2010年07月09日

ブラックオリーブとご飯パン

いつ頃からかしら、週末 主人がお料理を担当する日が増えたのは。
“必要以上 私の神聖なキッチンに立ち入らないで!” などと 彼の料理熱阻止を試みていた私。

罰当たり!なんて罵られそうだけど、ゴミの捨て方ひとつでも気になっちゃったりねぇ・・・
私の枕 使われちゃった!的な なぁんか侵されたくない領域というかねぇ・・・え、分かんない?

でも なぜかしら、どぉしてかしら。
彼の緩やかな それでいて的確な策略、彼の思うツボ。週末の食事を任せることが増えた昨今。

そして私は、主人がほんの少し残した食材を せっせせっせと使わせていただくのです。
そぉ・・・例えば本日のお弁当、主食に使ったブラックオリーブのように。

カポナータで使ったブラックオリーブの缶詰。
ガラス瓶に移して ちゃんと冷蔵庫に片付けた主人・・・うんうん、よく出来ました。偉いぞぉ。

でもね、元は缶詰なんだもの。そろそろ使わないといけないんじゃないかしら。
だから、パンに埋め込んでみましたよ。そして中に アンチョビソースを詰めてみましたよ。

パンは もちろんご飯パン。現我が家において、めちゃ在庫豊富なお米を使い切るべく苦肉の策。
オリーブの横に ちょこんっとあるのは、ケーパーの酢漬け。これ何に使ったんだっけ?主人。

もっちりむっちりご飯パンに、ブラックオリーブとアンチョビソースの塩具合 そしてケーパー。
主人 アリガト。何だか分かんないけど、なかなか面白い主食が出来ましたよぉー!!だ。










捏ね不要 醗酵不要のご飯パン。ご飯をふやかす時間を入れても、30分そこそこで出来ちゃう。
小さな小さなご飯パン 10〜11個分です



まず 牛乳 大さじ2を、500Wのレンジで ラップをしないで15〜20秒加熱します。
ここに 炊きたてのご飯 60グラムをほぐし入れ、15〜20分ふやかしておきます。


ご飯をふやかしている間に・・・大きめのボールに 強力粉 100グラム・お砂糖とベーキングパウダー 各小さじ1・お塩ひとつまみを全て一緒に入れ、泡立て器で混ぜ合わせておきます。

ブラックオリーブとケーパーは、キッチンペーパーの上にひろげて水切りを。


ご飯が牛乳をすっかり吸収したら、新たに牛乳 大さじ1・ラード 5グラムを加えます。
これをハンドミキサーでピューレ状にし、オリーブオイル大さじ1と共に粉類のボールに。

最初は 指先で表面をかくようにしてなじませ、そぼろ状になったら 手の平で軽く捏ね混ぜます。
初めは指先やボールに べたべた生地がくっついてきますが、すぐひとつにまとまってきます。

台の上に移し、棒状にまとめて 包丁で10〜11等分します。

これを 切り口を包み込むようにして丸め、指で中央に穴をあけて オリーブを埋め込みましょう。

菜箸でオリーブ横に小さな穴をあけ、ケーパーを埋め込み クッキングシートを敷いた鉄板の上へ。
オリーブの種穴に、スプーンでアンチョビソースを少量流し入れます。

最後に 刷毛で表面にオリーブオイルをぬって、220度に予熱したオーブンへ。

温度を200度に下げて 15〜20分焼けば・・・はい、出来上がり

アンチョビソースは、LOREA(ロレア)のものを使っています。
ペーストを使う場合は、これよりうんと塩気が強いので 辛くなり過ぎないよう極々微量で。










主菜は、アボカドの焼き春巻きと参りましょう!

鰹節・お醤油・レモン汁で和えたアボカドを、青紫蘇と春巻きの皮で包んで焼いてみました。

レモン醤油風味 とろっとろのアボカドが なんとも美味しいの!

