2022年12月22日

冬至のバターロール〜全粒粉柚子バターロール

深夜のうちに雨が降ったのでしょうか。
外が明るくなってようやく、地面がしっとり濡れているのに気付きました。

雪にならなかったのが不思議なくらい寒い日、今日は冬至です。
冬至を意識した訳ではなかったのですが、結果としてぴったりな全粒粉パンが焼き上がりましたよ。

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蜂蜜を少し加えたからでしょうか。
いつもより心なしかしっとりした全粒粉生地の中には、たっぷりの柚子と胡桃が潜んでおります。

表面のざらめ糖は柚子の酸味を考慮したアクセント。
想ったより柚子の酸味は気になりませんでした。

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今年も拵えた柚子胡椒。
残ったワタを使って、今年はどこだったかの郷土料理『柚子の黄金煮』に初チャレンジ。
わざわざ柚子の表皮を剥いて、ワタを甘くやわらかく煮るこのお料理、柚子胡椒の副産物としてぴったりなのではないかしら。

但し、仕上げて味見をした最初の感想は『ん?』
甘いのか塩っぱいのか、お菓子なのかおかずなのか、美味しいのかそうでないのか、兎に角分からない味。
『何を言っているんだ』と手を伸ばした主人も納得な複雑さ。

ところが、試しに刻んで全粒粉生地と合わせてみたところ、飛び切り美味しい柚子バターロールに大変身。

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いつもの前日の夕方にビニール袋で生地を準備し、野菜室でひと晩発酵、当日の朝焼くオーバーナイトスタイルの発酵全粒粉パン。
今週は、極少量ではありますが全粒粉生地にオートミールも加えてみました。

柚子の風味と胡桃、そしてほんの少量加えたアジョワンシードが活きた冬至のバターロール。
あれ?
冬至の柚子って、食べるんじゃなくてお風呂限定ですか?

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◆材料(やや小ぶりな全粒粉バターロール4つ分です)

  • 全粒粉強力粉 100g
  • スキムミルク 10g
  • オートミール 10g
  • てんさい糖 5g
  • インスタントドライイースト 1g
  • アジョワンシード ひとつまみ

  • ノンアルコールビール 85g
  • お塩 1g
  • 無塩タイプの発酵バター(湯せんにかけて溶かしておきます) 10g
  • 蜂蜜 5g


  • 柚子ワタの黄金煮 適量(粗く刻みます)
  • 胡桃 適量(粗く刻みます)

  • 水溶き卵黄 適量
  • 島ざらめ 適量

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◆作り方

  1. 生地の準備は前日の夕方に済ませておきます。

    全粒粉強力粉・スキムミルク・オートミール・てんさい糖・インスタントドライイースト・アジョワンシードをビニール袋に合わせ、口をしっかり持って空気を含ませるように振り混ぜます。

    計量したノンアルコールビールに、この半量を加えてよく混ぜ合わせましょう。
    ここにお塩、溶かしバター、蜂蜜を順に加え、その都度しっかりと混ぜ合わせます。
    半量の粉類が残ったビニール袋にこれを加えましょう。

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    袋の中に空気を入れて振りながらなじませます。
    こうすると自然にひとつに生地がまとまります。

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  2. 生地の形を整え、ビニール袋内の空気を抜いて端のほうで留めます。
    ヨーグルトメーカーに入れ、40℃で1時間発酵させましょう。

    微かに膨らんだ生地を、ビニール袋越しに手で圧してガス抜きします。

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    再度形を整え、ビニール袋内の空気を抜いて端のほうで留めます。
    保存容器に入れて蓋をし、ひと晩ゆっくり野菜室で発酵させましょう。

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  3. 今朝はここからスタートです。
    先ずは生地を野菜室から出して室温に戻しましょう。

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    その後、ビニール袋から生地を出してガス抜きをし、4分割してそれぞれ断面を伸ばすようにしながら丸めます。
    ビニール袋に戻し、15分間のベンチタイム。

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  4. ベンチタイムが終了したら成形に進みます。
    ラップで挟んで生地を楕円に伸ばします。

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    2等辺三角形をイメージして3辺を折り込み、再度ラップで挟んで生地を均一の厚さに伸ばします。
    これを縦半分に折りって両手のひらで転がしてのばし、出来るだけ生地がねじれないように再度伸ばします。

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    刻んだ柚子ワタ黄金煮と胡桃を散らし、幅のひろい方から程よい力加減で巻いて綴じ目をしっかり閉じます。

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    綴じ目を下にして並べ、お水で湿らせたキッチンペーパーとラップをふわりとかけ、オーブンの発酵機能 45℃で50分。
    今朝は寒かったので、いつもよりほんの少し長めに発酵させてみました。

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  5. ふわりと発酵した生地に水溶き卵黄をぬり、島ざらめを散らします。

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    予熱したオーブンへ移し、設定温度を190℃にして12〜13分。

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    柚子わたの黄金煮、今回は備忘録する価値のない仕上がりでしたが、また機会があればチャレンジしたいお料理です。

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この寒さですもの。
迷うことなくパンには温かなスープを添えます。

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ご縁あって我が家にやってきた立派な赤芽芋、そしてブロッコリー。
ご指示通り、この赤芽芋、本当に火の通りが早くて美味しい。
これらに加え、冬至らしく『ん』のついた根菜をたっぷり合わせた具沢山スープです。

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  1. さいの目に切ったゴボウ・人参・蓮根を胡麻油で炒めます。

  2. 油がなじんだらスープストックを控えめに注ぎ、縦半分に切った芽キャベツ・半月に切った赤目芋・ぶつ切りにしたネギ・お塩等を加えて加熱しましょう。

  3. 最後にブロッコリーとカリフラワーを加えて味付けをし、最後に葛粉をオーツミルクで溶いて加えます。
    とろみがつくまで加熱して出来上がり。
    スープジャーに注ぎ、白胡椒を挽きます。

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冬のお昼にはスープジャーが必須。
これからしばらくは基本スープジャー、温かなスープです。

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冬至なので主食は『ん』のつく『うどん』にしようとも思いました。
が、木曜日のお魚が塩鯖ですので、そこはやはりご飯もの。
あれ、ごはんも『ん』がつくじゃん。

などと屁理屈をコネながら、主食は久しぶりの炊き粥に致しました。

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お昼のスープに負けないくらい具沢山のお味噌汁。
材料がお昼とほぼ同じなので、切り方を変えて楽しんでおります。
スープはさいの目、お味噌汁はいちょう切り、みたいなね。




柚子湯に入るのが目的でなくとも、お風呂のぬくもりに身を委ねたい寒さ。
週末にかけてまだまだ寒さは募るようです。

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posted by しんさん at 13:56 | Comment(0) | TrackBack(0) | お弁当日記 〜 手作りお手軽パン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする