2010年12月15日

クネルに感動、キジに昇天

『女の子のキジを入荷しましたよぉ〜食べて食べてぇ〜っ!!』
・・・O奥様のメッセージを見つけた主人。

『こ、こぉ〜れぇ〜はぁ〜っ!僕たちへ宛てたメッセージに違いあるめぇ!!』
おめでたい主人が、即行予約の電話を入れたのは11月の下旬だったかしら・・・

熟成を待つこと数週間・・・『遅いよなぁ・・・誰か食べちゃったのかなぁ、僕らのキジ・・・』
ぷっ!ホンと面白い人ね あなたって。

待ちわびたマダムからの電話。
キジ熟成完了の連絡を受け、早速昨晩行ってきましたよ。小躍りしながら いざ!キジ!!
はい、どぉ〜んっ!!

・・・違うっ!!これ、キジじゃぁないっっっ!!!

おさかなのクネルです。
どぉですか、このクネルを取り囲んだ濃厚アメリケーヌ・ソース。
どぉですが、真っ白なクネルにあしらわれた真っ赤なトマトの味と色合いのコントラスト。

3つのクネルが作りだすスリーポインティッドスターは、俗にベンツマークと言われるアレ。
盛りつけもクラシカルに徹底してみたんですって。
お料理の説明をするシェフもマダムも楽しそう。もちろん私たちの喜びようはそれ以上ですが。





『クネルの量、多過ぎない?』 ・・・マダム、ご心配には及びませんぜ!
デキャンタージュしたコルトンのグランクリュ、N女史がグラスに注いでくれました。

さぁ、いよいよです!キジですよ、雌の雉!フェザンヌですよ!!

雉もも、美味しいっ!へぇ〜っ!雉ってこんなに美味しいものだったのね。

雷鳥ほど独特なニオイもなく、味も香りもとっても優しい感じ。
もも肉のほんのりとした苦味は 雷鳥のそれよりうんとやわらか。なのに鶏肉にはない風格。

胸肉だってしっとり・・・流石です、シェフ。 そしてまぁこのソースの美味しいことったら!
ソースの旨味をたっぷり吸った小玉ねぎやアーティチョーク (だよね?) ・・・う、美味い!





この時期になると、毎年主人とふたり話題にするのが 『今年の漢字』。
漢字一文字で今年の世相を表す・・・先日、清水寺で森清範(せいはん)貫主が揮毫したのは『暑』。
我が家は 『鳥』 かしら、それとも 『獣』 かしら。今年はありとあらゆるジビエを堪能したわね。

あら?主人のキジにラッキーなものが。
今年最後(であろう)のジビエから、散弾銃の弾が出てきましたよ。しかもふたつも!!

きっと、来年も美味しいお料理や美味しいワインをいっぱい食べられるよって前兆ね、これ。
酔っぱらって帰ったふたりに、嬉しい電話があったこともこの前兆よね。

・・・帯揚げのソースの染み、ラッキーついでに綺麗に落ちてくれますように。



posted by しんさん at 12:11 | Comment(0) | 旅行とお出かけの日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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