2023年03月09日

全粒粉ミルクパン・パヴエ〜あり合わせ編

木曜日の朝はパンを焼くのが私の週間ルーティーンです。

ですがここ2回ほど、木曜日が祝日だったり東京に行く日と重なったりでパンを焼けずにおりました。
私のささやかなストレス、といったところでしょうか。
それもあっての高揚感、2週間ぶりにパンを焼く良い香りが早朝のキッチンを満たしましたよ。

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人さまの画像で見るような、お洒落な佇まいとはかけ離れた焼き上がりです。
ですがそれもまた愛らしく思えるのが手前味噌というもの。
全粒粉のパヴェ、パリの石畳をイメージした可愛らしいひと口サイズの甘い甘いミルクパンです。

その見た目の愛らしさにひと目惚れして、見様見真似で焼いてはボコボコの石畳を焼き上げたこと過去に多々。
生地に『コンデンスミルク』を使用するのだと聞き、手作りのコンデンスココナッツミルクを生地に混ぜたりして楽しんでおりました ☆彡

今回、久しぶりにパヴェを焼こうと思ったのは、赤酒と蜂蜜漬けにした金柑のシロップがあるのを思い出したから。
練乳を使用するのなら、それに似たテクスチャーの蜂蜜、更には煮詰めた金柑シロップでも出来るでしょう、と。

ボコボコの石畳は相変わらずですが、ほんのり甘い全粒粉パヴェ、素朴な焼き上がりに大満足なのです。

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◆材料(ひと口サイズの甘い小さなパン 12個分です)

  • 全粒粉強力粉 150g
  • 全粒粉薄力粉 35g
  • スキムミルク 15g
  • てんさい糖 15g
  • インスタントドライイースト 3g

  • ホエー(手作り豆乳ヨーグルトから出た水分です) 32g(あるだけ使用)
  • アーモンドミルク(たまたま開封してあったので使用) ホエーと合わせて100g計量
  • シロップ(赤酒と蜂蜜を合わせて金柑を漬け込み、更にそれを煮詰めたもの ☆彡) 70g

  • フルール・ド・セル 2g
  • 無縁タイプの発酵バター 20g(湯せんにかけて溶かしバターにして使用します)


    ◆仕上げ用

  • シロップをアーモンドミルクでのばしたもの 適量

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◆作り方

  1. いつものオーバーナイト発酵スタイルなので、生地の準備は前日の夕方に済ませておきます。

    全粒粉強力粉・全粒粉薄力粉・スキムミルク・てんさい糖・インスタントドライイーストをビニール袋に合わせ、口をしっかり持って空気を含ませるように振り混ぜましょう。

    シロップは扱いやすいよう少し温めてから、ホエー・アーモンドミルクと合わせてよく混ぜ合わせておきます。

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  2. 合わせた粉類の半量を、計量したシロップその他を合わせた中に加え、よく混ぜ合わせます。
    ダマなく混ざったところで、フルール・ド・セルと溶かしバターも加え、その都度しっかりと混ぜ合わせましょう。

    ビニール袋に残った半量の粉類にこれを加え、振り混ぜるようにしてなじませます。
    自然とひとまとまりになったらそれでOK。
    形を整え、ビニール袋内の空気を抜いて端のほうで留めて、ヨーグルトメーカーに移して40℃で1時間発酵を促しましょう。

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  3. 微かに発酵した生地を、ビニール袋越しに手のひらで圧してガス抜きをします。
    再度形を整え、ビニール袋内の空気を抜いて端のほうで留めます。

    保存容器に入れて蓋をし、ひと晩ゆっくり野菜室で発酵を促しましょう。

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  4. 今朝のスタートはここから。
    先ずは生地を野菜室から出して室温に戻します。

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    室温に戻した生地を、ビニール袋越しにめん棒でのばします。
    20×19cm程度、厚さ1センチ程度の長方形に整えましょう。

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    ビニール袋を切り開き、生地を3つに折りたたみます。
    形を整えながらビニール袋できっちりと巻き、更にはめん棒で形を整え、冷蔵庫で1時間ほど冷やします。

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  5. 冷やした生地を包丁で12等分します。

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    間をあけて天板に並べ、シロップとアーモンドミルクを合わせてよく混ぜたものを表面にさっとぬります。
    シロップは軽く温めてからアーモンドミルクと合わせるとよくなじみます。

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  6. きつく絞ったぬれ布巾とラップをふわりとかけ、オーブンの発酵機能 40℃で45分間の最終発酵。
    少しふっくらとした生地に、再度アーモンドミルクと合わせたシロップを刷毛でさっとぬってから、予熱したオーブン庫内へ。

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    設定温度を190℃にして10分強。

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    ボコボコの石畳でも可愛いのです。

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ゴルゴンゾーラと鴨肉のスープを添えます。

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  1. さいの目に切った人参と玉ねぎ、オリーブオイル、極少量のエルブ・ド・プロヴァンスを小鍋に合わせ、じっくり炒め合わせましょう。

  2. スープストックを控えめ量注ぎます。
    とろみを添える為に、さっと洗った挽き割りムングダルを加えてしばらく加熱しましょう。

  3. ムングダルが十分にやわらかくなったら、ゴルゴンゾーラとクリームチーズを合わせて溶き入れます。
    お味噌汁を作っているような感覚。

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  4. アーモンドミルクを注ぎ、極少量のフルール・ド・セルで味を整えます。
    ひらたけ・合鴨の燻製・蒸しひよこ豆を加えてひと煮たち、はい、出来上がり。

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今シーズンはイオンネットスーパーさんに沢山金柑を届けて頂きました。
金柑の季節も終了し、金柑を漬け込んであったシロップも今日で完全お片付け完了。
春を迎える準備が着々と進んでいます。

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木曜日のお楽しみは、朝食のしめ鯖、と言ったらあまりにささやかでしょうか。
ですが大袈裟でもなく、2週間続けて食べられなかった朝食の塩鯖が今日ほど愛おしく思ったこともありません。

それを証拠に、赤酒を吹いて焼いた塩鯖のこの見事な焼き具合。

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東京の名残、大好きな銀座ウエストのリーフパイは今日で最後。
少しオーブントースターで焼いてバターの風味が更にふくよかになったウエストのリーフパイ、今度食べられるのはいつのことでしょう。




お酒を控える日は、主人とふたり、よく眠れるハーブティーをお風呂上りにゆっくり楽しむのが近頃のお気に入り。
なかなか使えずにいたお気に入りのマグカップも日の目を見ることとなり、大変気に入っておりました週間でした。

・・・そう、『でした』

わずか数回、ふたつ並ぶのを見るだけでも楽しかったマグカップふたつ、わずか数回使用しただけで、主人のBrooks Brothersは主人自らヒビを作って使用不可に。
そして先ほど、お待ちかねの新しい主人のマグカップが届きましたよ。 

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うん、主人にぴったり。


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posted by しんさん at 13:32 | Comment(0) | TrackBack(0) | お弁当日記 〜 手作りお手軽パン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする