夏のオフィス。クーラーの冷気に悲鳴を上げる彼女達は、様々な生姜商品に助けられたとか。
私、実は無類の生姜好きでありまして・・・
幼少の頃より、子供には全く不人気だった “生姜糖” や “生姜煎餅” やらを好んでおりました。
そんな私が、風味づけ程度の生姜で満足するハズもなく・・・情け容赦なしの生姜糖 作りました。
刻んだ生姜を 黒糖で煮詰めただけ。まんま生姜です。これぞ燃焼系!
腐敗物以外なら 全てを受け入れる懐の深い男 主人。彼ですら、ひとつ食べた時のあの顔!
顔をしかめながらも 『うん、美味しい・・・』 あなたってば・・・なんて良い人なの、好きよ。
新生姜が出回るこの季節。
みじん切り生姜の まんま生姜糖で、主人のクーラー攻撃から身を守りましょ。ひぃ〜っ!
瑞々しい新生姜。ヒネ生姜に比べ、スジが少ないのもその特徴。
7月頃までの新生姜は、特にスジも少なくて やわらかくて・・・お漬物にもぴったり。
生姜は綺麗に洗って、ちょっと気になる黒ずんだ部分だけを スプーンでこそげ取ります。
表面の水気をしっかり拭き取り、皮つきの状態でみじん切りに。185グラムでありました。
黒糖 200グラム・お水 大さじ2と共に厚手のフライパンに入れ、弱めの中火にかけます。
5分もすると 生姜全体が充分浸かる程の水分が上がってきます。
鍋肌についたお砂糖の結晶を こまめにこそげ取りつつ、焦がさないよう丁寧に混ぜながら・・・
鍋底にヘラの跡がつく程に煮詰まったら 火を弱め、とろりとするまで 更に2〜3分煮詰めます。
火を止め、クッキングシートを敷いたバットの上に移しましょう。火傷には充分気をつけて!
最初は、黒糖だけがだぁ〜っと流れ出てしまう状態ですが大丈夫。
フォークやスパチュラで 黒糖と生姜を混ぜ込んでいれば、温度が下がってなじんできます。
冷えてキャラメル状になったら、クッキングシートで包んで めん棒でお好みの厚さに整えます。
完全に冷えたら、バットに乗せて冷蔵庫へ。

かたまったら、包丁で食べやすい大きさに切り分け 密封容器に。冷蔵保存が良いかと・・・
生姜辛いです。ダイレクトに生姜です。非常に刺激的なおやつです。
でも好きなんです、ついつい冷蔵庫の前でひとつ・・・なにかのついでに またひとつ。
まぁ見た目は、決して美味しそうとは言えませんが・・・もうちょっと頑張ってみるかな、うん。
昨日は ちらと聞こえただけだったセミの声。
今朝は大鳴きです。お隣の歯医者さんのお庭から、待ちかねていたかのようなセミの声。
夏ですか?いよいよ夏ですか?
頼む!セミっ!!声だけにしてくれぃ・・・こっちに飛んでくるのはやめてくれぃ・・・怖いから。
クーラーの冷気もすっかり退いた寝室で、暑そぉ〜に主人は寝ています。
“おぉおぉ・・・可愛そうに”・・・そよそよと団扇で風を送る妻。主人がひと言つぶやきました。
『クーラーつけてぇ・・・除湿じゃなくってクーラーぁー』
妻もつぶやきますよ・・・このばかたれがぁっ!