2023年01月23日

ごろッとヤツガシラな焼きおにぎり

年末、何年かぶりにお邪魔した根尾の伯母宅。

90をとうに過ぎてなおひとり暮らしを満喫している伯母は、清潔なキッチンでお正月料理の準備を見事に熟しておりました。
そして帰り際には、以前と変わらず手作りのお惣菜や野菜をどっさり持たせてくれました。
見えなくなるまで手を振って見送ってくれる伯母に、実の母親以上の敬愛の念を抱いてしまう私は、きっと少々親不孝なのでしょう。

伯母が持たせてくれた『ヤツガシラ』を今日は炊き込みご飯にしてみましたよ。
お昼にはヤツガシラの炊き込みご飯を焼きおにぎりに。

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皮を丁寧にむいて、『おでん用』と『煮物用』に切り方を変えて冷凍してある伯母のヤツガシラ。
伯母の冷凍野菜を見て、私も随分と冷凍技術をみがいたものです。

『ホコホコして美味しいんだよ』
いつもそう言って持たせてくれる伯母のヤツガシラ、今日はおでん用に大きく切り分けたものを大胆な炊き込みご飯に。

トロッととろけるようなご飯と一体化した里芋の食感とは全く異なるホコホコのヤツガシラ。
ほんのりお醤油を効かせた控えめな味付けが、ますますヤツガシラの存在感を引き立てるのです。

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炊き立てのヤツガシラご飯を、小ぶりな三角お結びにして刷毛でお醤油を二度ぬりします。

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こんがりオーブントースターで焼けば、ホコホコのヤツガシラの存在感顕著な焼きおにぎりの出来上がり。

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『素朴』という言葉がこれほど当てはまるお結びって、ほかにあるかしら。

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伯母の野菜を見ていると、ふと止めてしまった畑を懐かしくも思います。
今頃は、ややかたくなった大根の葉っぱの料理に追われたりしていたっけね、と。

週末、近所のマックスバリュの地場野菜コーナーで青々としたホウレン草を購入しました。
美味しい美味しいと自分に言い聞かせているのにも気づいておりますが、まぁ仕方のないこと。
畑を止めたことのメリットだけを今は楽しみましょう。

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先週の作り置き料理にちょっと手を加えて、今週の作り置き料理もいくつか準備完了。
ヤツガシラの焼きお結びと一緒に、主人のお弁当箱に詰め込みます。

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月曜日のお魚は『甘い系』
目下のところ、鯖のみりん干しが続いておりますが、間もなく恒例の西京焼きまとめ買いの頃合いです。
昨年、こんがり上手に焼けるようになったと思った頃に、タイミングよろしく在庫の西京漬けが尽きましたので。

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手作りキムチの発酵が更に進んできました。
酸味が際立ったキムチは今が食べ頃です。

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2023年01月20日

お豆腐白玉パフェ〜輝く柚子わた黄金煮・その他編

お待ちかねの金曜日です。

今週は水曜・木曜と2日連続でお酒を控えましたので、普段からのお楽しみもまたひとしお。
起床の時点で夕方5時の宴会スタートを想いワクワク致しましたもの。
先ずは冷蔵庫の中の食材一掃を果たし、逸る心を静めましょう。

毎週2丁買うと100g弱、中途半端に残ってしまう木綿豆腐を使って、お豆腐白玉を拵えるのはよくあること。
お豆腐白玉団子を軸に、在庫食材をまとめた和風なお豆腐白玉パフェが今日のお昼。

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ジャーの底にはモチモチ食感のお豆腐白玉、きな粉、デーツシロップ。
砕いた全粒粉ビスケットとアロエが上に層を成します。

赤ワインで程よく色づけしたりんごのコンポート、冷凍してあった干し柿には発酵バターをサンドしてみました。
冷凍庫に極少量残っていた全粒粉クランブル(☆彡)も散らしましょうか。

そしてダークカラーな食材が多い中で、ちょっと目を引く唯一色鮮やかな柚子のコンポート。
柚子胡椒を仕込むため、表皮だけを剥かれた柚子で拵えた『柚子ワタの黄金煮』です。

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今年は2度、柚子胡椒を仕込む機会に恵まれたのですが、最初に拵えた『柚子ワタの黄金煮』は色合いも悪く味も???な出来。
マズくはない、でも美味しくもない、といったところでしょうか。

ですが2度目、根尾の伯母にひとつだけ持たせてもらった柚子。
同じように少量ながら柚子胡椒を仕込み、ワタを使って拵えた『柚子ワタの黄金煮』の色鮮やかなこと、美味しいこと。
昨年末に拵えたものなので記憶も曖昧ではありますが、次回のために備忘録しておかなければ、と。

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柚子ワタの黄金煮はどこかの郷土料理のようです。
前回、柚子ワタを塩水にしっかり浸してから煮たところ、塩味が強くなってしまったのが失敗の原因。
いくつか拝見したレシピを合体させたり端折ったりして拵えております。


◆柚子ワタの黄金煮、備忘録

  1. 柚子胡椒を仕込んだ後、表皮だけを薄く剥かれた柚子が材料です。
    種・果汁・果肉を除き、ワタを含めた皮部分だけを先ずは計量しておきましょう。

    お湯を沸かし、お酢を大さじ1程度加えます。

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    再度煮立ったところに柚子ワタを加え、さっと煮て茹でこぼす、これを2回繰り返します。
  2. 10分ほど真水に晒した後、ザルにあけてしっかり水を切りましょう。
    ワタと同量の上白糖と合わせて1日おきます。

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    たっぷり水気が上がってきたら次の工程へ。

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  3. 落し蓋をして弱火で12〜15分煮ます。
    とろりとして泡が大きくなれば出来上がり。

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    黒豆を煮た時の上白糖が余っていたので、今回は上白糖効果でしょうか。
    前回とは比べ物にならないほど美しい艶々の仕上がり。
    程よい苦みもまた私好みなのです。

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お話を今朝のキッチンに戻します。
今朝はりんごを使ってキムチを仕込みました。
1/4ほど残ったりんごを使って、お気楽コンポート。

塩もみをして綺麗に洗ったりんごの皮をむき、皮とりんごをお鍋に合わせます。

ひたひたより少なめのお水、色付け程度の少量の赤ワイン、レモン汁、ちろりと蜂蜜を加え、落し蓋をしてことこと煮ること10分程度。
途中でふと思いついてドライフィグも加えてみました。

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お豆腐白玉団子はもはや慣れたもの。

木綿豆腐 100g
白玉粉 45g(5割よりやや控えめ量)

をビニール袋に合わせてよく揉み、ひとつにまとまったらビニール袋から出して更に滑らかになるまで捏ねます。
棒状にのばして包丁で切り分け、丸めて熱湯に中に落としていきましょう。

ふわりと浮いてきたら、ひと呼吸おいて冷水にとります。
お豆腐白玉団子が冷えたら、たっぷりのお水で湿らせたキッチンペーパーの上に並べておきます。
アロエはザルに移してシロップを切っておきましょう。

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年末、実家の母親が持たせてくれた干し柿を冷凍してありました。 
カチカチに凍らないので、冷凍庫から出したらすぐ縦半分に切って、薄切りにした発酵バターを挟みます。
食べやすいよう、横にも3等分しておきましょうか。

冷凍から全粒粉クランブルも出して準備は完了。

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白玉団子をジャーの底に3つ、デーツシロップを絞ってきな粉をたっぷりふります。
この上に、細かく砕いた全粒粉クッキーを重ねましょう。

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アロエを重ね、りんごのコンポート、お豆腐白玉、全粒粉クランブル、バター干し柿等をお行儀良く並べます。
最後に柚子ワタの黄金煮を添えて出来上がり。
流石に、市販のアロエのシロップは有効利用しませんよ、私でも。

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昨日は特定健診でしたので朝食抜き、ついでにお弁当もお休みしました。
そして1時ごろ帰宅した主人と、近所のバングラデシュ料理のお店へ。

主人は待望のビリヤニ、そしてニハリを頬張ってご機嫌、特定健診の楽しみがひとつ増えましたね。
そして食べ切れずに包んでもらったロティが、お昼の『ロティサンド』となりました。

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ロティの表面にバターもぬってあるので、本当にフィリングを挟むだけで出来上がり。
素晴らしいリメイク料理だとひとり悦に入るのです。




  1. 今朝、キムチを仕込んだ時に使ったミルを使いまわしてひよこ豆をペースト状に。
    ひよこ豆は蒸した状態で冷凍してあるので、凍ったままのひよこ豆をミルに入れて撹拌するだけ。

    オリーブオイル・ブラウンマスタードシード・クミン・玉ねぎ・人参を合わせて炒め合わせ、ひよこ豆のペーストと鯖缶、お塩を加えてなじませます。

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  2. 半分に切ったロティにたっぷり1を乗せましょう。
    ぱたんっと半分に折って、はい、出来上がり。

