旅行に行かない生活にもすっかり慣れてしまって2023年も早3月。
外出がままならないのならばお家で楽しみましょうと、日用品や食材はイオンネットスーパーさんをはじめオンラインを利用し、お家の一部を改装し等しておりましたら、いつの間にかお家が快適になり過ぎてすっかり出不精。
そんな我が家に小さな異変、主人が突如東京行きを提案してきました。
ただこの方に合うためだけの東京です。
Benjamin Silver氏。
インポーターさん主催によるベンジャミン・シルバー氏のワインイベントに参加致しました。
ひょっとしたら、インポーターさんより彼のワインを買っているのではないかしら、それほど主人の気を引く彼のワイン。
ですが、折角なので。
いくら彼に合うためだけの東京だとは言いつつ、主人はオーセンティックバーも気になるご様子で。
東京でバーと言えば、という訳で銀座 TENDERさんで上田さんのマティーニを頂いて会場に向かいます。
案の定マティーニだけには止まらず、ギムレットも頂いてからバーを後にします。
そしてベンジャミン氏との再会もはたし、イベントスタート。
以降は備忘録として。
さわらにキャラメルとゴルゴンゾーラのソース。
ゴロゴロッと存在感あるベーコン。
菜の花のリゾット。
カベルネ・フラン
鴨のロースト。
意外とお喋りな主人。
普段の私相手のベンジャミン・シルバーワイン談では相当つまらなかったのでしょう。
嬉しそうにテーブルメイトの方々と盛り上がる姿が印象的でした。
今回のイベントではグルナッシュ・ブランをお気に召したようですよ、主人。
自身が楽しんだのならば、相手にも良い思いをしてもらってこそのパートナー。
翌日はもちろんと言わんばかりの『資生堂パーラー』
主人ほど東京への情熱はないけれど、資生堂パーラーだけは別。
3月とは思えないほどの温かい、を超越して暑いほどだった昨日の東京。
昨日ほどではないとは言え、銀座をウロウロして少々汗ばむほどの気温。
私にしては珍しく冷たいノンアルコールカクテルでほっとひと息、なんて可愛らしい。
主人もノンアルコールビールで。
冷たいコンソメの下にはアスパラガスのクリームスープ。
資生堂パーラーにお邪魔したならば頂きたいシーザーサラダ。
ロメインレタスを食べると眠くなるのは私だけでしょうか。
『名店の味をご自宅で』
なんて考えては失礼と言うもの。
名店の味は名店で。
家庭の味は各家庭で。
雰囲気も整ってこそのお料理ですもの。
お家でこのシーザーサラダは作れません、私には無理。
薬味がテーブルにセットされた時の高揚感と言ったら。
ベンジャミン氏の来日が2月でしたら、これが頂けないところでした。
私の大好物、牛タンシチュー。
3月のマンスリーメニューが牛タンシチューと聞き、迷うことなく即決。
牛タンシチューに即決はしたものの、主人のオムライスを少々シェアしていただきました。
取り皿にチンっと小さなオムライス。
さ、東京駅へ向かいましょうね。
こうして久しぶりの東京は24時間にも満たずに終了。
ですが意外とストレスなく遊びに行けることがこれで実証されました。
羽島駅から『こだま』を使ってね。
ベンジャミン氏のサイン入りグルナッシュ・ブラン、付箋、そしてプレゼントのTシャツ。
大好きなウエストのリールパイを頂きながら、またしばらく出不精を楽しむと致しましょう。
そしてもちろん、私の帯留めは誰の目にも止まることなくまた箪笥の中に戻されたのでした。