いて食卓へ。
初めての “菊芋の味噌漬け” に主人は大喜び。
あの日あなたが綺麗に綺麗に洗ってくれた菊芋は、こんなに美味しい味噌漬けになったのよ。 『これ美味しい〜っ!白いご飯がもりもり食べられるよ!』
・・・もしもし?
あのぉ・・・それだとせっかくの菊芋の効能、思う存分発揮出来ないのではなくって?
天然のインスリン、我が家ではご飯のすすむおかずのひとつとなってしまったようです。
夫婦元気に白髪まで・・・また別のテを考えなくっちゃね、主人。
“菊芋の味噌漬け”
我が家でもこれが作りたくて仕方がないのですが、悲しいことにこの年を最後に農協朝市から菊芋が姿を消してしまったのです。
が、淵上さまのコメントを拝見してどうしても食べたくなりました。
こんな時の楽天ショッピングとばかりにネット注文致しましたので、数日後には菊芋が届くと思われます。
淵上さまのおかげで、今シーズンの菊芋に間に合いそうです。ありがとうございました。