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ロティサンド、バングラデシュ人シェフにも報告したい美味しさです。

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金曜朝食の主食は、いつもの伊勢うどん 釜玉風。
ですが、今朝は底に最近お気に入りの『韃靼そば茶』を散らしてみました。

香りは抜群、ですが伊勢うどんの食感にはちょっとアクセントが強すぎたかしら。
主人にやんわり却下されました。

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一時品切れ状態だったイオンさんのイワシも復活したことですし、大変喜ばしいことです。





今日は歯医者さんの定期健診でしたね。
金曜日、主人は寄り道せずに帰宅するのでしょうか。


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posted by しんさん at 13:26 | Comment(0) | TrackBack(0) | お弁当、だけどおやつにも | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年01月18日

サツマイモと柚子の全粒粉パン〜ほんのりきな粉・カリカリ蕎麦の実ver.

毎週木曜日に全粒粉パンを焼くのですが、今週は本日水曜日に繰り上げです。

年末に予約した『特定健診』のため、明日の朝は食事抜きですから。
昨年まではそれでも、お弁当と主人の分だけの朝食を準備していたのですが、無理するのを止めました。
明日は朝食もお弁当もなし。
主人には冷凍しておいたオートミールクッキーと昨日の黒豆プリンで出勤してもらい、お昼は主人とビリヤニを食べに行きます。

今朝はサツマイモごろごろ、ほんのりきな粉香る全粒粉パンを焼きましたよ。

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最近、ちょっとお気に入りのお菓子がこれ、『やきいもころころ』
サツマイモってね、意外と日本酒のお供になるのです。

おつまみが何もない時のためイオンネットスーパーさんに届けて頂くのですが、ほの甘いお味はもちろん、原材料欄の潔さもお気に入りです。
気楽なお礼にちょっと添えられる可愛らしい見た目もまた魅力的。

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ほんのりときな粉が香る全粒粉生地で、ほんのり甘いサツマイモ、そして柚子ワタの黄金煮、冷凍しておいた全粒粉クランブル(☆彡 2022年12月23日)を包み、最後に香ばしい蕎麦の実をたっぷり散らしました。

生地の切れ目から転げ落ちそうなサツマイモがちょっと愛らしいのです。

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生地にバターを使用していない分、全粒粉クランブルのバターが引き立つのです。
冷凍クランブルがこれほど応用自在とは新たな発見、また近々ミルで仕込んでおかなくては。

相変わらず歪な形もいつものご愛敬ですよ。

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◆材料(4つ分)

  • 全粒粉強力粉 85g
  • きな粉 15g
  • スキムミルク 10g
  • てんさい糖 5g
  • インスタントドライイースト 1g

  • 賞味期限切れのノンアルコールビール 85g(今回、開封済みのビールが極少量足りませんでしたので、豆乳ヨーグルトのホエーを極少量足しました)

  • フルール・ド・セル 1g
  • ココナッツオイル(湯せんで温めて液状にして加えます) 10g


  • やきいもころころ 1袋
  • 全粒粉クランブル (☆彡) 適量
  • 柚子ワタの黄金煮 適量
  • 韃靼そば茶(そのままでも食べられるもの) 適量
  • 水溶き卵黄 適量



◆作り方

  1. 生地の準備は前日の夕方に済ませておきます。

    全粒粉強力粉・きな粉・スキムミルク・てんさい糖・インスタントドライイーストをビニール袋に合わせ、口をしっかり持って空気を含ませるように振り混ぜます。

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    計量したノンアルコールビールに、この半量を加えてよく混ぜ合わせましょう。
    ここに、フルール・ド・セル、ココナッツオイルを順に加え、その都度しっかりと混ぜ合わせます。

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  2. 半量残った粉類に1を加え、ビニール袋を膨らませて振りながらなじませます。
    自然にひとつにまとまりますので、まとまった生地の形を軽く整え、ビニール袋内の空気を抜いて端のほうで留めましょう。

    ヨーグルトメーカーに移し、40℃で1時間発酵を促します。

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  3. 少しふっくらとした生地を、ビニール袋越しに手で圧してガス抜きをします。

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    再度形を整え、ビニール袋内の空気を抜いて端のほうで留めます。
    保存容器に入れてしっかりと蓋をし、ひと晩野菜室へ。

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  4. 今朝はここからスタートです。
    先ずは生地を野菜室から出して室温に戻しましょう。

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    室温に戻した生地をビニール袋から出してガス抜きをしたら、4分割してそれぞれを丸めましょう。
    ビニール袋に戻し、10分間のベンチタイム。

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  5. ベンチタイムが終了したら成形へと進みます。
    先ずは生地をラップで挟んでのばします。

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    中オンラインより手前まで切り込みを8本入れましょう。

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    切り込み2本ずつを軽くひねり、生地の上にサツマイモ(大きいものは1/2にカットして)・柚子ワタの黄金煮(刻みます)・クランブルを適量乗せましょう。

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    切り込みのない側から、フィリングを包み込みながら巻きましょう。
    巻き終わりを指でつまんでしっかりと綴じます。

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  6. オーブンシートを敷いた天板に並べ、お水で湿らせたキッチンペーパーとラップをふわりとかけ、オーブンの発酵機能 40℃で45分間の最終発酵。

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  7. 最終発酵が完了したら、刷毛で水溶き卵黄をぬって韃靼そば茶を散らします。
    たっぷり散らします。

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    予熱したオーブンに移し、設定温度を180℃にして12〜15分。

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    ほんのり甘いサツマイモ、ほんのりきな粉な全粒粉生地、後に続く爽やかな柚子の風味、そして何と言っても胡麻とは異なる韃靼そば茶の香ばしい存在感。
    好きな材料で好きに焼くお家のパン、器量なんて気になりません。

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イオンネットスーパーさんに芽キャベツが並び始めると、ついクリックしてしまうのが常。
大きなキャベツにはない愛らしさに毎年和むのです。

そして芽キャベツと是非合わせたいのが真っ白なホワイトソース系。
具沢山、と言えば聞こえは良いのですが、在庫食材を総動員してアーモンドミルクでまとめたスープ。

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丸みを帯びた甘さの訳は、これにはさすがの主人もびっくりでしょう、『蕪のビール漬け』の漬け汁を有効利用したからです。

昨日『ハタハタ寿司』に合わせようと器に出したポン酢。
どうも相性がよろしくなくて使わなかったのですが、これもこっそりスープに潜んでおります。





  1. ベーコン・粗みじん玉ねぎ・さいの目人参等、オリーブオイルで炒め合わせます。

  2. 蕪のビール漬けの漬け汁(お砂糖多め、塩分控えめです)を注ぎ、ついでに残ったポン酢も加え、必要ならばお塩も足して加熱します。
    縦半分に切った芽キャベツ、木綿豆腐、なめこも加えてひと煮たちさせたら、アーモンドミルク・葛粉・溶き卵(パンに使用した卵黄の残りです)をよく混ぜて加えます。

    とろみがついたら火を止め、スープジャーに分け入れましょう。
    黒胡椒を挽き、キリッと味をしめるピマンデスペレットを散らして出来上がり。

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お砂糖が多くて、どうにもならないと思っておりました『ビール漬け』の漬け汁。
荒業とは言え、こんな利用法があったとは自身に驚いております。

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今朝の主食は、久しぶりの『へしこ茶漬け』
ですが、今回はずっと試してみたかった『韃靼そば茶ver.』です。

ご飯の上に炙った鯖のへしこ、熱々の昆布だしを注ぎ、最後にたっぷり韃靼そば茶を散らします。
自家製柚子胡椒も忘れずに。

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・・・主人が叫びます。

『絶対こっちの方がうんまい!』

同感です。



赤酒を吹きかけて焼いた金太郎イワシが抜群の焼き具合でした。
そしてお味噌風味の松風は、今日で最終。
最後は主人と半分こ。
主人が淹れてくれるほうじ茶との相性が兎にも角にも抜群なのです。

今夜は明日の検査に備え、ゆっくりと蓬風呂に浸かりましょう。


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2023年01月17日

黒豆プリン 2023〜おまけのエッグホワイトマフィン

15日の小正月も過ぎた本日は17日。
例年より少々遅れはしましたが、今年も拵えました『黒豆プリン』

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以前は年末になると大鍋に煮ておりました黒豆ですが、今なおくすぶる新型コロナの影響もあり、人さまに配るのを断念して早1年?2年?それ以上?

