2022年11月22日

お茶殻・お豆腐白玉団子〜ふるふるミルクゼリーと艶柿パフェ

主人とふたり、キッチンカウンターでくだらないお話をしながら飲むお酒が本当に楽しい昨今。
ですが健康も大いに気になる50代。

毎週月曜日は、お猪口はお猪口でもお酒でなく、お酒の代わりに質の良いお茶。
特に最近は水出し玉露2種をちびちび飲み比べながら、毎週美味しいお茶に合うお菓子を頂く、そんな週間ルーティーンを定めました。
主人もそれを楽しんでいるようで、来週は麩まんじゅうを買ってくるね、次は松風と思いのほか楽しそう。

そして月曜日のお茶に並行して週間ルーティーンとなったのが、火曜日のお茶殻料理。
お茶ってワインと同じで凝り始めると青天井、もちろんそこまで高価なお茶は買い求めませんが、お茶殻料理を考えるのもまたお楽しみのひとつ。

今週はお茶殻をたっぷり混ぜ込んだお豆腐白玉団子。
ふるふるのミルクゼリーの上にお茶殻・お豆腐白玉団子を並べました。
旬の柿が華やかです。

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月曜日を楽しみにしているのは、もちろん主人ひとりではありません。
槌目のピックフォークとティースプーンまで買い揃えてしまった私も相当楽しみにしているのは明らか。

ちなみに昨晩は、愛知県の老舗和菓子屋さんの羽二重餅を主人が用意してくれました。
そして日比野さんの青梅煮。
京都柳桜園茶舗の水出し玉露にも寄り添うすっきりした日比野さんの青梅煮、何度絶賛しても飽きません。

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無理を言って分けて頂いた日比野さんの青梅煮もこれで最後。
極少量残ったシロップにアガーを加え、柿にからめてトッピング。
艶々の良い質感に仕上がりました。

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バニラ風味のふるふるミルクゼリー、そしてほろ苦いお茶殻白玉団子。
お茶殻料理のカテゴリーが今後何種記録されるか、それもまた楽しみなのです。

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◆材料と作り方

  1. 先ずはミルクゼリーから・・・
    と行きたいところでありますが、実はこれ、週末拵えたグラタンの副産物。

    タカナシ低温殺菌牛乳が見切り価格になっておりましたので、ワイン片手にグラタンを作り、そして主人が少し牛乳として飲み、更に少量残った牛乳に蜂蜜・バニラビーンズペースト・アガーを加えて冷やしかためたもの。

  2. なので白玉団子から。

    お茶殻は、昨日のうちにオーブンにひろげてオーブンで乾燥させておきました。
    予熱なしのオーブン 110℃で1時間、そのまま朝までオーブン庫内に放置しておきます。

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  3. カラカラに乾いたお茶殻をミルで粉砕しましょう。
    粉砕した状態で8gになりました。

     ・粉砕したお茶殻 8g
     ・白玉粉 50g
     ・木綿豆腐 100g

    ビニール袋に合わせて生地がまとまるまで捏ねます。
    まとまったらビニール袋から出してしっかり捏ね、棒状にのばして等分しましょう。

    まん丸に丸め、ぐらぐらと煮立たせないようにしながら熱湯で茹でます。
    ふわりと浮いてきたらひと呼吸おいて冷水にとります。

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  4. お茶殻白玉団子を冷ましている間に柿のトッピング。

    青梅煮の煮汁は60gほど。
    アガー 1gをふり入れてよくとかしてから、煮立たせないように中火で加熱します。

    柿1/2個分をさいの目に切ってここに加え、よく絡めながら少し冷ましましょう。

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  5. お茶殻白玉団子の水気をよく切り、ミルクプリンの上に並べます。

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    柿をゼリー液と一緒にたっぷりトッピングします。
    艶々の柿が華やかなお茶殻白玉パフェ、はい、出来上がり。

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翌日がおやすみというのは、特にそれが中日水曜というのは心躍るものです。
明日のお昼は日本酒、そう思うとつい蕪のそぼろ煮を意味もなく煮てみたり、〆は稲荷寿司にしようと油揚げを煮てみたり。

お昼ご飯がお茶殻白玉団子だけというのはあまりに残酷。
急きょ拵えたのが、主人には『スープ』と評されたこちらです。

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明日の日本酒の準備は完璧です。

さっと熱湯で茹でて油抜きした油揚げは、冷めてから両手でしっかり絞って水気を切ります。
圧力鍋にお水100t、お酒 みりん・お醤油・てんさい糖を各大さじ1、軽く温めてお砂糖を溶かしたら、水をしっかり切った油揚げを放射線状に並べましょう。

加圧すること5分間。

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面取りした蕪を極少量のお塩と共に圧力鍋に並べ、昆布で落し蓋をして中火にかけます。
圧がかかったらすぐに火を止め、圧が抜けたら熱湯でさっと戻した大豆ミートと調味料、水溶き葛粉。
日本酒によく合うのです、蕪の葛煮。

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蕪の葛煮をちょっと拝借。
お鍋に移してお出汁でのばし、崩したお豆腐・冷凍枝豆・ほぐしたマイタケ・オイスターソース等加えてひと煮たち。
スープジャーには予め長芋とゆで卵の卵黄。
熱々の葛煮をたっぷり注いだら、黄身を崩して彩りに。
ネギを散らして苦し紛れの出来上がり。





どうにかいつものスタイルを維持できました。

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今朝の主食は、たっぷりの山芋を添えたとろろ蕎麦。
もちろんおろしたての真妻山葵も忘れずに。
質の良い海苔も忘れずに。

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今日は美容院に寄ってくると言っておりました主人。
間もなく帰宅するでしょう。
そして5時からは宴会。
火曜日はアルコールを控える日ではありますが、翌日がおやすみならばお話は別。

下のポストには蕎麦味噌が届いているはずです。


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2022年11月21日

つんっと漬かりました〜真妻山葵の葉と茎の醤油漬け

先日届きました、心待ちにしておりました晩秋の葉付き真妻山葵(まづまわさび)⇒ ☆彡 2022年11月16日 

週末は、意を決して取り寄せた最高級の蒲鉾に、心を込めてすりおろした真妻山葵を添え、厚めに切った鴨肉にも山葵を添え、お出汁の効いた甘くないだし巻き卵を焼き、週末はもちろん菊正宗。
〆は鴨肉をそえたお蕎麦。
我が家ではこのセットを『池波正太郎セット』と命名致しました。

そして、やはり今週も山葵が立役者。
先日漬け込んだ真妻山葵の茎と葉(☆彡)が、ツンッと良い具合に漬かりましたよ。
本日のお昼は、山葵の醤油漬けをご飯に混ぜ込んで山葵握りと参りましょう。

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先日漬け込んだ真妻山葵の葉と茎。
見事な程に山葵の風味を伴っております。

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ちょっと足りないかな?程度の量を刻んで、乾煎りした白胡麻と一緒にご飯に混ぜて握ります。
そして海苔は多めに。

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今週は1日祭日が含まれているので、作り置き料理もほどほどの量拵えます。

ブロッコリーはシンプルな胡麻和えに。
準備しておくと何かと便利な野菜の甘酢漬け、今回はさっと蓮根、赤たまねぎ、干しシイタケ、人参で。
そして、ふと思いついたのが『ラディッシュ・ラペ』

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千切り人参でおなじみ、『キャロットラペ』のラディッシュ版です。
レモンと蜂蜜の風味を添えた、ほんのり甘いシンプルな人参のサラダをラディッシュで。






ゴールデングリーンさんの旬野菜定期便には、高い確率でカラフルなラディッシュが含まれています。
サラダやピクルスにするのが一般的なのでしょうが、我が家ではあまりサラダを食べませんし、私が作るラディッシュピクルスは色が抜けてしまって申し訳ない限り。

こんな可愛らしいラディッシュの色が褪せてしまうのは本当に忍びないものですもの。
カラフルなラディッシュを目でも楽しめるラディッシュ・ラペが今のところお気に入りです。

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千切りにしたラディッシュにお塩をふって、しばらくおいてしんなりさせたらしっかりと水気を絞ります。

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ライム汁・蜂蜜・オリーブオイルで和えますが、ライム汁のパンチが少々控えめでしたので千切りにしたドライレモンを加えてみました。
うん、良い感じ。

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カラフルな可愛らしいお弁当に仕上がりました。
主人の新しいお弁当箱はシンプルで詰めやすいのです。
ふるいお弁当箱は、只今裁縫箱としてのんびり余生を送っております。

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今朝は最後の西京漬け、銀鱈を焼きました。
身はふわり、我ながら驚く程上々の焼き上がり、今まで口にした西京漬けの中でいちばんの焼き上がりだと主人の太鼓判も頂戴致しました。

納豆に添えてあるのは、赤水菜を漬け込んであったポン酢。
赤水菜の色が染み出てワインレッドになったポン酢をアガーでジュレにしました。
こんなことは我が家では日常茶飯事、主人も驚きません。

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驚くのは真妻山葵の美味しさ。
山葵ご飯は美味しいけれど、真妻山葵は別格。
鰹節を削る私の隣で、山葵をおろす主人。
なんだか楽しい。

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鰹節だけでなく、海苔と山葵の相性にも今シーズンは目覚めてしまいました。

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多分明日の朝も山葵ご飯でしょう。
それとも、もしかしたらお蕎麦かしら。
そして今週中日の祭日は、きっとまた池波正太郎セットでしょうね。

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2022年11月18日

スコーンではない何か〜たっぷりカボチャ屑とオートミールとお豆腐と

ごつごつとした緑色の生地が印象的な今週最後、本日金曜日のお昼ご飯。
スコーンのつもりで駒を進めたは進めたのですが、焼き上がった姿も食感も全て含め、これはスコーンではないと自ら自信をもって断言致します。

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緑色の生地の素はたっぷりのカボチャ。
面取りしたカボチャの切れ端をその都度冷凍し、溜まったところで何かしら有効利用するのが私の常。
ゴールデングリーンさんが大切に育てて送ってくださるカボチャと思うと、ついつい必定以上に情が移ってしまうのです。

今回は少し残っていた木綿豆腐に、オートミールと中力粉、そしてたっぷりのカボチャ屑を合わせました。
アメリカンタイプのブラウニーを焼こうと購入した中力粉。
なかなか使用する機会がないので、本日試しに使ってみましたよ。

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ざっくり仕上がるかと思いきや、外見からは想像つかないふっくらもっちりとした焼き上がり。
主人曰く、『蒸しパン』であると。

確かに。
スコーンというよりは蒸しパンに近い食感ですね。
こんな佇まいではありますが、ほんのり甘くてしっかりカボチャフレイバー、嫌いじゃない、この味。
何のための備忘録かも今となってはどうでも良いのですが、今日も備忘録。







◆材料(4つ分)

  • 冷凍しておいたカボチャの切れ端(少々人参も) 140g弱ありました

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  • 木綿豆腐 135g
  • オートミール 25g


  • 中力粉 65g
  • てんさい糖 15g
  • ベーキングパウダー 2g
  • フルール・ド・セル 1g

  • ドライレモン 15g
  • 胡桃 15g
  • レーズン 40g

  • 仕上げ用のオーツミルク 適量




◆作り方

  1. 先ずは、屑カボチャを凍った状態のままミルで粉砕します。

    これをボールに移し、空になったミルにお豆腐とオートミールを合わせましょう。
    滑らかに粉砕し、カボチャに合わせます。

  2. ドライレモンを刻んで加え、ざっくり割った胡桃、レーズンも1に合わせます。
    中力粉・てんさい糖・ベーキングパウダー・お塩をザルでふるい入れ、ざっくり粉っぽさが残る状態まで混ぜます。

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  3. ラップの上に生地を移し、ラップで挟んでのばします。
    これを半分に切って重ね、少しのばしてまた重ね、を数回繰り返しながら長方形に形を整えていきましょう。

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    ラップに包んで冷蔵庫で冷やします。

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  4. 冷えて扱いやすくなった生地をすっぱりと切り分けましょう。
    オーブンシートを敷いた天板に並べ、表面に刷毛でオーツミルクをぬったら予熱したオーブンへ。

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    設定温度を200℃にして18〜20分。

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    見た目自信なし、誇れる点は食物繊維の豊富さくらいかしら。
    頼りない食感ではありますが私好みの素朴な味です。

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金曜日は基本的にお片付けメニュー。
1週間お世話になった作り置き料理の一掃が主です。

野菜をたっぷり使ったなまり節の甘酢漬け、甘酢ごと使って酸辣湯風でありながら和風なスープ。

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  1. 人参、蓮根、ゴボウは全て千切りにして胡麻油で炒めます。
    シャキシャキ食感を楽しむスープです。

  2. 甘酢漬けを加え、干しシイタケの戻し汁を加え、細切りにした干しシイタケも加え、最後にカボチャとひじきも加えてひと煮たち。
    オイスターソースやナンプラーで味付けをします。

    水で溶いた葛粉を加えてとろみをつけたら、最後に冷凍オクラも加えましょうか。
    スープジャーに盛りつけ、おぼろ昆布と小口ネギを添えます。

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今日、残っていたカボチャを冷凍しました。
一部はお味噌汁用に、一部は面取りをして煮物用に。
そしてまた屑カボチャが出来ました。

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金曜日のお楽しみ、朝食の伊勢うどん、そしてマックスバリュブランドのイワシの生姜煮。
どちらもイオンネットスーパーさんが届けてくれます。

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が、いよいよそのイワシの生姜煮が本格的に品切れとなってしまったようです。
随分とお世話になったのでお名残り惜しい限り。


今日のスープに使用した冷凍オクラもこれで最後になってしまいました。
イオンさんのスピードに振り落とされそうな昨今、再度解禁されることを望み薄と知りながら期待するしかありません。




兎にも角にも今日は金曜日。
先ほど届いた立派な蒲鉾と真妻山葵の板わさ、宴会は5時からです。



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2022年11月17日

たっぷりベーコン・たっぷり枝豆〜全粒粉テーブルロール

今週も木曜日なのでパンを焼きました。
賞味期限切れのノンアルコールビールで捏ねた全粒粉パンを。

今週は、ペコリーノロマーノを全粒粉生地に混ぜ込んで、更にたっぷりのベーコンと枝豆を包んだ全粒粉テーブルロールですよ。

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私にしては、なかなかの器量良しに焼き上がったのではないかしら。
表面に見える粒々がペコリーノロマーノです。

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断面を見るとこの通り。
厚切りベーコンと枝豆が全粒粉生地の中にたっぷりと潜んでおります。

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ペコリーノロマーノを生地に混ぜ込んだ際、ふと思いついて隠し味程度に少量混ぜ込んだエルブ・ド・プロヴァンス。
流石の存在感です。

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昨日、仕事帰りに主人が買ってきてくれた厚切りベーコンを早速使用。
但し、冷凍保存したベーコンのほんの切れ端を使用したに過ぎませんけどね。

おかげできっちり冷凍出来た厚切りベーコン。
冷え込みが益々深まる昨今のお料理を大いに盛り上げてくれることでしょう。

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◆材料(テーブルロール4つ分です)

  • 全粒粉強力粉 100g
  • スキムミルク 10g
  • てんさい糖 5g
  • インスタントドライイースト 1g

  • ノンアルコールビール 85g

  • ペコリーノロマーノ(ミルで粉砕します) 20g
  • エルブ・ド・プロヴァンス 1g

  • お塩 1g
  • オリーブオイル 10g


  • ベーコン 適量
  • 枝豆 適量
  • 水溶き卵黄 適量




◆作り方

  1. 生地の準備は前日の夕方に済ませておきます。

    全粒粉強力粉・スキムミルク・てんさい糖・インスタントドライイーストをビニール袋に合わせ、口をしっかり持って空気を含ませるように振り混ぜます。

    計量したノンアルコールビールに、この半量を加えてよく混ぜ合わせます。

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  2. 粉を合わせたノンアルコールビールに、お塩、オリーブオイルを順に加え、その都度しっかりと混ぜ合わせます。

    ビニール袋に半量残した粉類に、粉砕したペコリーノロマーノとエルブ・ド・プロヴァンスを加えてよく振り混ぜましょう。
    ビール生地をここに流し入れ、ビニール袋に空気を入れて粉類となじませるように振り混ぜます。

    振り混ぜていると、生地が自然にひとつにまとまってきます。
    形を整え、ビニール袋内の空気を抜きて端のほうで留めます。
    ヨーグルトメーカーに入れ、40℃で1時間発酵を促しましょう。

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  3. 少しふっくらとした生地。
    ビニール袋越しに手のひらで圧してガス抜きをしたら、再度形を整えます。

    同じようにビニール袋内の空気を抜いて端のほうで留めたら、保存容器に入れて蓋をします。
    ひと晩ゆっくりと野菜室で発酵を促しましょう。

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  4. 本日の作業はここから。
    先ずは生地を野菜室から出して室温に戻します。

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    室温に戻した生地をビニール袋から出し、軽く手で圧してガス抜きをしましょう。
    丸め直した生地を4分割し、断面の生地をのばすようにしながら丸めます。

    ビニール袋に戻し、15分間のベンチタイム。

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  5. ベンチタイムが終了したら成形します。

    生地をラップで挟み、めん棒(ミニサイズのすりこ木で代用しております)で楕円にのばしましょう。

    2等辺三角形をイメージして3辺を折り込み、再度ラップで挟んでめん棒を転がし、厚みを均一にのばします。

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    これを半分に折り、生地が出来るだけねじれないよう両手のひらで転がし、細長いしずく型にしましょう。

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    しずく型になった生地を、厚みが均一になるようめん棒でのばします。
    さいの目に切ったベーコン、冷凍のむき枝豆(凍ったままで平気です)をたっぷり散らし、幅のひろい方から出来るだけ具がはみ出ないようきっちりと巻きます。

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    巻き終わりを下にして並べ、お水で湿らせたキッチンペーパーとラップをふわりとかけて最終発酵。
    オーブンの発酵機能 40℃で45分。

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  6. ふっくらと膨らんだ生地。
    はみ出した枝豆をそっと押し込み、表面に刷毛でそっと水溶き卵黄をぬりましょう。

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    予熱したオーブン庫内に移し、設定温度を190℃にして12〜13分。

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    網の上に並べて冷ましましょう。
    ベーコンの脂と枝豆の食感、そしてふんわり生地にエルブ・ド・プロヴァンスの香り。
    うん、美味しい。

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パンの表面にぬった水溶き卵黄。
卵白は冷凍してしまうので、極少量残ったこの卵黄を使ってこってりスープに仕上げます。

葛粉でとろみを添えた根菜たっぷりの、まるでシチューのような具沢山スープ。
穏やかに体が内側から温まります。

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  1. 根菜をたっぷり使いますよ。

    先ずは、粗みじんにした玉ねぎ・さいの目人参をオリーブオイルで炒め合わせましょう。

    ゴボウは皮つきのまま縦半分に切ってからさいの目に。
    蓮根は皮をむいてさいの目に。
    どんどん加えていきます。

  2. スープストックを控えめ量注いでお塩をほんのひとつまみ、中〜弱火でしばらく加熱。
    7分通り火が通ったところで、カボチャ、蕪も加えましょう。

  3. オーツミルクに葛粉と残った卵黄を加えてよく混ぜ合わせます。
    根菜がやわらかくなったところでオイスターソースやナンプラー等で味を決め、オーツミルクを注ぎ入れてひと煮たち。

    とろりとスープジャーに注いで黒胡椒を挽きます。

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根菜ごろごろのスープも大好きだけど、やっぱりアサリがあると風味が増します。
イオンネットスーパーの冷凍あさりのむき身、品切れが続いております。
そろそろ予備がなくなります、困った。

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昨日の引き続き、今朝も間妻山葵を贅沢にすりおろした山葵ご飯を主食に。
今朝は主人が山葵をすりおろしてくれました。

お魚は鯖のみりん干し。
ちょっと甘めですが、キリッとした山葵ご飯にはぴったり。

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山葵と鰹節の相性が良いのは言うまでもないことですが、海苔との相性もこう抜群だとは完全に見落としておりました。
我が家の山葵ご飯は、おろしたての山葵、削りたての鰹節、そしてパリッとちぎった海苔、今後はこう定めます。





明日はお待ちかねの蒲鉾が届きます。
1本、え?8000円?
間妻山葵をすりおろして添えるのね。
お家でなければ味わえない贅沢な板わさですね。

今宵はプロテインをすすりながら明日の日本酒を想いましょう。

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2022年11月16日

晩秋の葉付き真妻(まづま)わさび〜葉付き山葵との大格闘

昨日、主人お待ちかねのお届け物がありました。

配達日指定は不可、素より天候によっては収穫日すら予測不可。
主役がいつ届くのか分からない状態で、お迎えする準備だけは着々と進んでおりました。
到着を心待ちに、主人とあれやこれやの噂話すら忘れかけておりました昨日、クロネコさんが届けて下さいましたよ。

そう、生山葵を。
今朝の食卓に登場致しました早速の山葵ご飯。

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なんとなく、山葵って春や初夏のイメージがあったのですが、晩秋なのですって。
しかも主人は思い切りました。
晩秋の、しかも葉付きの真妻山葵(まづまわさび)をお出向かえ。

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その為に、この真妻山葵さまのためだけに、取り寄せた山葵おろし。

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単なるお遊びではないそうですよ。
だけど好きだな、このセンス。

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炊き立てのご飯に削りたての鰹節をたっぷり。
ふるさと納税で頂いた風味豊かな海苔、そして優しくすりおろした真妻山葵、胡麻、醤油。
立派な生山葵ならではの山葵ご飯に今朝は大大満足。

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山葵ご飯は以前にも拵えたことは多々ありますが、悩ましいのはその立派な葉と茎。
見様見真似ではありますが、醤油漬けにしてみましたので備忘録。


  1. 中伊豆からの長旅でお草臥れ気味の真間妻山葵さん。

    包丁を使わず根から葉をむしったら、お水に挿して全体をビニール袋ですっぽり覆ってワインセラーへ。
    我が家では、葉野菜は大抵こうして保存しております。
    今朝にはすっかり元気を取り戻しておりました。

    根の部分はひとつずつ乾いたキッチンペーパーできっちりと包み、更にラップで包んでジッパー付き保存袋に入れて冷蔵保存。

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  2. 葉と茎に分け、適度な大きさの葉はそのまま、少々荒れた葉はざく切りに。
    茎は5〜6センチ長さに切りそろえてボールに合わせ、少量のお塩とお砂糖をふりかけそっとなじませます。

    ぎゅうぎゅう揉むのではなく、ふわりとなじませるだけ。
    10分ほどおきます。
    この間にお湯を沸かしておきましょう。

  3. 80℃ほどのお湯(鍋底・鍋肌にびっしりと小さな泡がつく程度)に2をさっとくぐらせて冷水にとります。
    冷水にとったらすぐに引き上げて水気をしっかりと絞りましょう。

    ビニール袋に入れて軽くもみ、冷蔵庫で3時間ほど休ませます。

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  4. 山葵を休ませて辛さを引き出している間に、漬け汁の準備をします。
    お醤油2、お酒とみりん各1を合わせてひと煮たちさせ、冷ましておきましょう。

    休ませた山葵は香りも山葵そのままでした。
    漬け汁を合わせて軽くもみ、ビニール袋内の空気を抜いて冷蔵庫へ。
    さ、どうなることでしょう。

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山葵ばかりに手をかけている訳には参りません。
主人のお弁当も忘れてはなりません。

先週、北八ヶ岳のゴールデングリーンさんから届いた旬野菜定期便。
その中にあった『赤からし菜』を塩漬けにしておきました。
極少量の胡麻油と白胡麻を合わせてご飯に混ぜ込み、小ぶりなお結びさんに。
赤からし菜の塩漬けも備忘録。

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  1. 赤からし菜は洗って水気をしっかり切ったらざく切りに。
    少量のお塩を加えて強く揉み込みます。

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  2. しんなりした赤からし菜をザルに移し、80℃のお湯を回しかけます。
    扇いで冷まし、熱いうちに2〜3%のお塩を揉み込んで瓶に移しましょう。

    ラップで落し蓋をして冷蔵庫へ。

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こうして2日間寝かせた赤からし菜。
程よい辛みが生じておりました。
刻んで、極少量の胡麻油(本当に少量、小さじ1/8ってところかしら)と胡麻と一緒に炊き立てご飯に混ぜ込んでお結びさんに。

赤からし菜と一緒に届いた赤みずなは、お酢と反応して更に鮮やかな色に染まります。
さっと熱湯にくぐらせてから冷水にとって絞り、更にお酢洗いをしてポン酢風味のお浸しに。

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鰹節を削るのが苦手で、どうしても『粉』になってしまうのです。
冒頭の渾身の山葵ご飯も、主役の山葵があまり際立っていなかったかしら。

今朝のお魚は金太郎イワシ。
赤酒をふって焼くと、心なしか表面はパリっ、中はふわりと焼き上がる気がするのです。

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先ほど山葵の醤油漬けを摘まんでみました。
目が覚めるほどの山葵風味。

主人が帰宅したら、今宵は山芋と山葵、そして苦手な鰹節を削りましょう。

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posted by しんさん at 15:13 | Comment(0) | TrackBack(0) | お弁当日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする