毎週木曜日にパンを焼くのが我が家の週間ルーティーンです。
全粒粉強力粉100gを基準に、時には豆乳ヨーグルトのホエーだったり、ここ最近は賞味期限切れのノンアルコールビールだったりで生地を捏ねます。
前日の夕方にポリ袋で生地を捏ね、翌朝木曜日に焼き上げるオーバーナイト発酵の全粒粉パンがいつものスタイル。
今週はコロンッとした佇まい愛らしいこちらのパンです。
強力粉100gを使用すると、大体パンが4つ焼き上がります。
当日のお昼にふたつを食べたら残りは冷凍。
週末に解凍して軽く焼き直し、主人が淹れてくれるコーヒーと共に軽い朝食とするのが常です。
先日解凍したカレーパン、日付を見ると随分寝かせたものと我ながら驚きました。
ですがそのカレーパンがあまりに美味しかったので、久しぶりにカレーパンなど焼いてみる気分になった、という訳です。
が、あれ?備蓄棚から発掘されたのは、賞味期限が切れた資生堂パーラーのレトルトカレーがふたつ。
しかもひとつはカレーでなくハヤシビーフ。
と、いう訳で、今週のパンはちょっと贅沢とも言える『資生堂パーラーのハヤシビーフ全粒粉パン』と相成りました。
賞味期限切れのノンアルコールビールで捏ねた全粒粉生地の中には、粗くつぶした大豆と一緒に言わずと知れた伝統的な資生堂パーラーさんのハヤシビーフがたっぷり。
贅沢とも言えるでしょうが、少々罰当たりな気がしないでもない。
先日解凍したカレーパンは実に上出来でした。
過去の成功に気を良くしたのでしょうね。
同じように成形出来ると駒を進めたところ、フィリングが上手く包めずケースを利用することに。
見栄えする画像を冒頭に持ってきた、というだけのお話でした。
ですが賞味期限切れメンバーがふたつ含まれているとは言え、美味しいことに変わりはないのです。
◆材料(4つ分)
- 全粒粉強力粉 100g
- スキムミルク 10g
- てんさい糖 5g
- インスタントドライイースト 1g
- アジョワンシード 1g
- ノンアルコールビール 80g
- お塩 1g
- オリーブオイル 10g
◆フィリングその他 - ハヤシビーフ 適量
- 蒸し大豆 適量
- パン粉 適量
- オリーブオイル 適量
- 水溶き卵黄 適量
◆作り方
- 生地の準備は前日の夕方に済ませておきます。
全粒粉強力粉・スキムミルク・てんさい糖・インスタントドライイースト・アジョワンシードをビニール袋に合わせ、口をしっかり持って空気を含ませるように振り混ぜます。
計量したノンアルコールビールに、この半量を加えてよく混ぜ合わせます。
ここにお塩・オリーブオイルも順に加え、その都度しっかりと混ぜ合わせましょう。 - 半量残した生地に1を加えます。
ビニール袋を振りながら、自然に生地がひとつにまとまるようなじませます。
生地がまとまったらビニール袋内の空気を抜いて端のほうで留めます。
ヨーグルトメーカーに入れ、40℃で1時間発酵を促しましょう。
少しふっくらとした温かな生地をヨーグルトメーカーから取り出します。 - ビニール袋越しに手のひらで圧をかけてガス抜きをし、再度形を整えてビニール袋内の空気を抜いて端のほうで留めます。
保存容器に入れてしっかりと蓋をし、ひと晩ゆっくりと野菜室で発酵させましょう。 - ひと晩野菜室で過ごした今朝の生地です。
先ずは早めに野菜室から出して室温の戻してあげたら、ビニール袋越しに再度ガス抜きをしましょう。
ここでようやくビニール袋から出して形を整え、包丁で4等分します。
生地をのばすようにしながらそれぞれを丸め直し、ビニール袋に戻して15分間のベンチタイム。 - ベンチタイムの間にフィリングの準備をします。
蒸し大豆をフォークで粗くつぶします。
湯せんで軽く温めたハヤシビーフをここに加えて混ぜておきましょう。 - ベンチタイムが終了したら成形へと進みます。
ラップに挟んで生地をのばし、生地の縁につかないよう5をたっぷり中央に。
生地を対角線上に合わせながらしっかりフィリングを閉じ込め、綴じ目を下にケースに収めます。
お水で湿らせたキッチンペーパーとラップをふわりとかけ、オーブンの発酵機能 40度で45分間の最終発酵を促します。 - 小鍋にパン粉と極少量のオリーブオイルを合わせ、軽く加熱しながらオリーブオイルをパン粉になじませます。
焼き色をつける必要はありません。
オリーブオイルがパン粉全体になじめばOK
水溶き卵黄を刷毛で表面にぬり、パン粉を散らして予熱したオーブンへ。
設定温度を190度にして12分。
賞味期限切れとは言え、資生堂パーラーと聞けば我々世代は心が躍るのです。
たっぷりキャベツのクラムチャウダー風スープを添えましょう。
ストウブでじっくり焼いた大ぶりなキャベツにたっぷりのアサリ、そしてオーツミルク。
ストウブでじっくり焼いた大ぶりなキャベツにたっぷりのアサリ、そしてオーツミルク。
秋も深まるとやはりスープに和むのです。
- 芯を残してくし形に切ったキャベツをオリーブオイルでじっくり蒸し焼きにします。
人参も一緒に。 - 1にスープストックを注ぎ、小ぶりに切った里芋も加えます。
やわらかくなるまで蓋をしてコトコト。 - 冷凍あさりを加え、オーツミルクも加えてひと煮たち。
お塩・オイスターソース・極少量のナンプラーで味付けをし、最後に黒胡椒を挽いて出来上がり。
ニキビの薬、忘れずに飲んでね。
とにかく鰹が好きな主人。
朝食の干物を取り寄せる際、先日見慣れぬこんなものを一緒に購入しました。
これね、『鰹のはらんぼ』と呼ばれる部位を塩干しにしたもの。
鮭で言えば『はらみ』の部分ってことかしら。
主人は相当期待していたようですが、どうも海なし県の我々にはなかなかなじみ辛い味。
なので考えた結果の竜田揚げにしてみました。
食べやすく切った鰹はらんぼを、お醤油・お酒・みりん・お酢・たっぷりのおろし生姜を合わせた中に漬け込みます。
もともと塩味がしっかり効いているので、お塩は省略、お醤油は控えめ。
30分ほどしっかり漬け込んだら水気を軽く切って米粉をまぶし、太白胡麻油でカリッとするまで揚げるだけ。
もともと塩味がしっかり効いているので、お塩は省略、お醤油は控えめ。
30分ほどしっかり漬け込んだら水気を軽く切って米粉をまぶし、太白胡麻油でカリッとするまで揚げるだけ。
そのまま焼いて食べるよりはぐっと食べやすくなりました。
間違いなく日本酒、しかも昔ながらの昭和な日本酒に合う味です。
残ったハヤシビーフを温泉卵と合わせて小さなハヤシビーフ丼に。
そして鰹はらんぼの竜田揚げ。
いくら何でも、ハヤシビーフに珍味的存在なはらんぼは合わせ辛い。
だからと無理無理竜田揚げにしてはみましたが、この解決策もいかがなものかと今となっては思います。
だからと無理無理竜田揚げにしてはみましたが、この解決策もいかがなものかと今となっては思います。
主人が三角食べ反対派で良かった。
そして残しておいた竜田揚げは、当初の予定通り今宵昭和なお酒に合わせましょう。
5時からの宴会に向けてやり残した家事を片付けます。
5時からの宴会に向けてやり残した家事を片付けます。