正直に言えば、焼きたて熱々はもっと美味しいんだけどね。



アボカドは 縦半分に切って種を取り除き、フォークで ざっくり崩しながらくり抜いてボールに。
変色防止の為、すぐにレモン汁を回しかけて和えましょう。

かつお節・お醤油をここに加えて和え、青紫蘇を並べた春巻きの皮の上に。
きっちりと巻き、水で溶いた小麦粉を糊代りにして 巻き終わりをしっかりと閉じます。

ティッシュ等で極々薄く油をぬったフライパンを 中火で温めます。
両面を色良く焼けば 出来上がり。食べやすくカットしてお弁当箱へ。











彩り鮮やかな副菜。

だって今日は金曜日。
野菜室にちょっとずつ残っている野菜を使い切るべく日です。

黄色ズッキーニにシイタケ 人参 オクラ・・・
主人の大好きなマリネで、我が家の野菜室はすっからかんになりましたよん。


野菜は テフロン加工のフライパンで蒸し焼きにします。

ズッキーニは縞々に皮をむき、厚さ7ミリ程の半月に。人参も皮をむいて同様に。
フライパンを弱火にかけ、油をひかずにこれらを並べ入れ ぴったりと蓋をして蒸し焼きに。

時間差で 縦2等分したシイタケとオクラも加えましょう。

白ワインビネガー 大さじ2・ハチミツ 大さじ1・ハーブ塩 少々をよく混ぜ合わせたところに、オリーブオイル 大さじ1を混ぜながら少量ずつ加えて混ぜ合わせ マリネ液を作ります。

蒸し上がった野菜が熱々のうちにマリネ液のボールに移し、黒コショウをたっぷり挽き入れます。
とろとろのズッキーニが崩れないよう、時々全体をそっと返しながら味をなじませ出来上がり。

冷蔵庫で冷やすと もっともっと美味なのです










本日のスープは シイタケのポタージュです。

いつものように 里芋やじゃが芋でとろみをつけなくても、充分濃厚とろりのスープに仕上がります。

後からふわんとくるシイタケの風味が、シイタケ好きにはたまりませんの。



主食で使ったアンチョビソース。お皿に出した分が少量残ってしまいました。
今日はこれをスープに使用。それに伴い、いつもは1個入れるコンソメスープの素を 1/2個に。

包丁の腹でつぶしたニンニク→薄切り玉ねぎの順に、じっくりじっくり弱火で炒めます。
玉ねぎが透き通り ねっとりした感じになってきたら、薄切りシイタケも加え さっと炒めます。

油が全体になじんだところで ひたひたのお水・コンソメスープの素・アンチョビソースを。

しばらく煮込み、少量の白味噌を煮溶かして火を止めます。

牛乳を少量加えて ハンドミキサーで滑らかにミキシングし、再度弱火に。
お好みの濃さになるよう牛乳でのばし、塩コショウして 軽く温めれば出来上がり。





今週末も主人はキッチン占拠かしら。
主人料理の産物は何かしらね


相も変わらず ご飯パンでお米の消費。
本日は ブラックオリーブとアンチョビソース・・・横のケーパーは ご愛敬。

とろとろ加減が美味しいアボカド。
焼き春巻きにしちゃえば、立派なお弁当メニューよね。
主人、いつかは熱々を食べさせてあげるわね。

野菜室の野菜を一掃!
カラフル野菜の焼きマリネ。

本日のスープはシイタケのポタージュです。
ほんのりアンチョビソース風味。

『週末は 主人が料理をしてくれるの。ワインに合うお料理をね。
そして ふたりでワインを飲むの・・・』

あら、なんて良い旦那さまなのかしら。自分でこぉ書いたのを見ても そぉ思うものね。

・・・でもね、主人の場合は ちと違うの。
彼は、自分が食べたいものを作るの。私が、普段 肉とか魚とかあまり使わないからね。

週末料理!の判決が下されると、主人は途端に忙しくなります。
PCの前に座り込み あれやこれやと自分の目的とするレシピを検索し、お買い物に走ります。

彼曰く、子供の頃は スポンジケーキ等も焼いていたとか。
自分で作ったケーキなら、兄弟で分けず独り占め出来るってのが その最たる理由らしい・・・

主人の料理の腕はどんどん上達しております。後片付けだって 完璧にこなします。
強いて言うなら、いつも エコバッグを忘れて買い物に行くことくらいかしら 残念ポイントは。

ペンネにニョッキ カポナータ、バルサミコ酢ソースのポークソテーに 韓国風鍋・・・
彼のレパートリーは ずんずんひろがります。貪欲にその幅をひろげております。

ねぇねぇ、何度も申し上げますが 私 ふっくら洋食屋さんのハンバーグが食べたいの。

驚くロバが出してくれるような 薄々やわやわのハンバーグじゃなくって、がっつり肉汁系の。
銀座 花椿のお店のイメージのハンバーグ・・・肉々しいのが食べたいのよ、随分前から。

ローヌのワインにもイケると思うんだけどなぁ、ハンバーグ。
ほぉ〜ら、主人・・・作りたくなってきた、ふっくらジュースィーなハンバーグ・・・ほぉ〜らほら。

posted by しんさん at 14:21 | Comment(0) | お米消費メニュー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。