2023年09月07日

お刺身盛りの翌日〜昆布締めと水キムチの出汁茶漬け

木曜日なので今週もパンを焼きました。
そう、焼いたのですが、それはまた後のお話。

最近頻繁に拵えております『水キムチ』を使った『冷や汁風の冷やし出汁茶漬け』ですが、今朝は最高に美味しく仕上がりましたよ。

20230907 0005.png

火曜・木曜と、お酒を控える日を週に2日だけですが設けております。

週の前半、火曜日に控えたお酒を今日は飲めるとあって、昨日は主人もさぞや気分が高揚したことでしょう。
台風による大雨の中、スーツをずぶぬれにして帰宅した主人の手には、3種のお刺身盛り。

お魚屋さんのご主人、台風だから船が出せないからねぇ、と。
鯵や鰆を期待してお店を覗いた主人に、どうやら主人好みでないお魚を3種、不貞腐れ顔で毒づいていた主人ですが、お刺身はそれなりに美味しかったようです。

私は自宅ではお刺身を一切口にしませんからね。
そして1.5人分というお刺身は、事前に数切れ取り分けて昆布に挟んでおきました。

20230907 0007.png





日本酒を吹きかけてしんなりした昆布に、マグロ以外のお刺身を並べます。
もう1枚の昆布で挟んで、ぴったりとラップに包んでひと晩冷蔵庫へ。
朝には、まるで生ハムのようにもっちりとした昆布締めの出来上がりです。

20230907 0009.png

炊き立てご飯の上に、冬瓜とキュウリ、人参等々の水キムチを漬け汁ごとたっぷりと。
冷たい鰹だしを回しかけ、昆布締めにしたお刺身を数切れ。
茗荷と大葉をたっぷり添えたら、その横に梅干、お醤油をちろりと回しかけて白胡麻をひねります。

20230907 0008.png

主人がお刺身を買ってくると、少々私は複雑な心境。
やっぱり一緒に同じお菜を食べたいもの。
カウンター越しにひとりお刺身をつつきながら、少し飲み過ぎる主人を昨晩は夢の中で成敗しておりました。
でもね、今日の昆布締めを食べると、そんな不満もかき消されてしまうものです。





cooking_line.png





そして後回しにされたパンのお話。
木曜日ですからね、それが私の週間ルーティーンですからね。

全粒粉のオーバーナイト発酵パンを勝手に自主退学し、目下のところ米粉パンに転入準備中。
ですがその前にと、好奇心だけで手を出したホットケーキミックス、いわゆるホケミパンに悪戦苦闘しております。

写真で見かけたホットケーキミックス+湯種製法でふっくら焼き上がったロールパン。
前回のよつ葉乳業製ホットケーキミックスは不本意なまま使い終わりました。
そして今回からは大豆粉と米粉のホットケーキミックスが開封されました。

そしてやっぱり焼き上がりには、悲しい涙を浮かべるのです。

20230907 0001.png

湯種製法の理屈はどうにか理解しました。
ならば、ゲル化ならば、それならばと、在庫のある米粉、しかもパン用でなく普通の米粉でパンが焼けるのであれば、それに越したことはないと無謀な挑戦。

20230907 0006.png

まだ諦めた訳ではありませんので備忘録。




◆湯種用

  • 米粉 20g
  • 熱湯 50g

◆生地

  • ホットケーキミックス 100g
  • ホエー 20g



  1. 湯種は前日の夕方に準備します。
    米粉と熱湯をあわせてよく捏ねます。
    目指すテクスチャーはヤマト糊。

    20230907 0010.png

    ラップに包んでひと晩野菜室へ。

  2. 翌朝、当日です。
    室温に戻した湯種をホットケーキミックスと合わせます。

    20230907 0011.png

    指先で掻くようにしてなじませたら、ホエーを少しずつ加えて捏ねます。
    捏ねた生地をラップで包み、室温に30分。

  3. 成形します。
    フィリングは粉砕したペコリーノロマーノ、セミドライミニトマト、枝豆です。

    20230907 0012.png

    成形した生地に水溶き卵黄をぬり、予熱したオーブンへ。

    20230907 0013.png

    200℃で13〜15分。

    20230907 0014.png






ほんのり甘くて、チーズの塩気とも合って、これはこれで美味しいのだけれどパンではありません。

20230907 0002.png




圧力鍋で豚の角煮を拵えて、瓶詰のザワークラウト、昨日拵えた人参のサラダを添えて今日のお昼ご飯と致します。

20230907 0004.png





最近拵える豚の角煮は、脂抜きを全て端折った簡略版。
そして夏になると増える甘酢漬けのお片付け料理も兼ねております。


豚バラブロックをそのまま圧力鍋に押し込んだら、甘酢漬けの甘酢(今回はゴーヤを漬けてあった甘酢・茗荷を漬けてあった甘酢を合わせて)を注ぎ、お酒も注ぎ、必要ならばお水も注いでひたひたにし、加圧すること15分。

20230907 0015.png

やわらかくなった豚肉をそっと切り分け、綺麗に洗った圧力鍋に戻します。
今回は昆布締めに使った昆布を切って底に敷き、更に豚肉の上にも並べて落し蓋代わりに。

20230907 0016.png

生姜を散らし、お醤油・生砂糖・みりん・オイスターソース等を加えたら、再度加圧15分。
保存容器に移して茹で卵を並べます。

20230907 0017.png

ザワークラウトを添えて今日のお昼に食べましたが、翌日、冷蔵庫から出すと脂がくっきりと浮いております。
これを取り除いて温め直すと、熱燗にもよく合う豚の角煮の仕上がりです。

ちなみに、かたまった脂で茄子を焼いて朝のお味噌汁にしております。
期間限定、主人の好きなこってり味のお味噌汁です。






cooking_line.png





ホットケーキミックスパンの失敗は忘れて、朝食に集中しましょうか。

もっちりとした昆布締め、酸味が程よく聞いた水キムチ、薬味と梅干し。
朝ご飯が楽しみで仕方がないのも無理はないと納得の美味しさです。

20230907 0003.png

鯖の味噌煮を煮詰めて煮詰めて、最後はイワシの水煮缶を加えて更に煮詰め、等々今朝、お味噌まで綺麗にふたりのお腹に収まりました。
朝ご飯には我が家の幸せが詰まっております。


kitchen1-thumbnail2.gif









posted by しんさん at 13:44 | Comment(0) | TrackBack(0) | お弁当日記 リメイク料理 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする