2022年11月30日

オートミールライスバーガー〜『ほろほろ牛すね肉』と『厚切り大根』編

明日から12月、だと言うのにこの暖かさは何?
それでもずっと放ったらかしのベランダの隅とか、窓枠とか、クーラー周りとか、色々気になる頃合いです。

そして、随分と長らくそのお片付けに励んでおります『賞味期限切れのノンアルコールビール』も。
大変気になります。
最後の1パックとなりました6本、積極的に使って参りましょう。
先ずは手始めに、ビールを使ってホロホロに煮込んだ牛すね肉をオートミールライスバーガーに。

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大変地味な佇まいとなってしまいました、我が家の定番メニュー『オートミールライスバーガー』

ご飯の代わりにオートミールを使用した、文字通りのオートミールライスバーガーです。
いつもは蒸し大豆をオートミールに混ぜることが多いのですが、今日は冷凍してあった野菜の切れ端をたっぷり混ぜ込んでみました。

具沢山オートミールライスバンズの上に、ビールで煮込んだホロホロの牛すね肉をダイナミックにあしらって。

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そしてその牛すね肉の上には、負けないくらいダイナミックな厚切り大根。
ちょっと味が濃い目に仕上がってしまった牛すね肉に合わせ、うんと薄味にして相殺を試みます。
うん、よい感じ。

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オートミールでサンドしないオープンサンドスタイルなのも我が家の定番。
それでもこのボリューム。
まぁ良し、大根食べ過ぎて太ったなんて聞いたことないものね。

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◆材料と作り方

  1. 先ずは牛すね肉を煮込みます。

    圧力鍋にごま油を熱し、薄っすら煙が出るまで加熱したらしっかり冷ましておきましょう。
    この工程を挟むだけで、お肉を焼いた時にまったくくっつかずストレスフリーに事が運びます。

    この間に牛すね肉にお塩をふり、しばらくおいてからしっかりキッチンペーパーで水気を抑えておきましょう。
    全体に極々薄く薄力粉をまぶし、胡麻油でしっかりと両面焼ます。

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  2. 両面にしっかりと焼き色がついたすね肉が十分かぶる量、ノンアルコールビールを注ぎ入れます。
    強火で加熱してしっかりと灰汁を取り除きましょう。

    灰汁をしっかりとすくったら蓋をし、加圧すること20分。

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  3. すね肉は圧力鍋にお任せして、オートミールライスバンズへと参りましょう。

    ・クイックオーツとロールドオーツを各15g、計30g
    ・蕎麦の実 10g
    ・お水 80g

    以上を耐熱ボールに合わせ、ふわりとラップをして600Wの電子レンジで加熱すること1.5分。

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  4. その間に、冷凍しておいた切れ端野菜をミルで粉砕しましょう。
    面取りした人参、カボチャ(カボチャは皮も)、そして真妻山葵の付け根部分まで。

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    3を一旦レンジ庫内から出し、粉砕した切れ端野菜を加えます。
    再度ふわりとラップをし、レンジ加熱1.5分。

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  5. 目玉焼きリングにラップを敷き込んで成形します。

    いつもより少しやわらかく仕上がってしまいました。
    グリルパンに並べてしばらくおき、表面が少し乾いてから胡麻油を表面にぬってグリルで焼きます。
    網の上で冷ましておきましょう。

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  6. 圧力鍋の圧が下がったところで蓋をあけます。
    ・・・焦げる寸前、いえ、随分と焦げましたが大丈夫、致命的ではありません。

    お水を足し、千切り生姜をたっぷり散らし、そっとお肉を鍋底からはがしてお醤油、赤酒、みりん等で味付けをしましょう。
    加圧すること3分間。

    そっとお肉だけをとりだし、煮汁を煮詰めます。

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    最後に蜂蜜を加えてとろりとさせたら出来上がり。
    お肉の上に回しかけます。

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  7. メラニンスポンジで圧力鍋の焦げを綺麗に落としたら、面取りして隠し包丁を入れた大根を並べましょう。
    干しシイタケの戻し汁に昆布、お酒、白だし醤油を合わせ、加圧すること10分間。

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  8. メンバーがそろいました。

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    大根をキッチンペーパーの上に並べてしっかりと水気を抑えておきましょう。

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    オートミールライスバンズの上にお肉を重ね、その上に厚切り大根、ワックスペーパーでふわりと巻いて出来上がり。
    大葉でもあればもう少し器量良く仕上がったのでしょうが。


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本日のスープは大根のすり流し風スープ。
自家製の梅干しで、具沢山ながらあっさり仕上げます。

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と言えば大変聞こえは良いのですが、要するにオートミールライスバーガーに使った大根の副産物。
ゴールデングリーンさんから届いた大根ですからね、皮も安心して食べられます。




厚めにむいた大根の皮、そして面取りした切れ端、お出汁を少し加えてミルで粉砕。
お鍋に移してお出汁を加え、葛粉を加えて加熱します。
なめこや干しシイタケ、干し貝柱、ほぐして種を除いた梅干しを加え、極少量のお塩と白だし醤油で味付けします。

沸々っとしたら火を止め、あおさをたっぷり。
スープジャーに盛り、胡麻油をちろり、胡麻をひねって小口ネギを散らします。

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ちなみに主人、これを鹿肉だと思ったそうですよ。
そして帰宅し、私に指摘されるまでずっと鹿肉だと思っていたそうです。
流石鹿肉、あっさりしているな、と。

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残り僅かとなりました、真妻山葵で今朝は山葵ご飯。
削りたての鰹節はもちろんですが、品質の良い海苔を合わせるのが最高にお気に入り。

赤酒をふって焼いた金太郎イワシは魅惑的な銅色に焼き上がります。

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さぁ、月・火曜とお酒を控えた今日は水曜日。
粉吹き銀杏に熱燗、たたみいわしも良いわね、奈良漬けも切りましょうか。





昨日から見始めた『デビルズ・アワー 〜3時33分〜』
もう少し寝たら私の起床時間だよね、なんて話ながら恐怖心を誤魔化し誤魔化し見ておりました。

よほど私は単細胞なのでしょう。
いつも起床時間少し前に目が覚めるのですが、今朝はぴったり3時32分に目が覚めました。



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2022年11月29日

ビーツ色したシリアルパンケーキ〜キャラメルバナナチップス編

素敵な映画を観ました。
『さよなら、退屈なレオニー』

昨晩はお酒を控え、主人とふたりお茶とお茶菓子をゆっくり楽しむ日でした。
そして週末に観るつもりでおりましたこの映画をゆっくりと観ることが出来ました。

さ、今朝は小さな小さなひと口サイズのパンケーキ、シリアルパンケーキと言うのですって。
そのシリアルパンケーキとやらを焼いてみましたよ。

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シリアルパンケーキの定義は存じません。

ただ、イギリス在住のあの方が大昔のブログで何か小さな小さなパンケーキを焼いていらっしゃったような記憶がどこか片隅にありまして、いつか焼いてみたいと。
この独特な色あいは、ビーツのピクルス液の仕業です。

全粒粉薄力粉と少々のアーモンドプードル、そしてビーツのピクルス液にオーツミルク・バター等を足して焼いたひと口サイズのパンケーキ。
キャラメルコーティングしたバナナチップとナッツ、そして甘酸っぱいミックスベリーのソースを合わせてみましたよ。

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ひと口サイズのパンケーキですから、メイソンジャーに盛りつけて持ち運びだってラクチンです。

ちなみに、我が家のビーツのピクルス液はとてもシンプル ☆彡
今回使用したピクルス液は、お酢とお水が各75g、蜂蜜 10g、お塩 3gにホールスパイスを数種合わせたもの。
もちろん焼き上がったシリアルパンケーキは酸っぱくありませんよ。

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朝、網の上に山盛りとなったこのビーツ色したシリアルパンケーキを見て、主人がひとこと。
『なにそれ』

