どぉやら、この あまりに酸っぱい夏みかんに、フルーツ好きの妹も お手上げの様子。
酸っぱい柑橘類が大好きな私でさえ、顔がしわんしわんになる その夏みかん。
へぇへぇ、了解いたしました。この夏みかんで、何かを作れってコトですね・・・そこで。
お砂糖の結晶を、たっぷりまとった夏みかんピール。ひと手間かけて 美味しく出来ました

そして、実の方は・・・と申しますと。

ま、普通にカップで作ればよかったのであります。もしくは、もうちょいマシュマロを増やすとか。
ゼリーは、かような結果となりましたが、酸っぱい酸っぱい 夏みかんで作るふた品・・・
ゴールデンウィークの時間つぶしにでも、もしよろしければ見ていって下さいませね。
失敗作の マシュマロゼリーの方から 参ります・・・夏みかんを ふたつ使って。
夏みかんは 薄皮をむいて種を取り除き、果肉を取り出します。正味530グラム。
これをふたつに分け、片方は果肉をざっくりとほぐしておきます。
もう片方は ざっとハンドミキサーでミキシングし、ピューレ状にして お鍋に入れ、ここにマシュマロを加えて 弱火にかけます。
マシュマロは、プレーンな白いタイプのもの。ひと袋80グラムを全部加えます。
もしあれば、この段階で グランマニエやコアントロー等の洋酒を 大さじ1/2程加えて 風味付けをすると、マシュマロゼリーに奥深さが・・・
粗熱がとれ 全体がとろりとしてきたら、除けておいた果肉を加えて 混ぜ合わせます。
小さめのココット皿にラップを敷き、ゼリー液を8分目程注ぎます。
出来るだけ空気が入らないようにして 上部を縛りますが、この時 きつく縛り過ぎると ラップが切れてしまうことがあるので程々に・・・

夏みかん(2個)は、ぐるっと 縦十文字に 包丁で 切れ目を入れて、ヘタの部分に親指をぐっと差し込み 皮を4つにむきます。
白いワタの部分も一緒に厚く皮をむいて、分厚い夏みかんピールを作りましょう。
表皮の油分は、アクや苦味が含まれているので、ひと手間かけて 表面をすりおろします。
表面だけを薄くすりおろす感じで・・・残った部分は、包丁で削ぎ取ります。

この時点で 皮の重さを量り、皮の重さの、8割量のお砂糖を用意します。
皮が300グラムだったので、お砂糖は240グラム。
かなり大量のお砂糖ですが、少ないと表面の結晶ができる前に焦げてしまいます。
ここからは 皮の下茹でに入ります。とにかくお水に浸けて 皮のアクを抜くことが重要なのです。
まずは、たっぷりのお水と一緒に 火にかけ、煮立ったら お湯を捨てて しばらくお水に浸ける・・・を3回繰り返します。
3回目に茹でる時は、夏みかんの皮が 指で簡単にちぎれる程に・・・10分程煮てから お水に浸けます。そして、お水に浸けたままひと晩・・・7〜8時間おきます。
翌日になったら、もう一度 新しいお水に変えて、更に3時間程おきます。
この時、じゃぶじゃぶと皮を洗ったりすると せっかくの風味がとんでしまいますので 気をつけて。
お砂糖を 3回に分けて加えながら、じっくりと煮ていきます。
まずは、1/3量のお砂糖を 皮にまぶし、お砂糖がとけたら弱火にかけます。
ぴったりと蓋をして 1時間程。
じんわりと水分が出てくるので、焦がさないよう、皮が切れないよう・・・そっとそっと底から返すようにしながら お砂糖をしみ込ませていきます。
水分がなくなってきたら、2回目のお砂糖を加えます。
お砂糖を加えることで じんわりと水分が出てきます。焦がさないよう、へらでそっとそっと返しながら。
ここからは蓋なしで。火加減は 常に弱火で。
更に水分がなくなってきたら、最後のお砂糖を加えます。
ここからは、へらで返すと 皮がちぎれてしまうので、お鍋全体を返しながら 焦がさないように・・・
その頃には、随分と乾いた感じになってくるので、返すのも楽になってきます。
お砂糖の結晶が、皮の表面にたっぷりと浮いてくるまで もうひと頑張り・・・
ひたすら お鍋を返しながら、水気をとばします。こんな感じになるまで。
酸っぱい酸っぱい夏みかんは、その皮さえも 美味しいおやつになりました。
お天気の良い中、お家にこもって 夏みかんと戯れる我が家のゴールデンウィーク。
お家の中は、さわやかな夏みかんの香りでいっぱいです。
人混みなんて まったく関係のない過ごし方。
こうして連休の最終日を迎えそうな 平和な我が家なのであります
