新聞でもテレビでも、各地の紅葉スポットが取り上げられていて目の保養になります。
・・・人混み苦手だから出掛けることはあまりないんですけどね。
さて。時同じく、毎年その到着を楽しみにしてしまっているのがKさま宅の銀杏。
見事なふっくらした実、そしてその味、今まで食べたどの銀杏も比べ物にならないほど。 お弁当には既に何度も登場しております、これら立派な立派な銀杏。
しかも、手前のやや殻にザラつきがある “久治”・奥にあるのがつるっとした殻の “藤九朗”。
こんな立派な銀杏を食べ比べられるなんて、そぉそぉ出来ることじゃぁありませんよ。
茶わん蒸しに入れたり、銀杏ご飯にしたり・・・
銀杏を楽しむお料理は多々あれど、銀杏そのものを楽しむといったら やっぱ“粉吹き銀杏”!
この時期、和食のお皿にそっと添えられていたりすると とっても嬉しい粉吹き銀杏。
とっても簡単なので、立派な銀杏が手に入ったら是非是非!
銀杏・・・まけば必ず芽を出すって言われるくらい旺盛な生命力の持ち主。
それだけに栄養もたっぷりなので、食べすぎには要注意です。
【材料】
- 銀杏 15〜20粒
- お水 50CC・お酒 大さじ1・お塩 小さじ1/2
【作り方】
- 銀杏は殻にひびを入れ、1/4〜1/2程の殻を残した状態で殻をむきます。 私はニンニク絞り器を使って。割れやすい箇所があるのでそこを見極めるがポイント。
- お水・お酒・お塩を小鍋に入れ、中火にかけてお塩を煮溶かします。沸騰したら銀杏を入れ、水分がとんで粉をふいた状態になるまでお鍋を揺すりながら炒りつけます。
お塩がこびりついちゃったお鍋は、お湯に浸けるかお湯を沸かすかすれば綺麗になります。
銀杏は日持ちするから・・・なんて勘違いしがち。いや、実家の母親だけかしら これって。
でもね、銀杏は生鮮食品です。あっという間に劣化します。実がどんどん細っていきます。 冷凍って手段もあるのでしょうが、私はやっぱりそのまま食べてあげたい。
そしてこんなに美味しいのよ!って、この銀杏の美味しさを知らない人にお裾分けしたい。
だって本当に美味しいんだもの。
粉吹き銀杏、これは手も汚れないのでとっても食べやすいのです。
でも、“ちょっとくらい手が汚れても平気!” って方は、ほんのちょっとみりんを加えても。 殻がやや薄めで割りやすい さくっとした食感が特徴の“藤九朗”。
一方 “久治” は、殻はかためで割り辛いのですが、実はもっちりしてむっちり。
うんうん・・・とひとり納得しながら、食べ比べるのも楽しいものですよ。
私の畑仕事の先生、M氏は無類の銀杏好き。
先日のワラのお礼に、と銀杏をお裾分けしたところ異様なまでの喜びっぷり。
生でがりがりっと食べた姿を見た時は、さすがにちとヒキましたけどね・・・
Kさま、今年もどうもありがとうございました。
貴重な銀杏、減っていく様を見るのは惜しい気もしますが美味しく頂いております。