眉間の皺を伴って発したこの言葉の後には、『サラミ?』と。
確かにね、そう見えます。

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◆材料(たくさん出来ます)

  • 全粒粉薄力粉 100g
  • アーモンドプードル 25g
  • てんさい糖 10g
  • ベーキングパウダー 3g
  • お塩 ひとつまみ


  • ビーツのピクルス液 約70g
  • オーツミルク 約140g


  • 無塩タイプの発酵バター(湯せんにかけて溶かしておきます) 20g
  • 卵 1個



    ◆トッピング用

  • 無塩タイプの発酵バター10g
  • てんさい糖 20g
  • お水 15g

  • バナナチップス 20g
  • 胡桃とアーモンド 各15g

  • 冷凍ミックスベリー 適量




◆作り方

  1. 存在感あるビーツのピクルス液(主役のビーツを食べた後、使用済みのものです)
    先ずはザルで漉してホールスパイスを取り除いたら、オーツミルクと合わせてそっと混ぜ合わせておきましょう。

    別容器に溶かしバターと卵を合わせてよく混ぜておきます。
    このふたつを合わせ、よく混ぜておきましょう。

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  2. 大き目のボールに粉類(全粒粉薄力粉・アーモンドプードル・てんさい糖・ベーキングパウダー・お塩)を合わせ、泡だて器でよく混ぜておきます。

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    ここに1を少しずつ加え、よく混ぜ合わせます。
    これで生地は出来上がり。

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  3. フライパンに極々少量のオリーブオイルをキッチンペーパーを使ってすり込みます。
    小さく流し入れた生地を弱火で焼きましょう。

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    慣れてくると、スプーンを使うよりボールから直接流し込むのが楽に、そして楽しくなってきます。
    コツも掴んで、フライパンの壁面も有効利用。

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    焼き上がったら網の上に移しておきましょう。
    確かにサラミみたい。

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  4. 使い終わったフライパンを洗わず、トッピングのキャラメルバナナチップスへと駒を進めます。

    先ずはバターを溶かします。
    ここにてんさい糖とお水を加え、少し色付いて沸々と泡立つまで中火で加熱しましょう。
    予め粗く刻んでおいた胡桃とバナナチップス、そしてアーモンドを加えて素早く絡めます。
    オーブンシートの上にひろげ、冷ましておきましょう。

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  5. 更に、フライパンをそのまま使ってミックスベリーソース。
    イオンネットスーパーさんが届けてくださるミックスベリーは、他の冷凍フルーツと並び我が家の常備食材。
    しんなりするまで加熱するだけ。

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    これでトッピングも準備完了。

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    シリアルパンケーキと一緒に交互にジャーに重ねて出来上がり。
    粉糖などふると見た目も華やぐのかしら。

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トマト缶ベースの具沢山スープを添えましょう。
ゴーダチーズ、そして今年初めて挑戦した自家製オリーブの塩漬けをアクセントに。

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  1. 粗みじんにした2色の玉ねぎ、にんにく、人参、蓮根、ベーコン、そしてエルブ・ド・プロヴァンスを合わせ、オリーブオイルでじっくりと炒め合わせます。

  2. 控えめ量スープストックを注いでお塩を加え、根菜に7分通り火を通したらトマト缶と長芋を。
    隠し味にタマリンドペーストを極少量。

    オイスターソースやナンプラー等で味を整えたらスープジャーに盛り、さいの目に切ったゴーダチーズ、オリーブを添え黒胡椒を挽きます。

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お昼になると、散らしたゴーダチーズが程よく溶けて良い感じ。

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今朝の主食は、温泉卵を添えたとろろ蕎麦。
山葵はもちろんおろしたての真妻山葵です。

火曜日のお魚はしめ鯖。
アボカド・スライス玉ねぎを添えたいつもの組み合わせです。

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昨日主人と観た映画は、特に派手なシーンもないのですがじんわり後味の良い映画でした。
そして主人公の行動にクスっと賛同してしまう、うん、我ながら本当に良い日々の過ごし方をしていると自負致します。





今宵はプロテイン、そして明日は週の中日の日本酒ですよ。

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2022年11月28日

銀杏ご飯2022〜今年も藤九郎いただきました

有難いという言葉だけで済ませてしまうのがあまりに申し訳ない、我が家の晩秋の風物詩『藤九郎ぎんなん』
今年もお手間と愛情を存分に浴び、市場に到着するより早く我が家にやってきれくれました。

週明け月曜日、早速銀杏ご飯と致しましょう。
今年は赤酒を使ってほんのり色づいた銀杏ご飯、銀杏ご飯2022です。

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今年、藤九郎銀杏が我が家にやってきたのは先週の木曜日。
本来ならばお酒を控える木曜日ですが、箱からほのかに香る例の銀杏香、直結する粉吹き銀杏の映像。
もちろん飲みましたよ、主人が選んだ極上の日本酒を。

木・金曜日と連続で日本酒の肴にしても全く飽きない、粉吹き銀杏。
箱いっぱいだった銀杏が今朝は随分と慎ましやかな嵩に。
本来の使い道から完全に外れてしまった我が家のにんにく絞りも1年ぶりの登場です。

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その使い勝手の良さに我が家のレギュラーメンバーとなりました、九州の『赤酒』
ほんのり色づく銀杏ご飯もまた最高に美味しいものです。

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お弁当用には、さっと炙った畳いわしを伴って。
ふるさと納税の返礼品として頂いた黒潮海苔店の海苔でパリッと装います。

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にんにく絞り器で銀杏の殻にひびを入れます。
銀杏の向きにちょっとコツがあって、銀杏のスジに垂直に圧をかけると気持ちの良い音と共にパキッと割れます。

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殻を丁寧にむいたら、少量のお水にお塩をひとつまみ。
煮立てたところに殻を剥いた銀杏を加え、そっとお玉の背で転がしながら薄皮を剥きましょう。

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赤酒・白だし醤油・お塩を足してお水をお米と同量計量します。
十分に吸水させたお米をしっかり水切りしてからお水と合わせ、銀杏をたっぷり散らしましょう。

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強火でしっかり煮立てたらザッとひと混ぜ、後はぴったりと蓋をして弱火で10分。
蒸らし終わった後のふわり立ち上がる銀杏香、赤酒と銀杏ご飯は特別な相性だと思うのです。

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委さんのお茶碗の欠け、金継ぎに出さなきゃと思いつつイメージが変わるのが怖くてなかなか。

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熱いうちに小ぶりな三角お結びにしましょう。
さっと直火で炙った畳いわしを適当に割り、握った銀杏ご飯と一緒に海苔で巻きます。

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昨日、近所のマックスバリュの産直野菜コーナーで小ぶりなカリフラワーが破格値で並んでおりました。
風味が流れないよう丸ごと茹でてから、シンプルに昆布風味のお浸しに。
茎部分はピクルスにしました。

春菊は土曜日、イオンネットスーパーさんに届けて頂いたもの。
こちらもシンプルに胡麻和えと致しましょう。

真っ赤な人参はきんぴらに。

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いよいよ来月の配達が今シーズン最後となりました、北八ヶ岳の農場『ゴールデングリーン』さんの旬野菜定期便。
コロンとした人参を前に、キャロットケーキにしようか煮物にしようか、兎に角皮ごとお料理するのが大前提とあれこれ頭をひねっておりました。

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そして行き着いたのはシンプルな金平。
皮つきのまま細切りにした人参を胡麻油で炒め、お酒・みりん・お醤油・昆布でシンプルな味付け。
成形のために切り落とした干しシイタケの端っこはゲスト出演。

仕上げに胡桃を加えるのが大のお気に入りです。

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真っ赤に漬かった赤カブの甘酢漬けを隙間埋めに。

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主食の銀杏ご飯がひと際輝いております。
お魚はちょっと甘めの鯖のみりん干し。
今朝のお味噌汁は根菜少な目な仕上がりでした。

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ヨーグルトに添えた柿がこぼれ落ちそう。





今宵はお酒を控えて玉露を楽しむ日。
主人が松風を2種手にして帰宅しましたよ。


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posted by しんさん at 14:01 | Comment(0) | TrackBack(0) | お弁当日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年11月25日

ダブルココナッツ・たっぷりチョコレート〜全粒粉テーブルロール

いつもなら木曜日に焼くパンですが、今週は金曜日に。

今週は水曜日が勤労感謝の日でお休みでしたからね。
祝日の夕方にパン生地の準備なんて、既に気分よく酔っぱらった状態ではとても出来ませんでしたもの。

お休み明け、翌日に金曜日を控えて浮き立つ昨日夕方。
いつものように賞味期限切れのノンアルコールビールで全粒粉生地を捏ねました。
今週のパンはココナッツの香りに溺れそうな、そしてチョコチップ溢れる全粒粉テーブルロールですよ。

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ふわりと香るココナッツ。
トッピングだけでなく、全粒粉生地にもたっぷりとココナッツチップスを混ぜ込みました。
そしてそれだけでは飽き足らず、バターの代わりにココナッツオイルを生地に加えてみましたよ。

そんなダブルココナッツ仕様の生地の上に、チョコチップをたっぷりと。

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今年の夏、カリフォルニアからやってきたおチビさんふたりに習ったアメリカンタイプのブラウニー。
事前に色々と揃えた材料のなかのひとつがこのチョコレートチップでした。

慣れない我が家のキッチンで一生懸命レシピを伝えてくれた彼らの思い出に浸りたくて、なかなか使えずにいたのだけれど、迫る賞味期限にそうも言ってはいられません。
生地から溢れるくらいたっぷり使ってお片付け。

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トッピングのココナッツチップスが焦げてしまうので、いつもより焼きは少々あまめ。

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それでもどうかしら、随分と、以前に比べればのお話ではありますが、少しずつ成形も様になってきたのではないかしら。
器量良しのパンとはとても言えないまでも、まぁらしく見える、とその程度。

そして賞味期限切れのノンアルコールビールも、ようやく最後の1パックとなりました。
主人の衝動買いにも本当に困ったもの。
そしていつまでこの賞味期限切れのビールをシレっと生地に混ぜるのか、我ながら興味深いところでもあります。

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◆材料(4つ分です)

  • 全粒粉強力粉 100g
  • ココナッツチップス 15g
  • スキムミルク 10g
  • てんさい糖 5g
  • インスタントドライイースト 1g

  • ノンアルコールビール 85g

  • お塩 1g
  • ココナッツオイル(湯せんで液状にして使用します) 10g


    ◆仕上げ、トッピング等用

  • 焼き菓子用のチョコレートチップ 適量
  • ココナッツチップス 適量
  • 水溶き卵黄 適量

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◆作り方

  1. 生地の準備は前日の夕方に済ませておきます。

    先ずは全粒粉強力粉・ココナッツチップス・スキムミルク・てんさい糖・インスタントドライイーストをビニール袋に合わせ、口をしっかり持って空気を含ませるように振り混ぜます。

    計量したノンアルコールビールに、この半量を加えてよく混ぜ合わせましょう。
    ここにお塩、湯せんで液状にしたココナツオイルを加え、その都度しっかりと混ぜ合わせます。
    半量残った粉類にこれを加え、ビニール袋を振り混ぜながら生地をひとつにまとめます。

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  2. 無理に捏ねたりしなくても、振り混ぜているうちになじんで自然とひとつにまとまります。
    まとまった生地をビニール袋越しに形を整えます。

    ビニール袋内の空気を抜いて端のほうで留め、ヨーグルトメーカーに移して40℃で1時間。
    微かにふわりとした生地。
    ビニール袋越しに手のひらで圧してガス抜きをします。

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    再度形を整え、ビニール袋内の空気を抜いて端のほうで留めます。
    保存容器に入れて蓋をし、ひと晩野菜室へ。

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  3. 今朝のスタートはここから。
    先ずは生地を野菜室から出して室温に戻しておきます。

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    落ち着いた生地をビニール袋から出し、手のひらで圧してガス抜きをして丸め直します。
    4分割し、断面を伸ばすようにしながらひとつひとつ丸め、ビニール袋に戻して15分間のベンチタイム。

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  4. 成形します。
    生地をラップで挟んで楕円にのばし、二等辺三角形をイメージして3辺を折り込みます。
    再度ラップで挟み、生地を均一の厚さになるようのばします。

    縦長になるよう生地をふたつに折り、両手で転がしながらしずく型に整えましょう。

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    生地がねじれないよう、再度ラップで挟んでのばします。
    そしてチョコレートチップをたっぷりと。

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  5. 幅のひろい方から、チョコチップがこぼれないよう巻いていきます。
    巻き終わりをしっかりと綴じ、綴じ目を下にして並べましょう。

    お水で湿らせたキッチンペーパーとラップをふわりとかけ、オーブンの発酵機能 40℃で45分間の最終発酵。

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  6. ふわりと膨らんだ生地に、そっと刷毛で水溶き卵黄をぬります。
    ココナッツチップスを散らし、予熱したオーブン庫内へ。

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    180〜160℃で12〜13分。
    最初は高温で、ココナッツチップスの焦げ具合を見ながら徐々に温度を下げていきます。

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    網の上で冷まして出来上がり。
    うん、随分と器量良く焼けるようになりました。

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いつものようにスープを添えましょう。
と思いましたら、あら、今日は主人の検診の日。
普段の出勤時間より早くお家を出て、近所の総合病院へ先日の検査結果を聞きに行くそうですよ。

想定外の時間変更に、スープからあっさりサラダへとメニューも変更。

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今年初めて実を付けたオリーブを塩漬けにしました。
ちょっとえぐみの残る仕上がりですが、食べられない程でなし。
試しに2つ3つ入れて、主人の感想を聞いてみましょう。

長芋に、ビーツや蕪、コリンキーのピクルス、ヒマワリの種、レーズン、蒸し大豆・・・
全部合わせてオリーブオイルとレモン汁、お塩と黒胡椒。

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検診から帰宅した主人が今、温かな、暑いくらいのリビングでお昼を食べています。
主人のリタイア後はこれが日常となるのでしょうね。

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金曜日の朝食は伊勢うどん、そしてトップバリュブランドのイワシの生姜煮。
今朝は主人の検診と言えども、朝食はOKなのでいつも通りの風景です。

ひとつ違うのは、慣れ親しんだトップバリュブランドのイワシの生姜煮が製造中止となってしまったようで。
代替品が今朝は食卓に。

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・・・あ、なかなか良いかも。




さ、ランチ中の主人に仲間入りしましょう。
検査の結果?
以前より改善していたそうですよ。
お医者さまにも褒められたとか。

食生活と質の良い睡眠って大切。
これでお酒が嫌いになれれば、ね。


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2022年11月24日

山葵とアボカドの稲荷寿司・はらんぼの利休煮

ふとカレンダーを見れば、今週は週末まで今日を含めてあと二日。
水曜日の祝日というのは良いものです。
昨晩12時過ぎまでワールドカップ観戦をしておりました主人は少々ツラそうですが。

今朝は久しぶりに『稲荷寿司』など拵えてみましたよ。

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甘辛お醤油味をふっくら煮含めた油揚げ、うっすら透けて見えるのはアボカドと山葵の醤油漬けです。

先日、主人が真妻山葵を取り寄せた際、茎と葉っぱ部分をお醤油漬けに致しました ☆彡

山葵とアボカドの相性は言うまでもないことですもの。
酢飯にクリーミィなアボカドをたっぷり、食感よろしく風味の存在感も顕著な山葵の醤油漬け、そしてしっとりふくよかな油揚げ。

