主人のお正月休みが明けて二日目ともなると、ワイシャツのアイロンがけも始まります。
通常が戻ってきたと実感する間もなく次の3連休、なかなかお正月気分が抜けません。
お正月気分払拭の第一歩は冷蔵庫から。
甘さをぐっと控えたあっさりツルンのアーモンドミルクゼリーに、お屠蘇を煮詰めた甘いシロップを合わせてみましたよ。

トッピングは、年末に根尾の伯母を訪ねた際に持たせてもらった干し柿。
伯母に教えてもらった、干し柿と柚子のコンビネーションが目下のところ大のお気に入りです。
そして我が家で秘かなブームとなっております『韃靼そば茶』をアクセントに。
お茶として購入したのですが、そのまま食べても香ばしくてとても美味しいのです。

寒天やゼラチンとは少々食感を異なるアガーのアーモンドミルクゼリー。
ツルンと滑らかなミルクゼリーに、ほんのり屠蘇散が香るお屠蘇シロップ。
ふたり分で使ったお砂糖はわずか10g。
今年初めて赤酒でお屠蘇を仕込んでみたのですが、これで我が家のお屠蘇は赤酒と決まったも同然。
ただ煮詰めただけの赤酒が立派なシロップとなりました。

耳馴染みのない赤酒、日本古来の製法を受け継いだ熊本地方に伝わるお酒だそうです。
昨年のうちに、いちど料理酒としての東肥赤酒を試しておりますので、今回は本伝東肥赤酒を取り寄せてお屠蘇に使用致しました。

前日、大晦日の夜に赤酒と屠蘇散を合わせてひと晩ゆっくり浸します。
赤酒で仕込んだお屠蘇で祝った今年の元旦。
確かに甘いのですが、奥にほんのりカカオのような風味も感じられる複雑な赤酒のお屠蘇は、無病息災を約束してくれそうです。


そうは言っても、不本意ながらお正月中に飲み切れなかったお屠蘇を使ってシロップを拵えます。
そしてあっさりアーモンドミルクゼリーにたっぷり添えます。
- 3日間程浸したままの屠蘇散。
スパイスの風味も十二分に赤酒に移ったことでしょう。
中〜弱火でとろりとするまで煮詰めます。 - 根尾の伯母に教わったこの組み合わせ。
伯母は柚子の皮をそのまま干し柿に合わせておりましたが、我が家には年末に煮た柚子のワタ煮(☆彡)がありましたのでこれを使って。 - アーモンドミルクゼリーに進みます。
乾いたお鍋に、アガー 5g・てんさい糖 10gを合わせてよく混ぜておきます。
ここにアーモンドミルク 350gをダマにならないよう少しずつ加え、よく混ぜましょう。
アガーとてんさい糖がしっかり溶けたところで、中〜弱火にかけて煮たたせないよう加熱します。
容器にザルで漉しながら移し、表面の泡をそっとすくってから、ふるっと冷やしかためましょう。 - ふるっとかたまったアーモンドミルクゼリーに切れ目を入れ、干し柿を食べやすく切り、準備完了。
アーモンドミルクゼリーとお屠蘇シロップを交互にジャーに詰めたら、干し柿をトッピングしてそば茶を散らします。
抜群の美味しさ。

炭水化物がゼロは感心致しません。
お正月中、サンドウィッチを作るつもりでイオンネットスーパーに届けてもらった食パンですが、使うことなく冷凍してありました。
久しぶりにホットサンドなど拵えてみましたよ。

ひき肉に見えるのは、鯖缶とベジミート。

これもお片付け料理で、アオヤギの佃煮の煮汁、そして昨日の主食にもした鰹のたたきの漬けの漬けダレを有効利用。

これもお片付け料理で、アオヤギの佃煮の煮汁、そして昨日の主食にもした鰹のたたきの漬けの漬けダレを有効利用。
こってりとした鯖缶そぼろ、そしてやわらかな酸味のビーツのピクルスが好相性です。
- アオヤギの煮汁、そしてカツオを漬けてあった漬け汁、双方お鍋に合わせて少し煮詰めます。
ここに鯖缶の水気を軽く切って加え、軽く崩しながらなじませましょう。
熱湯を回しかけて水気を切ったベジミート、刻んだ胡桃も加えてほろりと炒りつければ出来上がり。 - バターとマヨネーズをぬった食パンに、レタスとビーツのピクルスを重ねます。
鯖缶そぼろをたっぷり上に。
食パンでサンドし、オーブンペーパーできっちり包んでホットサンドメーカーへ。
こんがり焼き色がついたら、水蒸気でベショッとしないよう早々に網の上に移して冷まします。
ワックスペーパーで包みなおし、半分に切って出来上がり。
煮汁をも有効利用する生活が戻ってきました。


金曜日の朝食は伊勢うどん。
嬉しいことに、以前届けて頂いておりましたひとり分梱包の伊勢うどんが、イオンネットスーパーに戻ってきました。

直前の在庫切れコールもなく、先ほど無事届けて頂きましたよ。
お正月気分の和らぎも含め、少しづつ日常が戻りつつあります。
お正月気分の和らぎも含め、少しづつ日常が戻りつつあります。
欲を言えば、円がもう少し落ち着いてくれると更にありがたいのですが。
