2022年10月25日

厚切りさつまいもの芋納豆〜発酵小豆のとろとろ水ようかん風

最近、主人とふたりでゆっくりとお茶を楽しむ日を努めて設けております。

週末の飲み過ぎ明けの月曜日。
何となく惰性でその日の夜も日本酒、とこれが常だったのですが、これでは良くないとふたりで一念発起。
抜群のタイミングで使いやすそうな急須を見つけたこともあり、月曜日の夜はゆっくりお茶を楽しむことと致しました。

お茶を楽しむには茶菓子が必要です。
ちょうど1本あったサツマイモで、芋納豆など拵えてみましたよ。

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甘い蜜をしっかりと煮含めた厚切りにサツマイモに、たっぷりのグラニュー糖。
普段は使わない上白糖をしっかりと使ったサツマイモも、たまになら良いのではないかしら。

そして前述の『抜群のタイミングで見つけた急須』が煎茶堂東京さんのこの透明急須。
100t分、一人分のお茶が気楽に淹れられる透明の急須は、樹脂製で雑な扱いにも耐えてくれる優れもの。

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月曜日の夜、お猪口を持つ代わりにこの透明急須でお茶の飲み比べを楽しんでおります。

入れ物も素敵でお洒落な煎茶堂東京さんのオリジナル茶葉・・・
の傍らで、お洒落とは言い難い京都柳桜園さんの玉露を淹れます。

いつも朝食の際に主人が淹れてくれるほうじ茶でお世話になっております柳桜園茶舗さん。
夏、俵屋さんにお邪魔する際は必ず寄り道してこちらに寄ります。
お買い物の際に出していただく水出し玉露が美味しくて、今年はこちらも一袋。

京都 伊藤柳桜園茶舗さんの水出し玉露『高瀬川』
東京のお洒落なお茶を物ともしない圧巻の美味しさでした。
主人はこの高瀬川を昨晩口にし、折角申し込んだ煎茶堂東京さんのサブスクをお断りしたそうです、いちどもまだ届いていないうちから。

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さて。
なかなかスリリングなお茶を楽しんだ後、しっとり糖蜜を含んだまるで芋羊羹のような芋納豆はお昼のデザートに。
冷凍した『発酵小豆』に極少量の葛粉を足し、とろとろの水ようかん風に仕上げた上にトッピングの芋納豆。
おまけに、ちょうど食べ頃に追熟した洋梨を、サツマイモを煮た糖蜜でさっと煮てコンポート風に。

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週にいちどのお茶が、我が家にまた新しい楽しみをもたらしてくれたようです。






◆芋納豆の作り方・材料

  • サツマイモ1本 皮つきで470g
  • 上白糖 200g
  • 蜂蜜 40g
  • グラニュー糖 適量


  1. サツマイモを綺麗に洗い、皮つきのまま厚めの輪切りにします。
    さっとお水に晒したら、重ならないようお鍋に並べましょう。

    保存容器としてだけでなく、お鍋としても大活躍の野田琺瑯。
    この類のお料理には本当に重宝致します。

  2. 分量の上白糖から大さじ2ほどをとって1のお芋の上に散らし、お水をひたひたに注ぎましょう。

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    中〜弱火にかけ、断面が黄色っぽくなる程度、ややまだかたいかな?程度に火を通してザルにとります。

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  3. この後、空いた琺瑯容器をいちど綺麗に洗いましょう。
    横着してそのまま使ったら、サツマイモのアクが側面について高揚感が下がりましたので。

    残りのお砂糖・蜂蜜・お水745gを合わせ、2/3程度になるまで中火で煮詰めます。
    少しとろりとしてきたら、重ならないようお芋を並べます。
    落し蓋をして弱火で10分、火を止めてそのまま冷まします。

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  4. 冷めたら、重ならないようお芋をザルに並べます。
    熱湯を回しかけて表面の蜜を落としたら、表面が少し乾くまで少しおきましょう。

    お芋を煮た糖蜜は別容器に移してとっておきましょう。
    何かと重宝致しますので。

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    ビニール袋にグラニュー糖入れ、表面が少し乾いたお芋をひとつ、ふたつずつ入れて全体にたっぷりまぶします。

    網に並べて半日ほど室内で乾かしたら、もう一度グラニュー糖をまぶして乾かします。

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    これで出来上がり。
    保存容器に入れて保存しますが、グラニュー糖が溶けるので食べるその都度グラニュー糖をまぶすと見た目で高揚感アップ。

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昨晩はお茶のお供として楽しんだ芋納豆。
今日は発酵小豆餡(☆彡)と合わせてお昼のデザートに。

  1. 冷凍してあった発酵小豆餡(☆彡)は、前日のうちに冷蔵庫に移して自然解凍しておきました。
    芋納豆を煮た糖蜜も早速使います。

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    ・発酵小豆餡 130g
    ・糖蜜 100g
    ・葛粉 15g
    ・お水 80g

    以上をお鍋に合わせ、バーミックスで滑らかに撹拌しましょう。

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  2. 1を中〜弱火にかけ、絶えず混ぜながらとろりとするまで加熱します。
    火からおろして更にしばらく混ぜたて艶やかになったら、容器に流し入れましょう。

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    室温においてそのまま冷ましておきます。

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  3. 糖蜜で洋梨をさっと煮ます。
    洋梨は追熟が完了して美味しく食べられるもの。
    ひと口大に切ってひたひたの糖蜜と合わせ、中〜弱火でゆっくり煮立たせたらすぐに火を止めます。
    それだけ。
    そのまま冷まして出来上がり。

    芋納豆を1/4にカットして更にグラニュー糖をまぶせば準備は完了。

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    とろとろ水ようかんの上にトッピング。
    少し残った発酵小豆餡も一緒に。
    私にしては少々甘さが過ぎましたが、うん、これはこれで美味しい。

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    月曜日のお茶会。
    初回の先週は、岐阜の老舗和菓子屋さん『松花堂』さんの栗菓子で。
    キッチンカウンターで繰り広げられる、気楽でありながら熱いお茶会なのです。

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作り置き料理として、たたきごぼうを拵えました。
それを少しだけ残してお昼のゴボウサラダに。

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以前はゴボウを蒸すのに圧力鍋を使っておりましたが、火が入り過ぎてしまうので最近はストウブを使います。

  1. ストウブの大きさに合わせてゴボウを切り、少量のお水・お酢・ひとつまみのお塩を加えてます。
    ぴったりと蓋をして10分強(お水がなくならないよう気を付けて)蒸したら、10分弱蒸らします。

    キッチンペーパーの上に出し、包丁の腹を押し当てて繊維を崩したら、食べやすい大きさに切ります。
    更に爪楊枝を使って縦に裂きましょう。

  2. 胡桃と胡麻を予熱なしのオーブン 160℃で10分ローストしてすり鉢に移します。
    程よく擂ったら、サツマイモの糖蜜・お醤油・白味噌・お酢を加えてよく混ぜましょう。

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    1のゴボウを加えて丁寧に和えれば、たたきごぼうの出来上がり。

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  3. 少し残したゴボウを爪楊枝で更に縦に裂いたら、お塩をふってしんなりさせた千切り人参・アボカド・お水に晒してしっかり水気を絞った紫玉ねぎのスライス等々、加えて和えればゴボウサラダの出来上がり。

    ビーツのピクルスらと一緒に詰めます。

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今朝の主食は、あかもくと温泉卵を添えたお蕎麦です。
そろそろ温かいお蕎麦が嬉しい季節となりました。

お魚はしめ鯖。
いつものアボカド・スライス玉ねぎ・胡麻油の組み合わせ。

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随分と長らく追熟させておりました洋梨が最高に美味しくなりました。
そして追熟具合が分かるようになった頃には最後の1個。
また来年。




さ、こまごまとした家事を済ませたら、今日は年にいちどの子宮がん検診へ。
たまのお出掛けが検診と美容便だけ、そろそろこんな生活から抜け出す頃でしょうか。

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posted by しんさん at 13:56 | Comment(0) | TrackBack(0) | お弁当、だけどおやつにも | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする