昨日、主人お待ちかねのお届け物がありました。
配達日指定は不可、素より天候によっては収穫日すら予測不可。
主役がいつ届くのか分からない状態で、お迎えする準備だけは着々と進んでおりました。
到着を心待ちに、主人とあれやこれやの噂話すら忘れかけておりました昨日、クロネコさんが届けて下さいましたよ。
そう、生山葵を。
今朝の食卓に登場致しました早速の山葵ご飯。
なんとなく、山葵って春や初夏のイメージがあったのですが、晩秋なのですって。
しかも主人は思い切りました。
晩秋の、しかも葉付きの真妻山葵(まづまわさび)をお出向かえ。
その為に、この真妻山葵さまのためだけに、取り寄せた山葵おろし。
単なるお遊びではないそうですよ。
だけど好きだな、このセンス。
炊き立てのご飯に削りたての鰹節をたっぷり。
ふるさと納税で頂いた風味豊かな海苔、そして優しくすりおろした真妻山葵、胡麻、醤油。
立派な生山葵ならではの山葵ご飯に今朝は大大満足。
山葵ご飯は以前にも拵えたことは多々ありますが、悩ましいのはその立派な葉と茎。
見様見真似ではありますが、醤油漬けにしてみましたので備忘録。
- 中伊豆からの長旅でお草臥れ気味の真間妻山葵さん。
包丁を使わず根から葉をむしったら、お水に挿して全体をビニール袋ですっぽり覆ってワインセラーへ。
我が家では、葉野菜は大抵こうして保存しております。
今朝にはすっかり元気を取り戻しておりました。
根の部分はひとつずつ乾いたキッチンペーパーできっちりと包み、更にラップで包んでジッパー付き保存袋に入れて冷蔵保存。 - 葉と茎に分け、適度な大きさの葉はそのまま、少々荒れた葉はざく切りに。
茎は5〜6センチ長さに切りそろえてボールに合わせ、少量のお塩とお砂糖をふりかけそっとなじませます。
ぎゅうぎゅう揉むのではなく、ふわりとなじませるだけ。
10分ほどおきます。
この間にお湯を沸かしておきましょう。 - 80℃ほどのお湯(鍋底・鍋肌にびっしりと小さな泡がつく程度)に2をさっとくぐらせて冷水にとります。
冷水にとったらすぐに引き上げて水気をしっかりと絞りましょう。
ビニール袋に入れて軽くもみ、冷蔵庫で3時間ほど休ませます。 - 山葵を休ませて辛さを引き出している間に、漬け汁の準備をします。
お醤油2、お酒とみりん各1を合わせてひと煮たちさせ、冷ましておきましょう。
休ませた山葵は香りも山葵そのままでした。
漬け汁を合わせて軽くもみ、ビニール袋内の空気を抜いて冷蔵庫へ。
さ、どうなることでしょう。
山葵ばかりに手をかけている訳には参りません。
主人のお弁当も忘れてはなりません。
先週、北八ヶ岳のゴールデングリーンさんから届いた旬野菜定期便。
その中にあった『赤からし菜』を塩漬けにしておきました。
極少量の胡麻油と白胡麻を合わせてご飯に混ぜ込み、小ぶりなお結びさんに。
赤からし菜の塩漬けも備忘録。
赤からし菜の塩漬けも備忘録。
- 赤からし菜は洗って水気をしっかり切ったらざく切りに。
少量のお塩を加えて強く揉み込みます。 - しんなりした赤からし菜をザルに移し、80℃のお湯を回しかけます。
扇いで冷まし、熱いうちに2〜3%のお塩を揉み込んで瓶に移しましょう。
ラップで落し蓋をして冷蔵庫へ。
こうして2日間寝かせた赤からし菜。
程よい辛みが生じておりました。
刻んで、極少量の胡麻油(本当に少量、小さじ1/8ってところかしら)と胡麻と一緒に炊き立てご飯に混ぜ込んでお結びさんに。
赤からし菜と一緒に届いた赤みずなは、お酢と反応して更に鮮やかな色に染まります。
さっと熱湯にくぐらせてから冷水にとって絞り、更にお酢洗いをしてポン酢風味のお浸しに。
刻んで、極少量の胡麻油(本当に少量、小さじ1/8ってところかしら)と胡麻と一緒に炊き立てご飯に混ぜ込んでお結びさんに。
赤からし菜と一緒に届いた赤みずなは、お酢と反応して更に鮮やかな色に染まります。
さっと熱湯にくぐらせてから冷水にとって絞り、更にお酢洗いをしてポン酢風味のお浸しに。
鰹節を削るのが苦手で、どうしても『粉』になってしまうのです。
冒頭の渾身の山葵ご飯も、主役の山葵があまり際立っていなかったかしら。
今朝のお魚は金太郎イワシ。
赤酒をふって焼くと、心なしか表面はパリっ、中はふわりと焼き上がる気がするのです。
先ほど山葵の醤油漬けを摘まんでみました。
目が覚めるほどの山葵風味。
主人が帰宅したら、今宵は山芋と山葵、そして苦手な鰹節を削りましょう。