2010年12月07日

夫を殺す気かっ!塩っ辛すぎる筍寿司

根尾の伯母にどっさり持たせてもらった冷凍野菜たち。里芋、桑の木豆、つくし、筍、きゃらぶき、栗、トウモロコシ、おまけの猪肉・・・とまぁ、当に文字通りの選り取り見取り。

今週は、これら冷凍野菜をじゃんじゃん使ったお弁当を心がけております。
本日抜擢された冷凍野菜は、『筍の塩漬け』・・・の冷凍モノ。
塩漬けされた上に冷凍って!これを見る度 ぷぷっと何だか笑っちゃうのは私だけかしら。

そんな塩漬けされた上に凍らされた筍、かような姿になりました。本日のお弁当、主食です。

年末に向け、保存してある食材をせっせせっせとやっつけて参りますよ。

冷凍筍で作った筍寿司、塩漬けにしてあったバジルの葉っぱで桜餅みたく巻いてみました。
ご飯の色はバルサミコ酢の色。バルサミコ酢の酢飯です。

・・・・・・・・アイデア的には悪くはないと思うんです。むしろ、とても美味しいと思うのです。

筍の塩抜きがしっかりとしてあればね!!!

主人を送り出し、ひと息ついたところでひとくち味見・・・え?え?え?
現実が受け入れられず、ふたくちみくち。

し・し・し・っっっぇぇぇぇぇぇっっっっ!!!!!!!

調べて分かりました。2〜3日塩抜きしないといけないのね。30分じゃ話になんないのね。
かずのこクラスの塩抜きレベルなのね、そぉなのね。そぉだったのね。水!水!水!

危険だわ!愛する主人が今まさに危険にさらされているわ!主人、食べないでぇっ!!
・・・って、とっととメールすりゃいいんだけどね。ふっ・・・










【塩漬け筍の塩抜き】

筍の塩漬けの冷凍・・・初めて扱う食材じゃないのよ。コチラ
言い訳をするならば、今回はその見た目のソフトさ故、甘く見ちゃったのね 筍を。

だってホラ、前回ほどがっつりお塩に漬かっていないでしょ?勝手に甘塩だと思ったのさ。
次回からはちゃんと塩抜きをして、美味しく食べられる筍料理を作りましょう。
  1. 筍は必要量だけをボールにとって自然解凍し、お塩を洗い流しましょう。そしてたっぷりのお湯を沸騰させ、さっとくぐらせる程度に茹でてザルにあけましょう。
  2. これをたっぷりのお水に少なくとも1日浸けて塩抜きします。私のように30分じゃぁお話になりません。お水を数回変えながら2〜3日って方もいらっしゃいました。薄い塩水に浸ける いわゆる “呼び塩” 法を使う方もいらっしゃいました。30分じゃダメです。



【ここからは、完璧に塩抜きが出来たものとして見て下さい・・・】
  1. お米 1合分を洗い、ややかためのご飯を炊きあげます。バルサミコ酢 大さじ1.5・お砂糖 大さじ1をよく混ぜ合わせてご飯に混ぜ込み バルサミコ酢の酢飯を作ります。
  2. 筍の穂先の部分は細い櫛切りにし、表面に薄くオリーブオイルを塗ります。うっすらと表面に焼き色がつく程度にオーブンで焼き、黒コショウをふっておきます。
  3. 残りの筍は細かく刻みます。刻んだシイタケと共にお鍋に移し、極少量の白ワインビネガー・極少量の薄口醤油で水分がなくなるまで炒りつけ、1に混ぜ込みましょう。

  4. ラップをひろげ 筍の穂先部分を中央に2〜3本置きます。この上にご飯を盛り、俵形に握ってしばらくラップで包んだ状態で放置してご飯を落ち着かせましょう。
  5. バジルの葉っぱの塩漬けは、さっとお水で塩気を洗い流してから 20分程お水に浸けて塩抜きをします。バジルはこの程度の塩抜きで大丈夫!

  6. ご飯と具が落ち着いたところで、そっとラップを外しましょう。
    こんなに美味しそうな筍なのにねぇ・・・あんな危険極まりない激塩辛とはねぇ・・・

  • 塩抜きをしたバジルの葉っぱの水気をしっかりと拭き取り、ご飯のまわりにくるりと巻きつければ出来上がり!近いうちにもぉ一回チャレンジさせてね、主人。
    ・・・で、再びこの塩辛さだったら・・・ふっふっふっ・・・冗談だってばよ。










いや、それにしてもヒドかった。
今でものどの奥がひりひりしております。のどが渇いて渇いて・・・


じゃ、主菜はちゃんとしたモノを。

冷凍トウモロコシを使ったナゲット風・・・もちろん肉なし。

これ、美味しい!
主材料はおからだもの。主人のお腹周りにも安心よね、うん。



伯母が、美味しいトウモロコシを茹でて冷凍しておいてくれました。
自然解凍し、たっぷりの熱湯にさっとくぐらせて冷まします。包丁で実を切り落としましょう。
根元に向かってV字に包丁を入れれば、簡単綺麗に実だけ切り落とすことが出来ますよ。

充填絹ごし豆腐 90グラム・おからと角切りにしたはんぺん 各50グラムをハンドミキサーで攪拌します。ここにトウモロコシ・片栗粉 小さじ2を加えてよく混ぜ、軽く塩コショウをします。

アルミホイルとクッキングシートを重ねて敷いた鉄板に、スプーンとゴムべらでふんわり成形しながら並べます。マヨネーズ 大さじ1・極少量のレモン汁と薄口醤油を混ぜ合わせて上からとろり。200度に予熱したオーブンで20分程、うっすら焼き色がつけば出来上がり。

焼きたてはふんわりしてちょっと頼りない感じもしますが、冷めるとしっとり・・・
マヨ好き主人、大喜びの味だったようです。










副菜は、さつま芋・リンゴ・人参のハニーマスタードサラダ。
美人さんになれそうなサラダです。



さつま芋は皮をむいて2センチ角程度に切り、少量のレモン汁をたらしたお水に15分程浸けておきます。

少量のお砂糖を溶かしたお水と共に中火にかけ、煮立ったら弱火にしてやわらかく茹でましょう。


お鍋を傾けてお湯を捨て、中火で水分をとばして粉吹き芋状態に。
火から下ろしてフォークでざっくりとつぶし、マスタード・ハチミツ・極少量の白ワインビネガー・お塩ひとつまみを加えて混ぜます。

人参は予め湿らせたキッチンペーパーで包んでからラップでふんわり包み、レンジ弱でじっくりと加熱してからさいの目に切ります。
さいの目に切ったリンゴと共にさつま芋のボールに加え、混ぜ合わせれば出来上がり。










本日のスープは、ホウレン草・お豆腐・冷凍里芋で。
鮮やかな緑色のポタージュです。



ホウレン草はお塩を加えた熱湯でさっと茹でて冷水にとり、しっかりと水を絞ってからざく切りに。


つぶしたニンニク→薄切り玉ねぎの順にじっくり弱火で炒めたところに、ひたひたのお水・コンソメスープの素・凍った状態の冷凍里芋を加えます。

里芋が充分やわらかくなったら充填絹ごし豆腐・ホウレン草を加えて軽く煮て、少量の白味噌を煮溶かして火を止めます。少量の牛乳を加え、ハンドミキサーでピューレ状に。

再度弱火にかけ、牛乳でお好きな濃さにのばしましょう。軽く温めれば出来上がり。





うえぇぇぇっ〜っ!塩っ辛ぇっ!!
塩抜き不完全の塩漬け筍、強烈!


バルサミコ酢の酢飯・塩漬けのバジル・・・
筍寿司としてのアイデアは良かったのよ、きっと。
ただ、塩抜きが不完全ではねぇ・・・反省。

冷凍トウモロコシを使ったおからナゲット風の何か。
これは一般受けする味ですよ!これはお子ちゃまでもいけますよ!

さつま芋とリンゴ・人参のサラダ。
本日は、ハニーマスタードソースで。

緑鮮やかなホウレン草のポタージュ。
My畑のホウレン草もこれでひと段落。
あ、まだ冷凍ものが残っているわ!早く消費しなきゃ!!

その塩っ辛さに仰天し、即行メールしましたよ 主人に。食べちゃぁならん・・・と。
そして主人から即行返事が・・・

『あはは、そぉなんだ。とりあえず少し食べてみるね、ありがとう』

・・・あんた、なんて良い人なんだ。

反省したわ、アタシ。
昨晩、実家で夕食を作って帰ってきたアタシに あなたこぉ言ったわね。
『どぅみぃ〜、お帰りぃ!お部屋暖めておいたよぉ、ぬっくぬくだよぉっ!!』
そしてアタシはこぉ言ったわ。
『暑いっっっ!!!』

寒がりの私の為に温めておいてくれたのね?
決して寒くないのに・・・自分は赤い顔しているのに・・・暑かったでしょうに・・・私の為に・・・

本日は、二十四節気のひとつ 大雪( たいせつ )。
お昼のお詫びに温かい鍋焼きうどんでもしましょうか。
え?味噌煮込みが良い?それは無理な注文よ主人、アタシ苦手だもん 味噌煮込み。


posted by しんさん at 14:03 | Comment(0) | お弁当日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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