イオンネットスーパーに届けて頂いた150gの黒豆を細々と煮るに止まってはおりますが、主人とふたり突く黒豆、それはそれで気楽で良いものです。
数回加熱を繰り返して今日まで楽しんでおりましたが、流石にそろそろ潮時、プリンにして煮汁まで完全お片付けと相成りました。

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作り方はいつもと同じ。
ただ、その年によって合わせるミルクが豆乳だったり、オーツミルクだったりアーモンドミルクだったりと、当日の乳製品開封状況に因りけりではありますが。


◆材料と作り方(iwaki製 100mlのプリンカップに4つ分です)

  1.  ●アーモンドミルク 200t
     ●黒豆の煮汁 100t

    以上を小鍋に合わせ、煮立たせないよう中〜弱火でゆっくりと温めましょう。

  2.  ●卵黄 2個分
     ●スキムミルク 大さじ2

    以上を別ボールで合わせ、泡だて器でよく擂り混ぜます。
    1を少しずつ加えながら、泡だて器で優しく混ぜ合わせましょう。

  3. ザルで2〜3回漉してから容器に分け注ぎます。
    表面の泡をスプーンで丁寧に取り除き、ひとつひとつアルミホイルで蓋をしましょう。

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  4. フライパンにキッチンペーパーを2枚重ねて敷き、3を並べます。
    カップの高さ半分程度にまで熱湯を注ぎ、フライパンにぴったりと蓋をして極々弱火で10分間。

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    8分ほど経ったらアルミホイルをとってチェック。
    ふるふるッとかたまっていたら、黒豆をトッピングしてまたアルミホイルで蓋をしましょう。

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    火を止め、時間の許す限り蒸らします。
    少々スが立ちましたが気にしません。
    冷めたら冷蔵庫に移し、ひんやり冷やして召し上がれ。

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今回の黒豆プリンもそうですし、何かと卵黄だけを使うお料理、特にお菓子は多いもの。
そんな時の卵白は冷凍しておきます。
天ぷらやハンバーグ等のつなぎにはあるととても便利なのですが、それでも溜まっていってシフォンケーキ等でお片付けを図ること多々。

出来ればお砂糖を使わない『おかず系』で片付けたい卵白、今年は良いお知恵を拝借致しました。
『エッグホワイトマフィン』ですって。

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小麦粉を使用せず、卵白だけで仕上げるマフィン。
『無理矢理感』がなくてお気に入りです。





  1. マフィンパンには、お水で湿らせたオーブンシートを敷き詰めておきます。

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  2. フィリングの野菜は予め火を通しておきましょう。

    みじん切りニンニク、粗みじんにした玉ねぎ、厚切りベーコン、さいの目にした人参、ひと口サイズに切った皮つきじゃが芋、縦半分に切った芽キャベツ等々、エルブ・ド・プロヴァンスと一緒に、極淡い塩味をつけてオリーブオイルで炒めておきましょう。

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  3. 別ボールで卵白を泡立てます。
    黒豆プリンで使った卵2個分に加え、冷凍してあった卵白2個も合わせて計4個の卵白を泡立てましょう。

    少量のお塩と黒胡椒で下味をつけたら、粗熱をとった2、ついでに塩麴和えにしたブロッコリーの軸部分も刻んで加えましょう。
    用意したマフィンパンにふわりと盛ります。


    本当ならばすりおろしたチーズを塩味として加えたかったのですが、このためだけにミルを使うのが億劫だったのでマヨネーズで代用。
    ちろりと絞り出して彩りのブロッコリーを添え、予熱したオーブンへ。


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  4. 設定温度を180℃にして20分。

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    粗熱がとれたらマフィンパンから出して網の上で冷まします。
    あら、これ、美味しい。

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来年からは、黒豆プリンとエッグホワイトマフィンがセットになりそうです。

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今朝の主食は、昨日赤酒で甘辛く煮た油揚げを使ってきつね蕎麦といたしましょう。
主人に懇願され、温泉卵と自家製柚子胡椒も添えました。
もはやきつね蕎麦ではありません。

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火曜日のお魚はしめ鯖・アボカド・薄切り玉ねぎの組み合わせ。
お魚サイクルは2023年も変わりなさそう。





そして黒豆はいよいよ今日で最後。
少しずつ春に近づいていくのでしょう。

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2023年01月16日

今年初の『めかぶ』〜とろとろご飯編

昨日、近所のマックスバリュでいち早く見つけた『生めかぶ』
今年は随分と早くに店頭に並んだのね、そう少々せっかちな生産者さんを笑いつつも、迷わずカゴに収めました。

めかぶは素早い下拵えが信条とばかり、帰宅して早速ひと息つく暇も惜しんで下茹でし、翌朝に備えます。
起床時間の4時を待ち侘び、もちろん今朝の主食はめかぶご飯。
山芋のとろとろとめかぶのとろとろ、ダブルのとろとろご飯といたしましょう。

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大きなボールに並々とお水を張り、パンっと張っためかぶをふり洗い。
茹でてから刻む方法もあるようですが、私は切ってから茹でる派。
まな板にキッチンペーパーを敷いて、茎部分とみみ部分に切り分けたら、それぞれを出来るだけ細切りにします。

まな板の上ではつるつるヌルヌル落ち着きのないめかぶですが、キッチンペーパーを敷くだけで随分と千切りしやすくなります。

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たっぷりのお湯をお鍋に沸かし、沸騰したところで冷水をコップ1杯ほど。
80℃程度のお湯にザルごと沈め、数秒で上げて全体を菜箸で混ぜながら少しずつ火を通します。

3〜4回も繰り返せば、気分上がるこの『めかぶグリーン』

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下茹でしただけなのに、お鍋に残ったお湯はとろとろ、フコイダンの存在感をまざまざと感じます。
茹でためかぶは小分けして冷凍。
翌日の朝使う予定ではおりますが、たとえ1日弱でも冷凍しておくのが安心ですもの。

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そしてお待ちかね、当日、要するに今朝の主食。
炊き立てご飯にたっぷりの山芋とろろ、そしてめかぶのとろとろ合わせご飯。
お醤油ちろりに、最近のお気に入り、胡麻の代わりの韃靼そば茶。

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今週は木曜日が生活習慣病予防健診のために朝食抜き。
なので木曜日の塩鯖が繰り上げとなりました。
赤酒を吹きかけて焼くこんがり塩鯖、皮のパリパリ感と身のふっくら感に終始心は躍りっぱなしです。

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そして月曜日の週間ルーティーン、今週分の作り置き料理を一気に準備します。
今週は圧力鍋が大活躍。

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先ずは油揚げ。
熱湯でさっと湯がいてザルにとった後、粗熱がとれたら1枚1枚しっかり両手で挟んで水切りをします。

いつもならば、お水 100tにお酒・みりん・てんさい糖・お醤油を各大さじ1、の合わせ調味料で煮含めるのですが、今回初めてお酒とみりん、てんさい糖を赤酒で代用、赤酒大さじ1にお醤油大さじ1で煮含めました。

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圧力鍋に合わせて加圧3分、結果は大成功、いつもよりキリッとした風味に仕上がりました。
赤酒のあるうちは、我が家の油揚げはこの配合で。

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油揚げを保存容器に移したら、次はゴボウ。
立派な太さのゴボウでしたので、アルミホイルを丸めてクルクルと横向きに洗います。
・・・表現が難しいのですが、ゴボウの皺(?)に沿ってといった感じ。

ザルの大きさに合わせてぶつ切りにしたゴボウ。
圧力鍋で3分蒸したら、包丁の腹を押し当てて繊維を崩して切り分け、更にざっくり縦割りに。

乾煎りした胡麻を粗めに摺り、ここでも韃靼そば茶を加えてお醤油、少々の豆板醤。
ゴボウを加えて和えれば出来上がり。

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ゴボウを少し残しておいて、面取りした人参、戻した干しシイタケと一緒に圧力鍋で3分間。
シンプルな煮物はお弁当の隙間埋めに、日本酒のお供に大活躍なのです。

そして面取りした人参の切れ端を使った切り干し大根。
最後に加える胡桃が大のお気に入り。

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作り置き料理として煮含めた油揚げを使って、お昼の稲荷寿司に。
・・・稲荷寿司と言うより、やはり私には『コンコンさん』がしっくりくるのですが。

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赤酒使用でふっくらしっとり、甘辛お醤油味を煮含めた油揚げに酢飯を詰めます。
今回、冷蔵庫にいつまでも使うあてなく鎮座しておりました市販の『福神漬け』を寿司酢と共に混ぜ込んでみました。

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あら、これ美味しい。
福神漬けの甘みに酢飯、そして油揚げ、うん、うん、美味しい。

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甘いのだけど、赤酒のすっきりとした甘みが抜群に美味しい油揚げ。
そしてコリっと福神漬けの食感楽しい寿司酢。
今日の稲荷寿司はまた格別。

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少々破れていても気になりません。

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今週は今年初めての通常業務、と思いきや、今週の木曜日は生活習慣病検診で朝食抜き、その次は外食につき1日お弁当がおやすみ、のらりくらりのお弁当作りはまだまだ続きそうです。

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posted by しんさん at 13:53 | Comment(0) | TrackBack(0) | お弁当日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする