年末、何年かぶりにお邪魔した根尾の伯母宅。
90をとうに過ぎてなおひとり暮らしを満喫している伯母は、清潔なキッチンでお正月料理の準備を見事に熟しておりました。
そして帰り際には、以前と変わらず手作りのお惣菜や野菜をどっさり持たせてくれました。
見えなくなるまで手を振って見送ってくれる伯母に、実の母親以上の敬愛の念を抱いてしまう私は、きっと少々親不孝なのでしょう。
伯母が持たせてくれた『ヤツガシラ』を今日は炊き込みご飯にしてみましたよ。
お昼にはヤツガシラの炊き込みご飯を焼きおにぎりに。
皮を丁寧にむいて、『おでん用』と『煮物用』に切り方を変えて冷凍してある伯母のヤツガシラ。
伯母の冷凍野菜を見て、私も随分と冷凍技術をみがいたものです。
『ホコホコして美味しいんだよ』
いつもそう言って持たせてくれる伯母のヤツガシラ、今日はおでん用に大きく切り分けたものを大胆な炊き込みご飯に。
トロッととろけるようなご飯と一体化した里芋の食感とは全く異なるホコホコのヤツガシラ。
ほんのりお醤油を効かせた控えめな味付けが、ますますヤツガシラの存在感を引き立てるのです。
炊き立てのヤツガシラご飯を、小ぶりな三角お結びにして刷毛でお醤油を二度ぬりします。
こんがりオーブントースターで焼けば、ホコホコのヤツガシラの存在感顕著な焼きおにぎりの出来上がり。
こんがりオーブントースターで焼けば、ホコホコのヤツガシラの存在感顕著な焼きおにぎりの出来上がり。
『素朴』という言葉がこれほど当てはまるお結びって、ほかにあるかしら。
伯母の野菜を見ていると、ふと止めてしまった畑を懐かしくも思います。
今頃は、ややかたくなった大根の葉っぱの料理に追われたりしていたっけね、と。
週末、近所のマックスバリュの地場野菜コーナーで青々としたホウレン草を購入しました。
美味しい美味しいと自分に言い聞かせているのにも気づいておりますが、まぁ仕方のないこと。
畑を止めたことのメリットだけを今は楽しみましょう。
先週の作り置き料理にちょっと手を加えて、今週の作り置き料理もいくつか準備完了。
ヤツガシラの焼きお結びと一緒に、主人のお弁当箱に詰め込みます。
月曜日のお魚は『甘い系』
目下のところ、鯖のみりん干しが続いておりますが、間もなく恒例の西京焼きまとめ買いの頃合いです。
昨年、こんがり上手に焼けるようになったと思った頃に、タイミングよろしく在庫の西京漬けが尽きましたので。
手作りキムチの発酵が更に進んできました。
酸味が際立ったキムチは今が食べ頃です。
ラベル:ヤツガシラ ヤツガシラの炊き込みご飯