木曜日なのでパンを焼きました。
賞味期限の切れたノンアルコールビールと全粒粉をビニール袋に合わせ、ひと晩ゆっくりと野菜室で発酵させ当日焼き上げるいつもの全粒粉パンを。
今週のパンは、ふんわりきな粉が香るお気に入りの全粒粉パン。
トッピングは、こちらもまた最近のお気に入り食材、『韃靼そば茶』です。
素朴な香りに艶やかな表面、随分と成形にも慣れたものよとひとり悦に入っております。
ずっしりした重みの訳は、ぎっしり詰まったフィリング。
先日、蒸し小豆の工程で早々と失敗を確信した『ぬれ甘納豆』
圧力鍋で蒸した小豆は小石のようにカチカチで、Googleさんに尋ねるも、いちど加熱した小豆が加熱によりやわらかくなる可能性は低いとのご回答。
ならばとミルで粉砕して粗挽き小豆粉に。
そして更にそれをお砂糖と煮て、やわらかくなったところでバーミックスで『こし餡』風に。
力技なこし餡・冷凍してあったお豆腐白玉団子・蜂蜜漬けにしておいた金柑、そしてローストした胡桃を全粒粉生地で包みます。
甘さ控えめのこし餡に、蜂蜜漬け金柑の華やかな風味、そして胡桃の食感、もっちり白玉。
在庫食材の寄せ集めが本当に楽しいと思える全粒粉あんぱんが焼き上がりましたよ。
◆材料(4つ分)
- 全粒粉強力粉 85g
- きな粉 15g
- スキムミルク 10g
- てんさい糖 5g
- インスタントドライイースト 1g
- ノンアルコールビール 85g
- お塩 1g
- 太白胡麻油 10g
- こし餡
- 蜂蜜漬け金柑
- 胡桃(予熱なしのオーブン 160℃で10分ローストしておきます)
- お豆腐白玉団子(この時のもの 2023年01月20日 ☆彡 を冷凍しておきました。自然解凍して使用 )
- 水溶き卵黄
- 韃靼そば茶(そのままでも食べられるもの)
◆作り方
- 生地の準備は前日の夕方に済ませておきます。
全粒粉強力粉・きな粉・スキムミルク・てんさい糖・インスタントドライイーストをビニール袋に合わせ、口をしっかり持って空気を含ませるように振り混ぜます。
計量したノンアルコールビールに、この半量を加えてよく混ぜ合わせましょう。
更にお塩・太白胡麻油を順に加え、その都度しっかりと混ぜ合わせます。 - 合わせた粉類を半量残したビニール袋に、1を一気に加えます。
ビニール袋に空気を入れて膨らませ、口をしっかり持って振り混ぜます。
やがて生地が自然とひとまとまりになります。
軽く形を整え、ビニール袋内の空気を抜いて端のほうで留めます。
ヨーグルトメーカーに入れ、40℃で1時間発酵を促しましょう。 - 少しふっくらとした生地を、ビニール袋越しに手のひらで優しく圧してガス抜きをします。
ビニール袋越しに再度形を整え、同じようにビニール袋内の空気を抜いて端のほうで留めます。
保存容器に入れて蓋をし、ひと晩野菜室へ。 - 同じく、昨日のうちに『粗挽き小豆粉』からこし餡を拵えておきました。
粗挽き小豆粉・お好み量のてんさい糖を小鍋に合わせ、お水を注いで中〜弱火にかけます。
少し加熱したところで、ハンドミキサーで滑らかに撹拌します。
これを再度中〜弱火にかけて混ぜながら煮詰めれば、力技なこし餡の出来上がり。 - 今朝はここからスタートです。
先ずは生地を野菜室から出して室温に戻しましょう。
ビニール袋から出してガス抜きをしたら、丸め直して4分割します。
断面を伸ばすようにそれぞれ丸め、ビニール袋に戻して15分間のベンチタイム。
その間に、こし餡を丸める等フィリングの準備をしておきます。 - 成形に取り掛かります。
先ずは生地をラップで挟み、丸くのばしましょう。
フィリングを乗せてしっかりと包みます。 - 天板に並べ、お水で湿らせたキッチンペーパーとラップをふわりとかけてオーブンの発酵機能 40℃で45分間の最終発酵。
- ふっくらと膨らんだ生地に、刷毛でそっと水溶き卵黄をぬります。
韃靼そば茶をたっぷりふり、予熱したオーブンへ。
設定温度を180℃にして13〜15分。
きな粉が少し入るだけで、香りがぐっと魅力的になります。
網の上で冷ましましょう。
優しい色合いのスープは酒粕風味。
酒粕とベーコン、なめこ、アーモンドミルク、異色の組み合わせではありますが、不思議なほどまとまっております。
まだまだ酒粕の温かみがお腹に嬉しい寒さです、存分に暖まりましょ。
- 人参、粗みじん玉ねぎ、厚切りベーコンを胡麻油でさっと炒め合わせます。
- スープストックを注ぎ、酒粕を加え、酒粕がほろほろに溶けるまで加熱しましょう。
- アーモンドミルクを注ぎ、冷凍しておいたおろし山芋、冷凍むき枝豆、なめこを加えてひと煮たち。
味付は白味噌、ほんのひとつまみのお塩、極少量のナンプラーとオイスターソースです。
スープジャーに注ぎ、白胡椒を挽いて出来上がり。
カチカチの蒸し小豆が有効利用出来そう。
これでまた失敗を恐れずぬれ甘納豆に挑戦できます。
木曜日のお魚は、週でいちばんお楽しみな焼き鯖です。
焼鯖に白いご飯。
冷凍ご飯に加え、銀杏やサツマイモご飯が少々混ざっていても気にしません。
そして最近、木曜日のお楽しみに加わったのがレギュラーメンバーでもある納豆。
いつも、チアシードと刻み玉ねぎ(先日から新玉ねぎになりました)、そして今の時期は手作りキムチを添えておりますが、木曜日だけは更に卵黄がここに加わります。
パンの艶出しに使用する水溶き卵黄。
卵白は冷凍し、残った卵黄は納豆に。
濃厚な納豆が木曜限定で楽しめるお気に入りの有効利用にようやく、今更ながらたどり着きました。
明日はイオンさんが恵方巻きを届けてくれますよ。
恵方巻の脇にはもちろん菊正宗ですよね、主人。