山葵の葉と茎を洗いながら、行先は既に決まっておりました。
そう、稲荷寿司、と。

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山葵の醤油漬けは既にしっかり漬かっておりますし、油揚げはお休み前に既に味付けして冷蔵庫の中でスタンバイ。
こんな時間差料理が本当に好き。
そして無邪気に喜んでくれる主人のメッセージに、私もまた上機嫌なのです。

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炊き立てご飯に寿司酢(☆彡)を混ぜて。
アボカドはさいの目、山葵の葉と茎の醤油漬けは刻んでここに加えます。

ラップで小さなまん丸お結びさんにしてご飯の準備は完了。

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油揚げは既に準備完了 ☆彡
電子レンジを使うより、私は何かのついでに圧力鍋を使って油揚げを煮る方が気楽です。
しっかり開いてから油抜きをし、お水と調味料と合わせて圧力鍋で5分間。

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油揚げが破れないようそっと開いたら、丸めたご飯にそっと被せて裏返します。
そっと形を整えて出来上がり。

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先々週送られてきたカボチャ。
食べ飽きないうちに全部は使い切れないだろうと、早々に見極め面取りをして冷凍しておきました。

冷凍かぼちゃはちょっと食感に不満はあるものの、それでも無理に食べたり傷んだ姿を目の当たりにするよりは、私は断然冷凍をチョイス。
いつも通り、昆布を落し蓋に甘めに煮ました。
この昆布が好きなんだな。

そして安定的なカボチャの煮物と対照的、ちょっと挑戦的な『はらんぼの利休煮』です。

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鰹のはらんぼ。
鰹のお腹部分で『カツオのトロ』とも評される部位なのですが、鰹に慣れていな私には少々食べ辛い。

シンプルな塩焼きがいちばんだとは承知しておりますが、邪道だとも承知しておりますが、こってりお醤油風味で煮て仕上げにたっぷりの白胡麻、利休煮に挑戦してみました。





鰹の腹部分、と聞いて妙に納得してしまうこの形。

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先ずは面取りした人参と蓮根、ぶつ切りゴボウを、お水・赤酒・ほんのひとつまみのお塩と合わせて煮立てます。
蓋をして弱火で7〜8分、8分通り火を通しておきます。

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ここにぶつ切りにした鰹のはらんぼ、そしてたっぷりの千切り生姜。
お酒とお醤油、少量のお砂糖を加え、強〜中火で上下を返しながら加熱して水分をとばします。

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最後にみりんを足して艶を出し、火を消して白胡麻をたっぷり。

塩焼きよりはぐっと食べやすいのだけれど、それでもカツオらしさが残ります。
はらんぼ、絶大な存在感です。

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はらんぼの利休煮。
朝食べたものより、味がなじんだのかお弁当箱に詰めたものの方が食べやすい気が致しました。

馴染みのないものに容易に手を出してはいけません。
そう主人に言いたい、はらんぼは残りひと切れずつです。

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鰹のはらんぼに続く、今朝の主食はカツオの漬け丼。
豆板醤を少し加えた合わせ調味料に、ひと晩じっくりとカツオのたたきを漬け込みました。
粗くたたいた山芋に、たっぷりの千切り大葉、胡麻、そして卵黄。

・・・卵黄が惜しくも崩れた方は私の前に。

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主人の鰹好き、いえ、光物好きですね、中でも特に鰹が好きな主人。

最近は自分で買う、オンラインも含めて買ってしまってから申告する、または仕事帰りに買う、そんな技を身につけてしまってからはカツオの登場頻度急上昇中です。

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今日はお酒を飲まずに早く寝る、そう朝は言っておりました。

ですが職場で銀杏を頂いた、主人からのメッセージ。
鰹の漬けはまだ数切れ残っております。
はらんぼの利休煮もありますよ。

さ、どうなることでしょう。


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posted by しんさん at 14:18 | Comment(0) | TrackBack(0) | お弁当日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする